感想置き場

いろいろと感想を残します

BUSTAFELLOWS Season2をクリアしました(ネタバレあり感想)

1クリアして、2もやろう!!と思いすぐにプレイしました。前評判でラストは賛否両論ってのをあらかじめ覚悟してから挑みました。

1と同じ順番で攻略しようかなぁと思ったんですが、最推しじゃなかったんですけど(謎の弁明)、なんか妙に気になってしまい、ヘルベチカからスタートした結果、見事に沼りました。まあ前の時点で感想が一番長文だった時点でフラグは立ってたのですがね….

ていうか、小雑誌の身長見たらスケアクロウの方がヘルベチカよりも身長高くてびびった。

攻略順に感想。ヘルベチカだけ馬鹿長いです。リンボほぼ感想ない。ごめんリンボ。

◆ヘルベチカ

ヘルベチカルートだけは好きすぎて全部もう一度やってシーン見ながら書き殴りました。なので文章としてつながってないです。

一番最初のドラッグ互助会?のシーン、結局どこの時系列だったのか分からずじまいでしたよね?服装は今ですけど、今も薬抜けてない…わけではないと思うんですけど…

最初の、誰かがいないと自分の存在を定義できないってのがモロヘルベチカの他人依存の価値観を表してますね。でも、その弱さを美しいと言ってくれる人がいた、というのは、誰だ?と思ったんですけど、多分これサウリ先生ですよね。1やり直したけど別にテウタは美しいとは言ってない(弱いんじゃなくてかっこいいとは言ってますけど)し、「美しい」ってフレーズはサウリ先生の十八番な気がするので…昔ドラッグから立ち直る間にそう励ましてくれたのかな?初めて自分を愛することができたといってるくらいですから、これはニコラからヘルベチカになったあたりのシーンなんですかね。

アダムやルカとのあれこれで悩むテウタに対して、神よ、変えられるものを変える勇気をお与えください。変えられないものを受け入れる冷静さをお与えください。そしてその二つを見分ける知恵をくださいっていうお祈りのセリフが好きというか、この考え方いいなと思いました。しかし、形成外科をお休みして病院に勤めてたのはなんでだったんでしょうね、まあサウリ先生関連だとは思います。1でサウリ先生の仮装をしてるって言ってたくらいですから、サウリ先生はヘルベチカにとってアイデンティティのかなりを占めているのは明白です。それが、1の終わりの金継ぎ理論で揺らいでしまった故に、先生が自分にしてくれたことを他人にもする、きっかけを与える、という行為自体に疑念が生まれてしまったのでしょうかね?そこで、普通の病院に行けるのがすごいですけど。お医者さんってどれも一通りできるもんなんでしょうか?学も何もない状態から、ここまでの医学知識を経るまで来たのには相当の努力があったと思います。

ルカとのおしゃべりタイムの前のリアクション、十人十色ですが、ルカにはヘルベチカは過保護だって言われててかわいいですね。

ルカとの彼氏トーク差分、職業にはケチついてないけど、女の子の口元舐めるのひどい!とか、電話すぐ切るとか荷物持たせるとか車運転しないとか愚痴ってワロタ。荷物と車についてなんでそういうことするのかな〜って考えたんですけど、ヘルベチカは気を遣って嘘をつくのが嫌いなのかな?と思いました。運転はめんどいし荷物は重いもの持ちたくないのは誰もがそう思いますが、普通気を遣ってやるよって言ってくれますよね。でもヘルベチカはいってくれないのは嫌なのは嫌だーって素直に振る舞ってるからなのかな?正直なのかも。嘘をつかないのが誠意と思っている可能性..?気を遣って嘘つくくらいなら正直に振る舞ったほうがいい、って言う価値観なのかも。途中でご飯手作りでもらった時に中途半端に褒め言葉を探すの面倒だっていうセリフもありましたしね。まあそれはそれとして車は運転してやれよとは思いますが。笑あとは、嫌がるテウタを見るのが好きっていうのもかなりあるとは思います。めんどくせぇ奴!!(褒め言葉)

あとここで、でもやきもち焼いてくれるもんっていうテウタかわいいね。

そして、テウタのアパートについても、どうするかの考え方は千差万別。僕は話してもらってませんけどって、ルカにまで妬いてるんですよね、、、独占欲の鬼だ!!君の過去が、今の君を作った。だったら、この部屋も君の一部なんじゃないですか?記憶と経験…過去が今の君を作った。どんな記憶も、どんな経験も、今の君なんです。君の過去は、僕が預かります。そのためにお金が必要なら貸してあげます。過去が今の君を作ったなら、その一部であるこの部屋にお礼を言わなきゃ。ってセリフ、ヘルベチカも、全部これまで君くれた言葉って言ってくれてますけど(一番最後がsideBなのは覚えてるんだけど前者はどこだったかな..)いいですね。くれたものを覚えてくれてたんだなぁ、、と。きっとヘルベチカにとってはこの言葉がかなり救いになったんだなぁというのがわかってなんだか嬉しかったですね。ということでヘルベチカはアパートはとりあえず取っておこう派。

コーヒーでも飲む?ってモズに聞かれた時にカフェインはたっているのでって言ってますけどこれもきっと依存性のあるものだからなんですかね、、?あと、モズに話すことがあなたへの敬意だと思いましたと言ってるヘルベチカはやっぱり隠すことが嫌いなのかなーと思いました。

君が書きたいと思って書く仕事ちゃんと作っていかないとって、やはり向上心の塊ですね……

グエロとの約束で経験からテウタに不利なところをなくしていく横槍出したのかっこよすぎたよね、、

こっから個別ルート↓

テウタが笑うと口元が緩むの可愛すぎませんか?

