感想置き場

いろいろと感想を残します

BUSTAFELLOWSをクリアしました(ネタバレあり感想)

コンプ!楽しかった~!

友達に勧めてもらって、乙女ゲーだけど話が面白い!とのことでプレイしました。

私は人生で乙女ゲーをやったのは小学生のときの一度きりだったので、こう、キャラクターが明確に恋愛で迫ってくるのが新鮮でした笑

作品に出てくるご飯描写が妙にうまそうで、昔西海岸に住んでたのでメキシコ料理が結構出てきて懐かしかったです。でもニューシーグって東海岸の設定なんですよね、、はじめ、何にも情報を入れずに進めていたので、個別ルートに入ったことに全く気づきませんでした、、クロちゃんルートだったのでなおさら。初めからクロちゃんはちょっと好感度が高めなので、どこで分岐するんだろう?って思って攻略ちらっとみたらもう分岐してて笑っちゃった。街並みのイラストが綺麗だったなぁ。後このゲームは自己投影というよりはテウタも一人のキャラで、異なるカプを眺めて楽しむ楽しみ方ができました。

攻略順に感想

スケアクロウ

何も考えずに心理テストを選んだ結果はじめはクロちゃんルートでした。

いじられキャラで、シンプルに可愛かったな〜

テウタとの絡みがほんといい意味で若くてかわいい。一緒に歩みを進める感じ!特にSide:Bのキスで歯がガッちんこしちゃったところが真骨頂だったな笑あとは手紙を開けるシーンはクロちゃんと開けるのが一番微笑ましかったな。対等って感じが一番するカプだと思う。二人ともウブなの、かわいいねぇ

あとクロちゃんはかなり気遣える方、そしてその気遣い方が等身大、素直っていう感じが、応援したくなる印象でした。ドキドキするというよりは、ニコニコしながら見守りたいタイプのカプだった。

過去可哀想だったけど、終わった後振り返ると、パパ生きてるし結構恵まれてる(?)方だよね

エクストラエピソードのサンドイッチとハンバーグの話も素敵だったな。美味しいかどうかじゃなくて、その人のためを思ってしてくれたのが嬉しいんだよね。

 

◆モズ

二回目までは心理テスト攻略見ずにまた気の赴くままに選んでみるかーとやったところ、モズになった。

モズルートは、正直あまりドキドキやかわいい〜!はなくて、どちらかというと普通の洋ドラ事件もの見てるみたいな感覚でしたモズの空気の読めなさというか性格がなんか現実離れし過ぎてる感じがしたからかな..

感想書いてて気づきましたが、私は危うさがあるキャラを好きになる(まあ母性本能ですよね、、だからダメ男に引っかかる人がいるんだろうな)傾向があり、モズはすごくしっかりしていてそういうところがないから興味湧かなかったんだと思いました。

特に何も考えず進めたら初回はバッドになりました。永遠に戻り続けようとするテウタに対して、モズはかなり覚悟決まってるというか、信念が通ってる感じだったね。でも、個別ルートでもそれ以外でも途中途中のピンチシーンでは持ち前の冷静さが頼りになってカッコよかった。あと、Side:Aの終わりが完全にクリフハンガーでえ!?!ってなった。笑

 

◆ヘルベチカ

ここからは攻略見て順番選びました。シュウは友達の推しだったのと個人的にもこれは絶対にあかんやつ(いい意味で)という予感がしたので最後に取っておくことにして、リンボとヘルベチカだったら、ヘルベチカの方が興味ないっていうかタイプじゃなさそうな感じだったので、先にやっとくか〜ってノリで選びました。いやあ、どのキャラにも意外性のある面は用意されているだろうとは予測してましたけど、ヘルベチカが一番インパクト強くて、そのギャップに、なんか最推し!って感じではないんだけど、他のキャラにはないなんか特殊な感情を抱いてしまいました。笑

私は弱ってるシーンが大好き人間なので薬漬けにされたシーンはテンション爆上げでしたね!!!!!ここから特に彼が気になり始めました。普段あんなに傍若無人で飄々とした余裕のある態度なのにそれが粉々になってるの最高すぎましたね〜〜Side:Bの序盤のビデオ見るところもニコニコでした。かわいそうって可愛いんだわ、、

