ゲームについて
オリジナル版は2010年、本リメイク版は2021年にスクウェア・エニックスより発売された、ディレクター横尾太郎氏による、アクションRPGです。
きっかけ
前から存在は知っていて、サントラだけは買って、プレイしたことないのに音楽だけ聞いているという謎の状態でした。この度、ニーアの音楽を演奏するオーケストラに参加させていただけることになり、そしてタイミングよくセールもされていたため、この機会にプレイしてみようと思い購入。
感想
23時間程度でEエンドまでクリア!
全体(ストーリー)
前情報として辛めの話だというのは覚悟していたので、むしろ思っていたよりも優しい話だなと感じました。いや別に展開は優しくないし、これはかなりレプリカントよりの視点で物語を捉えており、ゲシュタルト(元人間)側からみたらかなり救いのない話だとは思います。ただ、主人公が仲間や関わる人々に与えた純粋な気持ちと、それを受け取った周りの人々がその思いを返してくれるという構図は、信頼や愛は伝播するんだということを感じさせ、辛い世界ながらもそこに温かみを感じることができました。まあ、負の感情も伝播する様子もしっかり描かれているのですが...てっきりもっと、周りの人々からの信頼は得られず、一人で頑張った挙句、何もかも上手くいかずに終わってしまいました、って方向に行くかと思ってたので...ああ〜魔王のニーアに着目するとわりとそういう話になる...自覚してるよりも、自分はかなりレプリカント側の視点に寄ってるなぁ...
下記、思ったことをちょっとだけトピック別に。
・フラットな視点で見ることの難しさ
作中の物語で強く感じたのは、同じ行為でも、立場が違うと意味が変わってしまうということです。ヨナを救う、ヨナにいい思いをさせてやりたい、という気持ちは、作中主人公のレプリカントニーアも、ゲシュタルトニーア(魔王)も、全く同じもので、そこに違いも優劣もありません。
二週目から、マモノ側の声が聞こえるようになり、薄々実感してはいたものの、かなり気の毒なことをこちらがやらかしていたことが判明します。マモノ側に、かなり申し訳ない気持ちになり、主人公側もなかなか話聞かないし悪いやつやなーと思ったりもしました。しかし、ふと、一方的な被害者、加害者の構図で見るのは良くないな、と思い当たりました。マモノ側の声がわかり、我々が一方的な思い込みで殺害した、完全な被害者であるマモノもたくさんいることがわかったからと言って、そして、マモノ側の暴力に、実は時には(ある意味)正当な理由(一方的な暴力ではなく、報復など)や意味があったとしても、これまでニーアや他レプリカントたちがマモノたちに受けてきた傷は変わりません。もちろん、これはお互い様の話であり、マモノ側も全く同じで、レプリカント側からの虐殺で受けた傷は、レプリカントが受けた傷という理由があっても、全てが正当化されるわけではない。それに、マモノの暴力は、病によるものも多く、自分の意思でやったことではないことも多くあると思います。でもこれもまた同じ話に立ち返り、やりたくてやったことじゃないなら許されるのか、という堂々巡りになり....まあ、このゲームではレプリカントは完全に生み出された存在であり、その点については完全な被害者と言えるかもかもしれません。ただ、こうやって、暴力にどんな意味があっても、受けた傷は変わらないって思ってしまうことこそ、戦争が終わらない理由なのかも、と思いました。人間は、生きているだけで誰かに迷惑をかけている存在であり、それを互いに許すことが大事なのかもしれないですね。なので、作中で主人公が、これまでの行為を全く気にせずに、カイネやエミールを受け入れたことは、救いだなあと思いました。だからこそ、主人公がマモノを、魔王を全く受け入れなかったことが悲しくなります。しかし、世の中にはどう頑張っても両立できないことってあるものなので、そこは、信念を通すしかなかったのかな... 似たようなことで、カイネが、「もう手遅れなんだよ、私達(自分とテュラン)は。今更引き返すことはできない」というところがあり、互いを許し合うという理想の世界はあるけれども、現実はそう上手くはいかない。村人を大勢殺したマモノを主人公は許せないし、罪のないマモノを主人公やカイネは大勢殺してきたし、デボルを殺されたポポルさんと仲直りはできないし。そんな中でできることは、自分の信念を貫き、今できることを探すことだけなんだ、という作中哲学みたいなのを感じました。