それにしても病院で働き詰めなの偉すぎるんですよね..お金ならいくらでもあるだろうに勤めるのは、やりたいからやってるって本人は言ってましたけど、自分の使命というか意義みたいなのを、仕事する上で、ひいては生きる上で重視してるのかな〜。そらもちろん他のキャラだって金稼ぎだけじゃなく意義を見出して仕事してますけどね。

患者はっていうのに対してカベロさんは、と言い直すところ、患者一人一人に対して”人”として向き合っているんだなぁというのがわかりますねえ。この直後のシーンでも、そこに人間がいることを忘れそうになるって言ってますしね。形成外科時代から一人ひとりに向き合う姿勢は変わらないのが偉すぎ。

彼女が僕に好意のある視線を送ってきても気にならないんですか?っていうところ、軽く流してますけど、多分自分は嫉妬するのにテウタはしないのかってちょっと不安になってるのかなって今見返すと思いますね。(ラストでテウタも他のところでは嫉妬してたって分かった時は安心してたので)

コネで仕事をもらうのを嫌がるテウタ高潔すぎる。利用できるもんは利用しとけという現実的な価値観ではなく、そこに至るまでの意義みたいなのを重視するテウタらしいですね。1のベルベチカがマグダさんを助けるかどうかって時も、助ける行為が仲間としてなら嫌、ヘルベチカとしてならOKというところとか..そういうところはヘルベチカの方が現実的なのかも。

頑張りすぎですよって褒めてくれたと思ったら子供だっていうヘルベチカ素直じゃないなぁ!!ふくれつらするテウタが可愛いのかな?素直にいうのが恥ずかしいのかな?めんどくせぇやつ(褒め言葉)(二回目)

あの人、多少無理するくらいが好きなんだと思いますよとレネさんにいうテウタ。これは分かります。自分にも他人にも厳しい人ですよね。悔しさをばねに向上心を常に絶やさず行動してるの偉いと思いますほんとに。

フアナさんを助けて個人情報をベラベラ話すテウタ、まあこれはいろんな意見があると思います。私は話の都合でピンチに陥らせる方法がこれしかなかったのかなって感じで、作劇の都合感は抜け切れませんでしたが、結局この話で言いたいのって”テウタが良かれと思ってしたことが裏目に出た”ということだと思うので、その手段が今回は個人情報ベラベラになっちゃったから違和感が少しありましたけど、”テウタが良かれと思ってしたことが裏目に出た”ことが大事で、その内容の大小はあまり関係なく、ヘルベチカはテウタがそうしたかったなら、というかそういう、人を助けるテウタだからこそ好きなんだというのを伝えたいストーリーだったと思うので、まあもうちょっとやりようはあったかもしれないとは思いますが大筋には納得してます。

患者に対して君がこれから美しくなるのは誰かのためじゃなく君のためなんですよというヘルベチカ。これは半分自戒も入ってる気がします。他人に価値を依存するのではなく、誰のためでなく自分が自分のありのままになりたいという気持ちを大事にするということですね。自分がサウリ先生のおかげでそうなれるきっかけをもらえたから患者に伝えてるのだと思います。そこはやっぱりクリニック閉めてても変わらない価値観なんですね。

モズと電話してたあとに誰と電話してたんですか?ってすぐ聞くヘルベチカ、嫉妬深すぎる。へへ、、

ベイのバッジ貰うために好きでもない珈琲屋に行ったヘルベチカ可愛すぎる。しかも全然素直に言わないじゃん!!コーヒー買ったらくれたんですよ(左に目を逸らしながら)って、、前言ってたの覚えてたんね、、

人助けするテウタにドラッグの取引現場だったらどうするんですと真面目に怒って心配するヘルベチカ。助ける精神は好きだけどそれはそれとして危険に身を置くのはやめてほしいよね。特にべチカはその世界知ってるから尚更ね。

手術が終わった女の子が顔加工するアプリ使ったのを消したのが好きです。ありのままの自分を好きになるのが大事なんですよね。仮面じゃない、君の顔を君自身が好きになってください、と。好きにならなきゃっていうのがテウタのコラムだったってあとからネタバラシがありますけどいいですよね….

人は見た目じゃないって言いますけど、わざわざそう言われるほど、人は見た目を気にするものなんです。自分のことも、他人のこともね。外見は、心と繋がっているものですから。というセリフ。私は結構内面(精神)重視の価値観なので、整形するよりありのままを愛する方が大事だと思ってた(上の加工アプリの話もそう)し、別に今もそれは変わらないです。そしてヘルベチカも、根源は精神重視なんだと思いますけど、でも外見は心と繋がっているってセリフで、他人のために綺麗になりたいのではなく、自分のために変わりたい人の変わる手段としてやってるんだなってのがわかって、そういう意味で、自分を認められるようになるきっかけとなるなら整形もありなのかなと思いました。変えられらものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる冷静さの話がありましたが、見た目は変えられるけど、自分が自分であることは変えられないし、ついでにいうなら他人がどう思うかも変えられない。だから、自分で自分自身のなりたい姿を思い描いてそれに向かって前向きに変わるのを応援してるんだなって思いました。自分の変えられないところを受け入れ愛するのは大事だけど、もしそれが変えられるなら、変えちゃえばいいじゃん!(でも加工は現実にはないからそこはありのままを愛そうってことですね)っていう発想は結構目から鱗でしたね。