ヘルベチカの人物像は、自信があるように見えますが、自分に本当に自信がある人って、それをひけらかさないんですよね、だって自分で自分のこと認められているし、信じられているから。自信がない人ほど、他人にそれを開示して、他人に認められることで自分では認められない自分を認めてもらおうとしている気がします。どっちかというと、例えばモズの方が実際に自分に自信があるタイプだと思います。実際、Side:Bでも、アダムに対して僕がないものを持ってる、劣等感の塊だ、、と言ってました。他人は他人、自分は自分と切り分けずに、自分の価値を他人と比較することで考えています。伝えたいものを表現するのが外見、というセリフ好きなんですけど、よく考えたら、外見というものに対して、伝えたいっていう、相手がいる想定で認識してるんですよね。絶えず努力を続ける、向上心があるのは、裏を返すとずっと自分に不足を感じているからかもしれないですね。向上心がない人が嫌いだという話の時も、弱い自分が嫌いな気持ちがわかるとも言ってました。自分を、存在ではなく行為のレベルでしか認められていなくて、自身のなす行動が信念に沿ったものなのかを重要視している気がします。昔のことを思い出したあとは、なおさら、、、記憶と経験がその人を作るって言ってましたしね。なりたい自分になりたくて必死なんですね。だから、ルートの途中で、テウタが、らしくないと否定しなかったことや、Side:BDVDを見た時に、テウタが、過去が今のヘルベチカを作ったなら、この頃のヘルベチカにお礼を言わなくちゃ。頑張って生き抜いて、今のヘルベチカを作ってくれてありがとうって、と言ってくれたこととか、この辺りの、行為ではなく存在として認めてくれるような言葉に、すごく救われたんじゃないかなと思います。シュウは生きる意味という生き死にの点で危ういキャラな感じですが、ヘルベチカはアイデンティティの点で危ういキャラな感じですね。人は見た目が9割なんていうセリフはまんまアイデンティティを外見に依存していることを表している。

美意識が高いけど、これって自分が思う自分の美を追求するという面もあると思うけどどちらかというと人からみて美しいと思われることが大事と思ってるというか、とにかく色々基準が他人依存な感じがして、大丈夫かな?ってなる。たとえばシュウやモズは自分の中の正しさみたいなのがあって、それに従うことが一番重要で、他人からどう思われるかは二の次ってタイプだと思うんですよね。ヘルベチカは、ゴーイングマイウェイ感ある振る舞いをします。初対面なのに点数つけたり、自分の言いたいことばっかり話したり、電話切ったり。私、どうして電話途中で切っちゃうのか不思議で仕方なかったんだけど、他の方の感想ページを読んですごく納得するのがあって、それは、他人に拒絶されるのが嫌、っていう考察です。やりなおしたら、side:Bで思い切り言ってましたね。君に嫌われたら?っていう恐れ。まあ嫌われたくないなら、もっと媚び売る感じの振る舞いで電話も最後まで聞いてあげようよ感はなきにしもあらずですが笑でも媚びへつらうほど自分を捨てて他人からの評価で価値を感じてるわけではなくて、自分らしくある自分を、他人に評価されたいって感じですよね。

媚は売らないが自分で自分は認めきれないって、なんと難儀な性格なのか。笑Side:Bで彼女はみんなに愛されている。僕はこれまで必死で愛されようとして生きてきた。ってところからも、やはり他者との関係に重きを置いているのが分かりますね。

テウタはテウタで私のこと好きなの?ってなるし、ヘルベチカも僕のこと好きなんですかね、、ってなるsideBすが、互いに考える結果は同じなのにそこに至るまでのプロセスが逆なのが面白いですね。テウタは何も考えず自分ありのままで振る舞ってると、勝手に人に好かれるタイプ。ヘルベチカは、計算して人に好かれようとして好かれているタイプ。互いに、今までにない好きを抱いた相手に対して、振り向いて欲しいんだけど、どう振る舞えばいいのか、真逆の方向性でわからなくなった結果かな。

最後の、サウリ先生に、いつでも死ねたのに、なぜ生きている?どうして?ってのに対し、僕は僕の生きたいように生きていたいから、と返したヘルベチカ。他者に自身の価値を依存していたヘルベチカが、なりたい自分を、自分の意思で、自分が積み上げてきた名前を掴み取るエンドが光りますね。

テウタの、助けてもらったらそこまでしか行けない、でも、きっかけをくれたらもっと遠くまでいける、ってセリフも好きです。相手を真に思いやるということは、手取り足取りお世話してあげることではなくて、相手の自立を手助けすることなんだと思いますね。ヘルベチカの慈善事業じゃないっていうセリフや相手への向き合い方もこれですね。それぞれのルートでテウタが相手の価値観を代弁してくれるのいいですよね。