どうしてもどちらかが被害者みたいな対立構造で物事を捉えがちですが、ゲシュタルトもレプリカントも、全員が加害者ではないし、逆に全員が被害者でもないんですよね(レプリカントは一方的に生み出されたものであるというきっかけを除く)。作中では、マモノもレプリカントも、互いにレッテルを貼り、一人が悪いからって全体を悪く見てしまっているところがあるかなと思います。そこが、いろいろと考えさせられるし、現実でも、ありとあらゆるものの間での争いというのは、ほとんど片方が完全に悪いといいきれるものは少なく、複雑に絡み合っていて、そしてどちらかが原因だ!と、いつまでも受けた傷にこだわっていては、争いは永遠に無くならないんだろうなと感じさせられました。
また、純粋なる悪意で動いていたものはほぼいなくて、例えばでかくて虐殺をしていたマモノも、そもそも病から自己が崩壊しているというのが発端で、他人を支配したり加虐することが生まれながらにして好きみたいなやつは(おそらくほぽ)いなかったのが印象的でした。物語の初めの人類も、マモノも、レプリカントも、お互いにただ生きたかっただけなんですよね。
・カイネとテュラン
個人的に、作中の登場人物の絡みの中で一番グッときたのは、カイネとテュランでした。二周目で急に出てきた上、作中でその人柄を知る機会も他メインキャラと比べると少ないテュランですが、描写が少ないながらも、カイネから受ける気持ちで変化していく様子はしっかり描かれており、最期の最期で、このままでいれば当初の目的である"乗っ取る"という自分の思い通りになるにも関わらず、自分ではなくカイネを優先したところは、辛いながらも、グッときてしまいました。
魔王の城での戦闘で、憎しみと怒りに染まるマモノに対して、お前(カイネ)と同じだ、俺の大好物だ!と喜ぶテュランに、「そっちも同じだろう」、「憎しみに、逃げ込んでいるだけだ。寂しくて苦しくて孤独だから、暴力で自分を誤魔化しているだけだ」とカイネ。俺はそんなんじゃねえ、と認めようとしないテュランに対し、しかしカイネは「いいんだ」「私もそうだから」と言います。このセリフが個人的には印象的で。カイネは、テュランに対し、テュランがそういう自分を誤魔化している、健全とは言い難い状態であることを指摘しつつも、それを直せとか、認めろとか、孤独を受け入れろとか、間違っているとか、そういうことは一切言わず、ただ「いいんだ」と、その存在を受け入れ、私も同じだ、とただ寄り添ってくれます。私は、カイネは、ニーアに赦された…すなわち、自分自身を、行為ではなく存在のレベルで受け入れてもらえたことで、それを自分にも、そしてテュランにもすることができたんじゃないかな、と思いました。カイネが主人公にもらったものを、テュランにあげたんじゃないかなと。そして、それを受け取ったテュランもまた、それをカイネに還したのかな~とか。赦しは、無償の愛とも近い気がするんですよね。魔王との戦いで、自分の剣の使い道を、主人公の刃となることに見出したカイネの中に流れた「ただ白く光るさらさらと流れる波」や、テュランが最後、自分の存在が消えることも厭わず、カイネの救いを主人公に求める様子には、それ(無償の愛)を感じました。(カイネを助けようとする理由を聞かれて、多分お前と同じだと言いますしね)
・エンディングについて
それぞれの印象について書く前に、全エンドに共通する、"魔王を倒すことによる人類の滅亡"、あと"ヨナの寿命"について考えたことをつらつらと..