ここで、すぐにテウタに電話するの可愛すぎますね。サウリ先生のことで色々あったけど、でもやっぱりこういうことを支援したいんだっていうこの気持ちは、サウリ先生の仮装ではなくて自身の心の底から湧き出るものなんだ、って思えたのでしょうかね。いいことがしたいわけじゃないし、いい人になりたいわけでもない。ただ、そうしたい。それだけのことなんです、と話していますが、わかる気がします。

電話きらないの珍しいってのに対して笑うべチカは、自分で自分がテウタにぞっこんなのに笑っちゃったのかな。かわいいな。

ここで家に呼ばれますけど、リンボルートで、僕は自分の部屋には誰も呼びたくないですねって言ってるんですよ……へへ、、

ヘルベチカの敬語とタメ語が混ざってるラインかわいいよね。そういえば敬語キャラ他にいないのか。

出来合いのデリ好きなんで..悔しそうにしてる顔は好きなんでたまには料理して失敗してくださいって、本当に気をつかうの嫌いだし本当可愛い子ほどいじめたくなるタイプなんですよね。めんどくせぇやつ(褒め言葉)(三回目)照れ隠しなのかしら….?

クロちゃんは不味くても作ってくれたのが本当に嬉しいって言ってくれたのにね!笑

みんなで見る映画、選べますが、ここでヘルベチカのたのしみですってラインをそのまま書くシュウ可愛すぎるよね。

ホラー映画だとヘルベチカとモズは独特の視点で見て楽しみますが、ヒューマンドラマだと初っ端からヘルベチカ寝てるんですよね。付き合ってあげるだけまだマシですかね?笑

美しいものは好きなヘルベチカですが、本とか、映画とか、1でも言ってたニューイヤーのイベントとか、なんかそういう物語を楽しむ系?には全然興味ないタイプなんですよね。なんだかそこが結構不思議で、アートに造詣があるなら本とかも好きそうな気がするんですけど、物語よりよも現実で具体的な刺激があるものの方が好き、意味があると感じる人なのかな。花言葉にも価値を感じないっていってましたし。

ブレスレットと時計の写真に気づくヘルベチカめざとすぎ。笑ブレスレットと時計がしまってあるのが嬉しくて写真に撮るテウタかわいいよね、わかる。

両親イベ、食べさせたいと思ってチェックしてたって、コーヒーの件もだけど、テウタのことよく見てるよねぇ、、カワヨ、、

お父さんと似てるってシド自身が言ってますが、どのあたりかな。素直になれないところ?

ここの柄物トーク、振り返ったら、ラストの柄物の私服ここのアドバイス取り入れてる….ってこと!?!?素直かよー!!

ここで運転するの、やっぱりちょっとカッコつけてんのかな?かわいいね。

クリニックの件、サウリ先生に連絡した?っていうテウタ誠実だしきちんと向き合ってて偉いな。先生との間には確かに絆があったというヘルベチカ。正直ぱっと見サウリ先生はサイコパス感がありましたしそう見えるけど、内部のキャラ設定的には愛情自体は嘘ではなかったってことなんでしょうね。そこはよかったなぁ、ヘルベチカ自信も感じられてたんだなと、と安心しました。

夜のハイウェイとか好きなんだーっていうのに知ってますよと言わないヘルベチカ、素直じゃねえなぁ!!

メールチェックするって言ってるのにソーダの歌歌うテウタ、うるさいな。笑

タバコ吸うヘルベチカ、レア!きっとニコラ時代は吸ってたんでしょうね。「アダムには、一生敵わない気がする」というの、ぐおおそうきたか、と不意打ち喰らいました。でも1でもアダムに嫉妬してましたし、自分にはない過去からの付き合い、そして彼の無償の愛を自分にはないものだと思ってしまう。シュウは比べる必要あるか?って言ってますが、多分シュウは本当に気にしないタイプなんだと思います。確かシュウルートでもテウタが他の人に言い寄られてても全く気にならない、嫉妬しないって話がありました。必要なんかなくても比べてしまうんですよってヘルベチカは言いますが、彼はやはり人と比べちゃうし劣等感があるし、自分の過去のせいもあるかもですが、自分のこと好きそうでも存在丸ごとは認められてないんですね。

サウリ先生が私にとっての愛情と価値観は別物だっていうのよくわかんないけど、まあ私も推しには健やかに育ってほしいと思うのと同時に辛い目に遭ってるのが可愛いって思いますけど似たような感じなんすかね??彼への愛情をただの好奇心だと思わせてしまったって言ってますから、まあ愛情が本物ならヨシ!