あと、心配する権利くらいあると思う!とか、風呂に突撃するのとか、プールにいるヘルベチカに話しかけるとか、ヘルベチカルートは結構踏み込むのが正解ですが、テウタはこうやってヘルベチカができないことをやってのけるから惹かれたんじゃないかなと思います。sideBで、大事だからこそ触れられないって言ってましたけど、ヘルベチカは踏み込めないタイプなんですねえ。テウタは傷ついてもいいって言ってくれましたね、、相手と真剣に向き合ういい子だ、、真の意味で相手を思いやるというのは耳障りのいいことを言うことではないんですよね〜。

テウタは、アナベルさんの記事を書いたのもよかったな。本人の思いをわかることは、頭を覗くことはできないので真の意味で理解することは生きている間もできませんが、話はできる。死んでしまったら、本当に聞くこともできない。できるのは伝えることだけなんですよね。

あとテウタの考え方で印象に残ったのは、sideBの、ヘルベチカの女の子と仲良くする本人のパーソナリティや価値観を否定したいわけではなく、自分の価値観をそこにあわせにいく努力はしつつも、でもそこで自分を消すのではなくやっぱり嫉妬してしまうという心情が、よくわかるというか、相手のことを尊重しつつも自分のことを蔑ろにしてない考え方で、テウタっぽいなとしっくりきました。ここの価値観のすり合わせが恋人だけじゃなくて人付き合い全てにおいて大事ですよね〜

他の方の感想で、ギャングは「同じであること」が仲間という意味になるが、リンボたちは価値観も違うし何もかも違うけど互いを認め合って相互扶助している関係で仲間であるってのがあって、だからマグダは引き戻そうとしたんだってのがあってなるほどなぁと思いました。そして、このマグダに対して、酷いことされたのに昔の仲間だから助けたいといえるヘルベチカはやっぱり他人が主軸なんですね。自分が主軸のモズやシュウは助けたくないと言い切る。リンボは結構他人が主軸タイプな気がするし実際にどっちでもないって言ってましたね。

マグダを助ける気持ちが、仲間だからってのは違う、ヘルベチカとして助けたいなら力を貸すっていうテウタの言葉もいいですよね〜。

エクストラエピソードでの内面描写は、かなり強がりで天邪鬼で、素直になれない人なんだというのがよく分かりました。嫉妬もしてます。弱さを人に出すのが嫌いなんですね。自分に自信がなくて向上心はあってなりたい自分になるよう努力してでも弱みは他人に見せないって、ヘルベチカは生きるのがかなり大変そうな気がします。笑テウタに弱みを見せられるようになれればいいですねえ。

ここまで、他人依存であることをなんとなく悪いことみたいに書いてきた感じがしますけど、でも結局人って、一人では生きていけないし、生きる意味もないと、私は思うんですよね。他者がいるから、初めて自分が生まれて、意味が生まれる。だから、つまるところどう頑張っても自分の価値は他者なしでは決まり得ないと思います。そういう意味では他者との関わりに真剣に向き合ってるヘルベチカは偉いと思います。

助けてもらえると思っている人間が嫌い。生まれ持った環境は平等に違い、強い人間は楽してるわけではなく、弱い人間はそれに甘えていてはいけない。こっち側で生きたいと思うなら、自分の力で変わらなきゃ。というセリフ(好き)からもよく分かりますが、なりたい自分になろうと必死に足掻く姿が魅力的な人でしたね。

こんなに書いてるけど、ちょいちょいおちょくってくるのムカつくし点数つけるのとか荷物重い方持たせようとしてくるのとか携帯いじるのとかデリカシーねえなって思うし、、自分勝手だなって思うし、、最推しではない、、はず、、なんですけど、、ムカつくのに考えるのやめられないって、客観的に見るとハマってるかんじがすごくしますね。笑

 

◆リンボ

リンボ自体にはあまりグッとは来なかった(デキ男過ぎて現実味(?)がなかった)んだけど、バッドエンドがちょっと最高だった‥‥愛する人に死なせる選択をさせて、しかも勇気が出ずに自殺しきれなかった(ここ人間味があっていいよね。決意があるからって簡単に死ねないよ)から殺されて、相手はもう失うものもなく、銃弾が切れるまで撃ち続けて、レイプ目で法廷に立ち、自身のアイデンティティである正義を見失う‥‥‥って、キャラクターのアイデンティティの手折り方が、、100点なんですよ。ひどすぎる(褒め言葉)

ルート入ってからのリンボ全然悪徳って感じしなかったな、、なんか一番常識人じゃないか?