主人公の行動の結果、将来的に人類は滅亡するというのは、プレイ時にはわからず、資料集を見て知ってびっくりしました。少なくとも主人公は、明確に、自分の行為がそれをもたらすことを自覚はしてなさそうですよね。なんとなく、世界の意に反していることは自覚してそうですが。なんというか、世界を滅ぼすことを自覚してやるのと、自覚しないでやるのでは、結果は同じでも、受ける印象がだいぶ違うなと思いました。
また、エンド後、将来的に人類が滅ぶということを知った時、最初はええ〜BADじゃん!と思ったのですが、主人公たちだけに着目して考えてみると、別に自分たちの直接関わらない時代がどうなっていようと、なにも変わらないんですよね。それに、自分のやったことが、将来何をもたらすかなんてわからないですよね。特に現実世界では絶対にわからない....(例えば、もしかしたら今の生活が将来の環境破壊を誘発してるかもしれないし、してないかもしれない)なので、主人公の行為は、一人の命と引き換えに世界を犠牲にした、っていう印象はあまりなくて、ただ自分のできることをやった、って感じでした。人類が滅ぶという結末も、最終的には、悲しいというよりも、自然淘汰の結果みたいな、そんな感じで受け止めています。
また、ヨナの寿命について、資料集を読んだら、短命は結局免れないことが分かり、そこでもしょんぼりしましたが、これは、BADというよりも、仕方ないことかなあと私は感じました。人間、誰でもいつかは死ぬわけで、それがただ早いか遅いかの違いだなと。現実でも病気で亡くなる方は沢山いますし。まあ、これはかなーりドライな見方ではあり、自分の身内に対してもそう思えるのか?と言われると、やはり理屈では理解しても感情が追いつかないところはありますよね...そういう点では、私はヨナちゃんの死について、あまり自分ごととは捉えられなかったのかもしれないな。また、この、将来的には割とすぐヨナを失うということを、エンド後の主人公が受け入れられなかったら、個人的にはBADエンドになるなと感じました。作中、いい意味でも悪い意味でも、ヨナの病気や、ヨナの生死について、そのまま諦めず、言って仕舞えば受け入れずに何か方法があるはず、とずっと探し回っていたわけで...個人的には、物語の中で、そういう死を乗り越えられるように主人公が成長した感はあまり感じなかったので、若干不安です。共依存気味でもある気がするので、自分の生きる意味も見失わないかも不安。これに関しては、ロボット山の弟が悪い意味でいい例だと思います。兄の死を永遠に受け入れられず、自罰的になり、そして責任転嫁をし、それに生きる意味を見出してしまっているので...
ただ、主人公はカイネとエミールに生きる意味を与えてくれた存在なので、カイネとエミールがまた彼に生きる意味を与えてくれたら大丈夫かなという気はしますね。
・Aエンド
初めてクリアしたときは、魔王に気の毒だなとは思いつつも、ヨナは取りかえせたのでそこは素直に良かったな~と思って終わりました。今振り返ると、このあとカイネは一人できっと自ら命を断ちそうな感じがする、かわいそう。エミールは…どうなんでしょう?このエンドでは描写されていないだけで生きているのかな?
・Bエンド
Aエンドと起きたことは変わらず、別視点が足されるエンド。ここで、ヨナに、辛い思いしかさせてやれなかった、救うことができなかったとこぼすゲシュタルトニーアがつらい。でも最後に、ヨナが、「おにいちゃん、ずっといっしょにいてくれて、ありがとう」というのが、ああ、ヨナはいい子だなあと…おにいちゃんがなにをしてくれたとしても、そばにいてくれただけで、ありがとうと言えるのは、他人に、その人の行為に対してではなく、存在レベルで感謝できているので、見習いたいなあ。辛い思いばかりだったのは本当かもしれないけど、おにいちゃんがそばにいてくれたことが嬉しかったのも本当で、それは、辛かったことで打ち消されるものではないんですよね。プレイ中はあまり実感していなかったんですが、こうやって感想を書いていると、ゲシュタルトニーアが可哀想で仕方なくなってきました。
・Cエンド
カイネを殺すエンド。個人的には、Dエンドよりもこの切なさがちょっと好きだったりします...テュランがカイネの最後の言葉を伝えるところとか...