アダムについては治療はしてくれてたんだね?サウリ先生からの愛は感じていたからそこは嘘じゃなくて悪い人じゃないってヘルベチカも思ってたけど、でもそれをテウタに言わないってのがなんといじらしいというか、なんというか、、テウタの気持ちをすごく考えてくれてたんだなぁと。テウタが、変わってしまった兄について悪く言われるのが、それが妥当でも辛かった。ヘルベチカには同じ思いをしてほしくないから、理解できないものを否定する人間にはなりたくないから、私のことを気にせずヘルベチカの父親であってほしい、ヘルベチカが私のためにサウリ先生の愛情を否定しようとしてほしくない、というテウタ、本当に偉い。

ガザニア、勲章っぽいから誇りに思うって花言葉らしいです。いいですねえ。

君には変わってほしくない、そして自分もきっと変われない、不安を感じ続けるだろうというヘルベチカ。ここも変えられるものと、変わらないものの話なんですかね。前者のテウタの精神は、ありのままのテウタが好きだから、自分のためにそれを曲げてほしくないってのはよくわかるんですけど、後者の自分もきっと買われないってのが結構今までにない視点かなと思いました。いくら親しくなって、他の人に靡くわけないなんてことわかっていても、それでもずっと嫉妬しちゃうんだろうなってことですよね、自分に自信をもし持てただろうとしても、そこの人間性は変えられないってヘルベチカは思ってるんですね。比べる必要がなくても比べちゃうって前でも言ってましたしね。

レネさんの訴え関連は、なんでも訴えるのがAmerican STYLEなのかな??って感じはしましたけど、特別扱いをしない伝えたいテーマはよく分かりました。かなり自由主義な考え方ですね。1でもヘルベチカは「助けてもらえると思っている人間が嫌い。生まれ持った環境は平等に違い、強い人間は楽してるわけではなく、弱い人間はそれに甘えていてはいけない。こっち側で生きたいと思うなら、自分の力で変わらなきゃ。」ってセリフがありましたがそのまんまこの価値観を体現しているエピソードですよね。他力本願な人が嫌い、向上心がない人が嫌いっていうのは、言い訳ばっかして行動しない(変わろうとしない)人が嫌いなんでしょうね。昔の自分がそうだったから。

母さんがあの人を幸せにしたいなんて思わないで、身を削らないでといいますが、ヘルベチカの危うさや嫉妬深さを察したのかしらね、、でもけっこうテウタもヘルベチカ振り回すことになりそうだからおあいこじゃない?

あと、レネさんに、ヘルベチカと私の大事なところが一つ同じ。過去を後悔せず、過去が今の自分を作ったんだって、頑張って胸を張っているところ。後悔しないように頑張ってる。

過去を今の原動力にするというのは大事ですよね。悔やんでも仕方ない、変えられないから。今あるものしかないんだから、それでこれからどうするのか考えるのが大事なんですよね。

裁判の後に僕の未熟なクリニックを訴えただけっていうの聖人すぎる。

頑張りますって言葉が嫌いなヘルベチカはやはり精神的なプロセスよりも現実としての具体的な成果を重視するタイプなんだなと思いました。本当に頑張るなら成果は出て当たり前っていうか、頑張ったって成果出てなきゃ無意味ってことですもんね。その考えはヘルベチカ自身に対しても適用されているので、だからこそ過去にやってきた現実的な事実から、なかなか抜け出せないというか気にしてしまうのかなとも思いました。事実から目を逸せないタイプというか、、現実としてなってない意味がないって言う考え方は、成果になってないと意味がないということなので行為のレベルでしか人を認めないってことだと思うんですよね。だから、それができない状態はいくら精神的に頑張っていたとしても意味がないって思ってしまうので、成果が出ないときに自分を認められなくて辛そうだなって思いました。

冷静ですっていうヘルベチカに対して、本当に冷静な奴は自分のことを冷静とは言わないぞっていうリンボが好き。

昔いたような世界に巻き込まれるのが怖いというヘルベチカ。テウタはその昔いたような世界にはなかったような暖かい太陽みたいな人なので、それが消える、失うのが怖いんでしょうね。

そしてフアナが家に呼びだす時のライン、敬語じゃないな?ってちょっと違和感あったのだけどきちんと伏線になってて感心しました。

ここから怒涛のヘル虐シーンが続くぞ。文化放送エクステンド、鬼かつ神。

自分の怪我は大丈夫ですよとずっと言ってくれるの好き…

悪口言うのやめてもらえませんか?そんなことができる君だから僕は君が大切なんですって言うのが好きだし救われました。

さあ問題の20は飲めますシーンですよ。

ボディパッキング、知識としてはちょっとだけ知ってたので、まじか、、ってなりました。最初にボディパッキング思いついた人、人じゃないですよね、、

いや〜こんな見た目綺麗なヘルベチカがやっぱり過去の環境がえげつなかったってのがわかるシーンが好きすぎるのでこの辺りもう楽しくて仕方がない。ここで必死にテウタを守って自分が慣れてることをアピールするヘルベチカがもうやばいね。何度もやったことがあるし失敗したことはありませんって、もうほんと想像もできないような世界で生きてきたんですね、、、というか、薬物抜いて、元に戻るのを相当恐れているだろうに、それでも身を挺してやってくれるのがもう…..それ以上に、やはりテウタをこの世界に少しでも触れさせるのが怖いし嫌だったんだろうな。

空港での慣れてる振る舞いがもう、ね….昔散々やってきたんだなっていうのが…自身も昔を思い出して辛かったでしょうね….ウッ可哀想すぎる…航空券時間あるのにとか、キョロキョロしないでとか、清掃員だと思ってとか、具体的なテクを教えてくれるのがものすごく経験した感があって、きっと当時それでやらかした仲間とかいて学んだんでしょうね…あの世界で、必死に「生き延びる」ためだけに身につけたスキルなんでしょうね。

軽蔑するかもしれませんが、経験があります。任せてってテウタをどうにかして安心させようとするのが健気すぎる。自分の過去の嫌な面見られるの相当辛かったし、過去の自分の嫌な面を自分で思い出すのも嫌だったろうし、嫌われないか不安だったと思います。この後にも盗み働いたところでも軽蔑した?ってなんどもいってますしね…ていうかこの後の車盗んで動かすところもですが場慣れしすぎているのが本当に…

でも守るためになりふり構わず、見られるの嫌なのに、それ以上に守るために必死に昔のスキルを発揮していくこのシーン大好きです..