このルートで印象的だったのは、選ぶしかない、選んだ自分を信じるしかないんだ、、っていうところ、細かいシチュ忘れちゃったけど、テウタが過去に戻れてたら、、、とか心配するシーンとかだった気がする、それに対して、過去に戻れたとして戻れなかったとしても同じで、何が正解か、正しいかなんてわからなくて、選ぶしかないし、信じるしかないんだって言ってたかな、確か。現実でもよく後悔しますが、後悔したって戻れないし、これからの選択にも間違う可能性を消すことなんてできなくて、できるのは信じることだけなんですよねえ。

あと、もしも自分だったら、という過程は意味がない。自分と相手の立場が入れ替わることはないから、だから、自分が相手にしてあげたいことをするのが一番だっていうテウタの(これ兄のセリフだった気がする。キツ)独白。私はこの考え結構目から鱗で、相手を可能な限り理解できるよう努めて寄り添うのが私の考え方だったので、、、でも確かに相手の考えを100%理解するなんて無理で、結局はやりたいことを相手に押し付けることになるので、その点で、自分が嘘偽りなく相手にしてあげたいことをするのが一番いいってことなんですね。なるほどなあ。

 

◆シュウ

いやーこりゃ人気出ますわ、、生きる意味があまりなかった影のある男性が??自分にはない素直さと輝きを持つ女性に出会い??互いにふれあいそこに生きる意味と希望を見出し??今まで過去と今しか見てなかった彼が??前と未来を見て進んでいくなんてさ、、、好きに決まってるでしょ!!!!

こう、、くたびれた大人の男がぁ、、好きなんで、、期待通りのものがしっかりお出しされた感じで、意外性はあまりありませんでしたが、シンプルに好きな要素がたくさん入ってたので、王道に楽しかったし、ドキドキきゃーきゃさせてもらいました。雪だるまテウタかわいい。シュウは意外と冗談言うところがはちゃめちゃにかわいいと思うんですよね。お願い聞いてくれる券、かわいすぎか???あそこで何億の女が堕ちたんだろうか。。。後他ルートでも禁煙してるシュウ可愛すぎひんか????

あとシュウのBADもなかなかよかった。もっとリンボ見習ってレイプ目して欲しかったけど!!!

家族のことを話すのは楽しいだろ?っていうシュウ、亡くなったお兄ちゃんの話をするのも気を遣わせるから気が引けるけど、でも話したい時はあるっていうテウタ、この会話がとても好きですし、気持ちがよくわかる。私も、母が亡くなっているのですが、亡くなった人についてって、無理して忘れるのではなくて、時々思い出してその思い出を伝えていくことが大事だと思うんですよね。忘れられた時が本当の死だと思うので、自分の大切な人のことは、大切な人に知ってもらいたい。互いに互いの家族の話を聞く二人にとても心が温まりました。

シュウは家族の話だったなあー。年齢差もありますけどテウタとはどきどき恋愛ってよりも宝物のテウタをシュウが守る感じの印象が強いです。お師さんとヤンと過ごした昔はシュウにとって素敵な時間だったことに間違いはありませんが、でもやっぱり普通の学校には通ってないし同年代の普通の暮らしとは違っていたのは事実で、愛はありましたが世界はおそらくほぼ三人で閉じていたし、殺す殺されるの死が身近な世界で生きてきたと思います。それに対してテウタは、いい意味でそういう世界とは全く円のないところで死の香りを全くさせず、周りにたくさんの愛を振りまき、そして沢山の人を繋げ、おひさまのように輝いている、これまでの自分の人生にまったくなかったタイプの灯りを、シュウの心に灯してくれたんじゃないかなと。

あと、エクストラのご飯エピがむっちゃ好きです。自分はご飯に執着ないけど、美味しそうに食べるテウタの幸せな気持ちが伝わってくるから、きっとこれからたくさん美味しいもの食べさせるんでしょうね。ふふ。人を喜ばせるのは、自分のほうがあったかくなるもんだっていうシュウの独白マジ推せる。ぱっと見ぶっきらぼうなのに愛が慈愛すぎるんよ。