・Dエンド
自分の存在をセーブデータごと消すエンド。セーブデータを消すというのは、実は結構前に何かの折にそういうゲームがあるっていう話を聞いたことがあったので、あまり驚きはなかったのですが、実際にやられるとなんかおお〜って感動しました。
・Eエンド
小説だったものをリメイクで追加されたそうで。個人的には、Dエンドを終えた後の喪失感が結構好きだったので、結構簡単にカムバックできるんだ、ってちょっとだけ拍子抜けしちゃいました笑なかった方が、個人的には美しくはあったかな〜、シロちゃんが出てくるところもちょっとファンサ感あった...いやもちろん嬉しかったけど。カイネのありがとうに対するシロちゃんのリアクションにもめちゃグッときたけど。(ちょろい)でも、最後に一つくらいはいい思いしたっていいでしょ?とも思うので、これはこれでアリだし、演出もアツくてよかった。オリジナル版プレイした人へのご褒美なのかもな、とも感じました。ただ、テュランの出番がなかったのだけが寂しいっす!!!!!!!和解した後の二人のコンビをカイネ視点でプレイしたかったよォー!!
私達の旅は、無意味だったのかもしれない。僕たちの過去は、間違っていたのかもしれない。でも、後戻りはしない。たとえ、この世界が終わるとしても。ここは、大切な人がいる世界だから。という最後の台詞が、印象的でした。意味があるとかないとか、正しいとか間違っているとかって、人間が勝手に自分の価値観でそう意味づけするだけなんですよね。人生は選択の連続であり、人は何かを選ぶしかない。後戻りはできない。そして、選んだ自分を信じるしかないんです。過去の選択について後悔したり意味を求めるよりも、ただ、大切な人が目の前にいてくれて、幸せを分かち合えることがいちばん大事なのかもしれないですね。
・ゲーム的なところ
全ての行動を言葉で修飾して強化するというのは、なかなか独特なセンスで面白いなと思いました。
ただ、周回は正直ちょっと大変でした笑作中、周回することの物語的な意味付けがあったら、もっとよかったかな。シロちゃんが、二回目となると色々あるのだって言ってましたけど、多分これはただのメタ発言な気がする...もし何か見逃してたら申し訳ないですが...
あと、おっさんニーア版もやってみたかったなあ。シロちゃんとの掛け合いの雰囲気とかめちゃ良さそう。
音楽
オリジナル版のサントラを買ったのが調べてみたら2012年だったので、12年ごしにプレイしたことになりますね。昔聞いたときにはどんな世界なんだろうって想像していたんですが、実際にプレイしてこんなだったんだ~って謎に答え合わせみたいな気持ちでやってました。やっぱりいいですねえ。イニシエノウタは戦闘曲になるのが悲しいけどテンション上がったし、魔王の曲は最序盤の新宿シーンでは救いがないBGMだなあって印象が残っていて、最後の魔王戦ではオルゴールに変化していくのがアア・・・・・・・・って感じだったし、キャラのテーマが色々雰囲気を変えて流れるのも良かった。
個人的に一番好きなのは、実は15Nightmaresアレンジの魔王 - Crying Yonah Versionだったりします…15Nightmaresアレンジ全体的に好き。
グラフィック
私は廃墟が大好物なので、作中のロケーションは大変美味しくいただきました。全体的にずっと光が刺しているので(夜が来ないらしい)、廃墟に刺す光成分もたくさん味わえて最高でした。
キャラ雑感
主人公
レプリカントニーアはとにかくヨナだけしか見えてない印象だった。少年期も青年期も、愚直さが魅力であり、危うさでもあるキャラクターでしたね。
ゲシュタルトニーアは、ただただ気の毒だったな…
白の書(シロちゃん)