ていうか1でも吐いてたけど、嘔吐フェチが開発にいるの?ヘルベチカルートはヘルベチカが精神的肉体的に痛めつけられることに定評出ちゃいますよこのままだと!!

ここで時限の選択肢出してくるの鬼すぎるでしょ?間違えた場合、やっぱり僕がやって良かったでしょ?ってこんな時でも間違えたテウタを責めずに茶化して気を紛らわせようとするんですよね…

吉野さんの演技が凄すぎる。

洗剤とかって言うのもうやめてー!!(ニコニコ)ってなる。製作者ドSすぎ(褒め言葉)ここで洗剤の発想がすぐにでてくるのがもうやっぱり慣れすぎてるんよ..

うまくいってるのかいってないのかわからないよっていうテウタが可哀想。ヘルベチカ的にはこの行為はもう慣れたもんで、きちんと気づかれずに全部吐き出せたっていう時点で運ぶこと自体はほぼ上手く行ってるっていう認識の方が先に出てくるんでしょうが、慣れてないテウタは洗剤までぶちこんでこんなヘロヘロになってる時点でヘルベチカが傷ついてるんだからうまくなんていってないよって方が先にいくんでしょうね。上手くいかないってのは、ヘルベチカの世界ではすなわち死ぬことであったでしょうからね、生きてりゃ何もかも上手くいってるんですよね、ハードルが低い。

ヘアカラーを手にとるヘルベチカ、自分でも警戒しすぎだって思ってるけど、でもテウタに危険が及ぶ可能性が少しでも減るならと思ってるんでしょうね。

安っぽいヘアダイの匂いが懐かしいっていうのは、昔染めてたんでしょうか?昔の昔は金が入ったら酒がドラッグに変えてたって話でしたし髪染めることなんてなかったと思うのですが、ヘアダイをヘアダイ以外の用途で使ってた可能性か、それとも更生時代に自分の見た目が嫌で使ったりとかしてたのかな…?

テウタはヘルベチカが自分のせいでその大好きな見た目、ひいては存在自体が変わってしまう感じがして嫌だったんでしょうね。でもって、何もできない自分が嫌で意味ないってわかってるけど、せめて私もと髪を切ったんでしょうね。ヘルベチカは、テウタが変わってしまう、いなくなる、まもれないのが怖かったんだろうな。昔の世界に戻るのを、テウタをそこに触れさせてしまうのを恐れている。

ヘルベチカが一番欲しいもの、もう頑張らなくていいって誰かに言ってほしい、もう何もかも考えるのをやめていいって、そう言って欲しいってのに、驚きました。デフォルトで逃げてしまう、その根底は変えられないもので、でもそこをどうにかしてコントロールして、立ち向かっているのが今のヘルベチカなんですね。強い。向上心がない人が嫌いなのは、自身が昔そうだったからなんでしょうね、なりたい自分になろうと必死で頑張ってるんだな…

それに対して、テウタはその逃げたいという気持ちも否定せず含めて、大好きだよといいつつ、でも、(頑張らなきゃを選んだ場合)ヘルベチカが、自身に対して逃げないように頑張ってる、その様にありたいと思って頑張ってるのだから、そこで甘やかすんじゃなくて、逃げたくないヘルベチカを応援して元気づけるってのがいいですよね。ありのままの自分を認めて、人と比較して落ち込んだりするのを減らすのは大事だけど、でも、ありのままの自分を認めるのと、そこで向上心をなくすのはイコールではない。成長したい自分というのを否定しなくていい。ただ、その動機は、他人依存なものではなく自分依存でプラスなものであるべし(他人と比較してとか他人に認められたいとかじゃなくて、過去の自分を卑下するわけでもなくて、ただ純粋になりたいと思う自分に対して邁進する)って考え方が私はあるのですが、これを体現してくれたようなエピソードでなんか嬉しかったですね。なりたい自分になろうと必死になってるヘルベチカに尊敬するし好きです。ただ、ここで、ヘルベチカは他人と比較しないってのは全然できてないのがちょっと不安なところですね。向上心はなくさないで欲しいですが、ありのままの自身を受け入れられるようになれたらもっと気楽に生きられそうなのになとちょっと思いました。笑

事故った時でも逃げたいと思ってしまったヘルベチカ、そこを自身で責めるのが偉すぎる。ここで、あなたがいてくれたら何も怖くないってテウタがいいますが、そうなんですよね、ひとりひとり自身の変えられない根底みたいなのがあって、一人ではできない、潰れてしまうこともあるかもしれないけど、違う二人が一緒になれば、できることは無限大になるんだと思います。

彼女は元気?ってフアナに言われた時に怖い顔するヘルベチカ好き..

僕も微妙な立場にいたことがありますから。生きるための場所を探さなきゃならないっていう、直接の経験からフアナの求めるものをうまいこと利用して裁いたのカッコ良かったな。

自分が情けなくて彼女に合わせる顔がないっていうヘルベチカ、自分の無力さが悔しいってのも何度も言ってますが、とにかく自信がないんですねぇ…情けない僕を見てもがっかりしないでとか、この後のパーティで奢るのとかテウタに対してかっこいい自分であろうとしてるのかわいいな。

髪切ったテウタの方が実は好みだったりします。可愛い

サウリ先生に電話できてよかったね、、、

柄物に柄物重ねてるよ!!ヘルベチカ!!