あと、大事な人ほど突き放して、言わないことが優しさだと思ってるのが不器用でいじらしい。

◆FULL CIRCLE

ルイロペス関係者多過ぎひんか?笑アレックスはかわいいーって他ルート中救いだったので悲しみ、カルメンさんかっこよかった。

死にかけでも戻れるテウタ最強説。でもリンボBADAでは普通に死んでましたね。このルートのセリフで、いいとか悪いとか、誰かが教えてくれれば楽だ。法律で正義か悪か決めてくれれば気持ちいい。白か黒か、自分以外の誰かに早いとこ決めて欲しい。っていうところが印象に残りました。決定論(もう予め何もかも決まっているという考え方)って、考えなくていいから楽なんですよね。どう頑張っても変えられないものは、もう頑張る必要ないから、それを言い訳にして諦められるから。でも、それに対して、諦めずに考え続けることが大事なんだと思います。

あと、アレックスの、人を助けるために、人を傷つけるのは間違ってる?それはあなたたちの正義だ。っていうのも心に残りました。最近読んだ本で、時代によって正義って全然違って、昔は侵略行為が堂々と正当化され、東インド会社とか、企業が軍隊をたくさん所有して積極的に支配していったりだとか、もっと昔だと多くのホモ・サピエンスが生き残るために体の弱い個体を見捨てることがあったとかもあるし、どの立場や価値観で見るかで何が正しいのかって全く変わって、真の意味で完全に正しいことってないと思うので、アレックスの言い分もわかるなあと。

◆AULD LANG SYNE

終始視界がやべーエフェクトかかってるしペンを失い始めるし幻覚聴聞こえてくるしでもうこれ乙女ゲーじゃなくて普通にサスペンス系のADVじゃねえか!!!いや逆に私にとってはむしろ馴染みあると言うかとても好きなタイプの不穏なADVプレイする時の心のざわつきが味わえてとても嬉しかったんだけど、普段乙女ゲーメインのタイプの人にはどう映ったんだろうか、これ。笑

アダムは他ルートでは心底いいやつで、出来杉くんみたいな、いい奴すぎてむしろ嫉妬を通り越すタイプっていうんですかね?そんな感じだったので、ルートないんかなぁ。裏の面とかもあるんだろうな。とはなんとなく考えなくもなかったけど、まさか兄の過去にがっつり絡み、しかもそれがこんな救いのない真相だとは思いもしませんでした。地味にルカもかわいそうっていうか、強いね、、、二人ともテウタの笑顔を守りたかったが故にこんなことに、、上でも書きましたが、やはり誰にとっても正しいことってなくて、正しさというのは誰かが勝手に決める概念的なもので、絶対値ではなく相対値なんですよね。だから、これが二人にとっての正義だったんだなあ。

物語時点で、見返りを求めることのない真の愛を体現したのは、アダムだけな気がします。報われて、、、(叶わぬ願い)緑の舌になるお菓子食べるエクストラエピが可愛いよ(号泣)あと、他ルートでもとにかくテウタを気遣ってくれていてもうお前来世は幸せになってくれ。頼む。

・・・・・・サウリ先生の金継ぎ理論は正直共感した、、笑壊れてくアダムにはは正直興奮しましたよ・・・うん・・・・ていうかヘルベチカこれ壊れてるのを繋ぐの楽しまれる目的で救われとるな??怖、、でもヘルベチカルートの最後、立ち直るのを助けるきっかけを与えてるし、一言では言い切れない気持ちなのかな、、?それともそのまま壊れるの面白くないからとか、、?わからんな!!まあでも、一つ事実なのは、先生はゴミ捨て場にいたニコラを助けたということ。気持ちや動機はどうあれ、それによって新たな人生をヘルベチカが手にできたのは事実よね。だからこそ難しいね、、これも、正義の話なのかもね〜 見方を変えると事実の捉え方も変わるっていう・・・昔の写真のヘルベチカ可愛かったんですよ・・・どんな気持ちで撮られたの…???こわいです!!

 

◆まとめ

結局好み順は(アダムは別次元)シュウ≧ヘルベチカ>スケアクロウ>モズ=リンボって感じに落ち着きました。全部頑張って埋めるまでしっかりはまれて楽しかった!私はバディものの作品が好きで、恋愛シーンよりも二人の人間の価値観が交わるシーンが好きなので、バスタフェはそこらへんしっかり満たしてくれて、お話としても普通にしっかり楽しかったです。まあスキップもっと早くさせてよ!選択肢でセーブさせてよ!差分と差分の間のスキップがだるい!とか不満はちょいちょいありましたが笑2も早速買っちゃいました。