萌えの宝庫。最初偉そうだったのにどんどんいいやつになってきて最高だった。口うるさいの可愛すぎる。主人公の、特に少年期の素直さ、純粋さ、(例えば、シロちゃんが「いつか自分が消えてなくなることがあるとしたら…」に対して、「そんな縁起でもないこと言わないでよ、そもそも紙なんだからそんなときは来ないよ!って言ったときなど)失うことを知らない、まだ大切なものを失っていない、自分がすでに諦めた希望をまだ持っている様子に対してシロちゃんが向ける、少しの憐憫や憧れみたいな気持ちと、どうにもならない理不尽な現実に対して、駄々をこねる子供をあやす親みたいな様子が、好きでした。
また、青年期になって丸くなったシロちゃんにすごいグッときました。一方で主人公はお人好しさは残っているものの結構擦れており、昔と態度が少し逆になっているのもまた美味しかったですね。
ヨナ
レプリカントヨナちゃんは、日記で「役立たずじゃないよね」って書いてあったところが苦しかった。あと、もう病気を治すのはいいから、一緒にいてほしいっていう願望が兄とすれ違っているのもなかなか寂しかった。エンド後は一緒にいてあげてほしい。
ゲシュタルトヨナちゃんは、最後自らの意志でレプリカントヨナちゃんに体をあげたのが偉すぎた。作中で、もしかしたら一番大人かもしれない。見ず知らず(レプリカントではあるけど、ヨナの認知的には全然知らない人だと思う)の人の気持ちを尊重して、自らを犠牲にできるなんてね…
カイネ
前からそのセクシーな見た目だけは存じ上げていたお方。イラストではお胸に目がいってましたが、実際にプレイすると、お尻と太ももが大変魅力的でしたね。特に太ももにこだわりを感じる。なんか途中から別ゲーですみませんがエスティニアンみたいだな...ってずっと思ってました。勝手に行動するところとか、口悪いけど冷たくはないところとか、励ます時素直にならず冗談いうところとか。
口の悪さで隠しきれない、ちらちらみえる優しさがグッとくるキャラクターでしたね。ときおり言ってくれる"ありがとう"が優しすぎて泣く。ヨナちゃんよりも二週目以降はずっとカイネがヒロイン感あった。なんならマモノの声を知る分むしろ主人公感すらあった。初めは色々諦めてる感じだったけど、魔王の城あたりやEエンドでは、世界の理なんてうるせ〜!しらね〜!!する態度が、主人公のが感染ったなって感じで良かった。
上述しましたが、テュランとのコンビが、特にラスト良かったな。私の好きなバディ成分が終盤一気にグワってきて致死量だった。
エミール
この子も、兵器化した後の見た目だけは知ってました。中身はとっても可愛くてびっくり。印象的だったのが、仮面の街で、昔の技術の話があったときに、夜は明かりがあったとか、鉄の箱で移動できた(電車ですね)とか言う話に対して、夜明るかったら寝れないし、鉄の箱で移動する用事もないし、ぼくは、今の世界で十分楽しいですよ!とエミールは言うんですね。他ゲー(FF14)で好きな台詞で、知的生命体は、往々にして、完全な幸福を求めようとする。この障壁を超えられることがあるとすれば、完全ではない幸福に、それでもひたむきになれることだ。というのがあるんですけど、実際、人間って、一度美味しい思いをすると、その上を求めるようになるんですよね。一回味わっちゃうと、元に戻るのはなかなか難しい。エミールのこのいい意味で高望みせず、今ある幸せを喜ぶ姿勢が、すごく眩しいなと個人的に思います。
まとめ
厳しくままならない世界の中のなかで足掻く主人公たち。そんな中でも、仲間たちとの心の交流によって、「受容」が伝播していく様子。そして、正義も悪もなく、皆ただ生きたかっただけであったというやるせなさ。これらが印象的なゲームでした。