でもここでも荷物持たせるのはどうかと思うよ笑笑

電話いらないでしょ?っていうテウタにしなよっていうみんな優しいな。テウタが思う何倍もヘルベチカは不安だし嫉妬しちゃうんですね。他人の考え方は表面的には分かったつもりでもやっぱり永遠に理解できないものなので、そこを可能な限り理解しようと努めて歩み寄るのが大事なんだと思います。

メールしてこないのは、自分が束縛したくないからでしょうね。でも束縛はしたくないけどでも嫉妬するのは止められない。僕は嫉妬深い、君には僕よりも強く僕を思っていて欲しい。でもそれよりも強く君を思っている自分でいたい。それが毎日苦しいって直前のシーンで言ってますけどまさにこれですよね。難儀な男だぜ、、ワンコールで出るの可愛すぎ。誤魔化すのも可愛すぎ。

この後の、ヘルベチカはテウタに振り回されるっていうか、気が気でないっていうみんなの評がなんかよく見てるなぁ。シュウがヘルベチカは結構マゾっぽいところあるしって言ったのウケた。依存しちゃうタイプですもんねー。

ヘルベチカが怒った理由は、君のことを縛るような嫉妬はしないって決めたのにそうできない自分に怒ってるってのがなるほどなーと。怒ったように振る舞ったのは意地悪しちゃったからってのはおまえわるいやつだな!!とは思いました。笑で、自分の不安を解消するための嫉妬はしない、君に絶対に愛されているという自信を持てたから、君のおかげで変われたんですというヘルベチカ。愛されていると、自身の存在を認めてくれていると感じられたから、自分の不足からくる不安はなくなったんですね、よかったなあ。でもやっぱりその気持ちが明るいほど同じだけの影ができる、自身の厄介な性格のせいですねって言ってるのは、これは失うのが怖くなるってことなのかなと思いました。ルカやアダムは、このテウタの愛があって当たり前というか、それが失われることなんて考えもしないけど、ってことでしょうね。

このあと、テウタも嫉妬してたことがわかって、ヘルベチカは同じ気持ちだったんだって嬉しくなるシーンよかったですねえ。上の、パーティでの電話の件ではテウタ側が別に電話しなくても、、って思ってましたが、口舐めの件はヘルベチカ側が別に気にしなくても、、って思ってる案件だったってことですね。お互いにお互いが嫉妬するところが違ったっていう。

心臓に一番近いところは僕にくださいって、、、ずっと身につけててって、、、独占欲の塊だぜ!!!やっぱり依存性高めの人なんだなって分かりましたね〜。というか、心で繋がってるならモノはいらないってタイプの人もいると思いますが、ヘルベチカはやっぱり現実世界にあるモノを重視する傾向があるというのがわかりました。

忘れちゃいけないのがBADですよ!!史上最高に好きです…………ここではヘルベチカの逃げたがるという性分が抑えきれなくなってしまったんでしょうね…吉野さんの演技が凄すぎて凄すぎる(語彙力)無言のセリフでの息遣いから感じる病んでる感がすごいんですよね。あと、それに..帰るって、っていうところのセリフの裏返り具合が個人的にたまらないです。イラストも含めて幽霊みたいになってるのが痛々しいです(好き)でもこんな状態でも仕事はしようとしてるの偉くないですか?笑正規ルートで車で事故った時も相当不安だったと思うんですけど、ここで薬物で倒れたテウタを見た時の方がショックがデカかったんでしょうかね?守れなかった、失いたくない、怖いっていう感情から逃げたくてたまらなくて逃げてしまったんですね….最後暗転したあとにピルケース開ける音がするの最低で最高ですよ。薬もない普段からずっと、逃げたいとか失う恐怖とかと戦い続けてると思うんですけど、それにテウタと立ち向かわずに薬で逃げてしまったんですね。他の方の感想で金継ぎはやっぱり脆かったっていうのがあって…ヘルベチカはやっぱりまだずっと昔と戦い続けていて、ふとしたきっかけで戻ってもおかしくないのかもしれないなと思いました。いやまあ、今回みたいなよっぽどのショックくらいだとは思いますけども。テウタを物理的に失ったわけではないのに恐怖から薬に走ったってところが逆にエグいっていうか、昔に逆戻り感がすごいっていうか、薬漬けにされたわけではなく、自ら手を出してしまった、っていうのが…テウタが死んじゃったら壊れても仕方ない感でるんですけど、死んでないのに薬に走っちゃったのが、もとからの弱さが出てしまったんだなっていうのがわかって、結局変われなかったんだね、ニコラはニコラだったんだねっていう無力感、果てしないえげつなさが出ているなと感じたBADでした。無間地獄!!

ヘルベチカルートはもうなんか全部入り!って感じで最高でした。特にピンチになって色々と剥き出しな心のやりとりが見れたし、あとはヘルベチカの弱さと強さがよく分かってもっと好きになっちゃいました。ていうか、アダムの話がガッツリ出てきた(アダムと自分を比較した)のって、ヘルベチカだけ…でしたよね?5人の中でダントツで他人と比較してしまうヘルベチカ、強く生きてほしい。

エクストラエピはテウタが気にしてるかじゃなくて自分がその恥ずかしがるテウタがほしいだけってのが自分勝手~!!!ってちょっと思いました。笑まあお詫びにやるなんてのはしないタイプですよね。妬いてくれるならそれでいいって、お前なー!!!笑まあ、妬いてくれるのが嬉しいのはわかりますヨ・・

あと、モズのエクストラエピで判明する、ヘルベチカは「腹がたったら我慢できない」「たいてい言わなきゃよかったことになるから、モズが羨ましい」っていうのに結構びっくりしました。歯に衣着せぬ言い方をすることで人を振り回してしまったりすることを気にするタイプだったんかと。というか、言いたいことがあると我慢できない、ってのはよくわかります。ヘルベチカ視点もっとほしいな~。後悔してるところが見たいよ。

◆モズ

いろんなテーマがありましたね。いくつか箇条書き。

•先生の安楽死(にちかい)話

モズは先生の判断に断固反対しますが、これはモズ側の、残される側の都合の話で、本人は迷惑をかけず尊厳を持って終わりにしたいという意思は無視して駄々こねてるんですよね。まあもちろん先生本人も、周りの人々もそんなになってもいいから長生きしてほしいっていう意思を無視しているとも言えます。こういうのはもう歩み寄りしかないんですよね~。ラストでは、自分の都合を押し付けて駄々こねる子供から、モズは成長できたんだなって思えました。

•仕事の世代の話

ダヒは効率化を促進するためにシステムの導入を進めたりするけど、作業を簡略化すると情報も簡略化されがちだというモズ。お互いに足りないのは、お互いの仕事への理解と敬意だよ。どっちが正しいのではなくというモズのセリフにはもう100%同意で、逆にいうとそのセリフで全部解決した話なのでこれ以上書くことがない。笑あーあと、検査技術が進化したからといって、でもこれも未来に覆されるかもしれない、過去に正しかったものが今も正しいわけじゃないのと同様に、今正しいものもいつかは正しくなくなるかもしれないって言う話はよく覚えておきたいなあと思いました。これはいろんなことにいえますよね。

・ヤーラ関連

とにかくメンヘラが怖かった。私はモズには1からあんまり興味なかったですけど、それでもヤーラの方を優先するモズにはちょっとどうなの?!って思ったくらいでしたから、モズ推しの人にはなかなか色々思うところのある話だったんじゃないかなと思います。医療知識があるはずなのに依存させるような言動をとってしまったのはちょっと作品の都合を感じたかなあ~。

・その他

いくつか印象に残った言葉。

「動物に関する記事って、可愛い写真とか動画ばっかりで、ペットを飼いたいって思わせるものは多いらしいんだけど、人間と動物の生活について知る機会は少ないんだって」という話。消費主義の社会では、とにかくものを買わせることが第一なので、そういう表面的な買わせるためだけの動機づけに特化しすぎてしまい、無責任な飼い主をたくさん産んでしまう悲劇に繋がっているのはありますよね。もちろん買主側は責任をもって飼うべきですが、それと同じくらい、メディアはそういう飼い主を産まないように、事実を伝えるよう努力する必要があるのかなとも思いました。それを実行しようとするテウタはメディアに携わるものとして良い視点をもっているな~と思いましたね。発信する側も、受け取る側も、もう少し考えるべきだというメッセージなのかなと受け取りました。

「コラムって、私が書きたいことだとずっと思ってきたけど、人が知りたいことを書くのも仕事でしょ?」「それを自分にしかできない方法で表現できたらいいなと思ってるの」何かを書いて発表するというのは、読み手もいるわけで、その読み手が何を求めているのかというのはとても大事ですよね。だからといって読み手に媚びを売るのは書いてる意味がないので、そこは伝えたいことと相手が知りたいことをうまいことバランスとっていくのが大事なんだと思います。そこのバランスが崩れるとメッセージの押し付けになったり、中身がなくなってしまったりするんじゃないかな。

ヤーラと会話して、メンヘラっぽいってすぐに見抜くヘルベチカが流石やで。依存性のある感情は怖いものだと知っておいてください。なにかに依存する怖さは、僕がよく知ってますからって、ね…

「考えるのをやめないで、悩み続けること、わからないことをわからないままにしないでわかろうとする人間でいること」「それだけが正しいことだと僕は思ってる」というセリフ、いいですよね。正解ってなくて、でも決めつけたりして思考停止するのではなく、諦めないで歩みを止めないことが大事なんだと思います。

「自分の気持ちを自分で楽にしてあげることが、健康の秘訣です」ってのが、前にモズが僕に言ってくれた言葉なんですっていうのがぐっと来ました、この5人も、互いに助け合ってきたんだなってのがわかって、テウタの来る前のあれこれを知りたくなりましたねえ。あと、これ言われたってことは健康じゃなかったヘルベチカをモズが励ましたってことがあるってことですよね?ヘルベチカは上記の通り、自分の逃げたいという性分や過去にたいしてなるべく有りたい自分になろうと努力しているので、そういうのをずっとしてたら疲れてしまうこともあったかと思います。自分で自分を楽にすることに抵抗があるタイプだと思う(甘やかしたくない、自分に厳しいタイプ)ので、それに対してモズがアドバイスしてくれたんだろうなあ。

教会にいたモズが、「もしも僕がきみと一緒にいることを、一瞬でも当然だと感じてしまったら、できる限りの罰を下さい」「どうか、幸せに慣れてしまわないように。どうか、生きてる意味を忘れないように」っていうの、良かったです。人間、幸福って感じてもすぐに慣れてしまって、また欲しく渇望するようになってるんですよね。これは進化のためにそう感じる個体が生き残ってきた結果なわけで(お腹いっぱいになったらずっと満足するリスがいたら餓死するのと同じ理屈)もう仕方ないんですが、できる限りそれを自覚して、当たり前を当たり前と思わずに感謝し続けたいなあと思いますし、それに気づけてるモズは偉いなと思いました。

スケアクロウ

クロちゃんはホント素直で、素直すぎて逆に大人っていうか、無意味なカッコつけとかプライドで人を振り回したりすることとかがなく、思いやりを持って接してくれて、凄くストレスなく安心して見れるカプですよね。

SNS関連の話

有名人はコンテンツとして消費され、そこに”人”がいることを忘れがちというメッセージですね。ここらへんのテーマは普段から私が結構意識していることだったので、驚きというよりかはそうだねそうだね~、みんなが考える側じゃないよね。伝わるといいな。という感じでプレイしてました。

・その他

興味なさそうなヘルベチカに対してもうちょっときょうめよって言うクロちゃん可愛かった。きょうめよ、ってラーメンズネタですよね?ラーメンズ好きなので嬉しい。

クロちゃんいちいち話の前置きが長過ぎたり話がまとまらなかったり、頭の中に思いついたことをそのまま言ってる感が可愛い。裏表が本当にないやつで、そして自分の思ったことをそのまま伝えられるように誤解がないように、相手を傷つけないように賢明に気をつけながら話してるのがすごく好感がもてます。

他人のことを羨ましいって思っても、少しも劣等感を感じないでいられるのはクロちゃんのすごいところだよ。ってテウタが言うシーンがありますがまじでそれ。ていうかなんか意外っていうか、クロちゃん結構卑屈になりそうなイメージがありますがよくよく話してると意外とそういうところないんですよね、自分は自分だから自分にできることをするっていうかんじ。

「私、自分がやってることに意味がほしいって思っちゃってたんだなって」「書きたいから書くだけだし、そうやって書いたものを面白かったよって言われたら気分いいし」っていうテウタのシーンは結構はっとさせられました。私も結構意味を見出しがちというか、自分のやる行為に対して意味がないと意味がない(表現がおかしい気がしますが笑)って思ってしまいがちなタイプなので、そこに悩んで一歩踏み出せないことが多いのですが、結局意味があったってなくたって、事実はあるだけで、そして人の気持ちって結局は本人次第で、こっちが心を動かしたいって思ったって相手が受け取ってくれるかどうかは自分にはどう頑張っても変えられないので、とにかくやるだけだ。という話ですね。

テウタのやりたいことを全部やってくれるクロちゃん、たまにはクロちゃんのやりたいことやってよ!って喧嘩するのピュアすぎる。でも別にクロちゃん自分を消してるわけでは全く無くて、キャプテンジンジャーのこととか好きなものは譲らないし、だからこのご飯関連とは本当にこだわりがなくて、好きなものを食べて相手が幸せそうにしているのを見るほうがくろちゃんにとって幸せだからそうしてるんだろうと思います。

リンボのセリフ、「まあ、俺たちみんな似たようなもんだろ?世のため人のため、でも結局は自分のため。人を助けていい気分になって、過去を許したい。そんなもんだ」ってセリフもよかった。本当の意味で100%人の為になることって本当はないっていうか、その人がそう受け取ってくれたらその人のためになりますけど、その人の為を思ってってこっちから押し付ける助けは違うんですよね。真の意味で理解できる人間は自分しかいないので、利己を続けるとそれが結果的に利他になるっていうか・・自分の行動の動機が他人になるのは、ちょっと危ういというか、運良くひとが受け取ってくれたらラッキーってだけで、結局は人間利己的な行動しかできないと感じるので、これをみんな自覚できているのはすごくいいなと思ったっていうか。

「君は俺を、いい人間にしてくれる。自分を好きになれる人間にしてくれるんだ」ってセリフもすきです。その人といるときに、自分が好きな自分になれる人って、いますよねえ。そういう人を大事にしていきたいです。

◆シュウ

ヤンがかわいかった記憶のほうが正直つよいです笑まーシュウは、前作の危うい感じがテウタのお陰で明かりが点った、って過程がグッと来る気がするので、安定している状態からスタートした2は1よりはインパクト薄かったかな。

・アダムルカ関連の悩みに対して、シュウのアドバイスは「会いたいやつに会う方法があるなら、会ったほうがいい。声を聞くだけでもいい」なんですけど、実感がこもってて…死に近いシュウだからこそ説得力がありますよね

・アパートについて、シュウははっきり手放してもいいんじゃないかってアドバイスするんですよね。「たくさん失った分、たくさん手に入る。」「なくしたものほど惜しい気持ちになるし、時間が立つほど大事なもののような気がしてくる」「でも、お前はこれから先、もっとたくさん手に入れられる、そうだろ?」ってセリフは、過去にはいい意味で縛られずに生きていくシュウらしいセリフだなと思います。

・「俺以外に選択肢あんの?」って聞いてくるシュウすごくないですか????自分に自信があるというよりも、テウタからの愛を疑いなく信じられてるのかな?他人と比較しないタイプとはいえこれだけ言い切れるのすごくない?って思ってしまって、胸キュンよりも驚きのほうが先行してしまいました。笑最後の方でもどこにいても、だれといても、あいつの中には俺がいる。その確信が揺らぐことはないっていってますしね。

カルボナーラの作り方メモするシュウ可愛すぎますよね~。ご飯なんて食えりゃなんでもいいから食べてる間なんて味わうことなんてなかったでしょうに、食べてる間にテウタの顔が思い浮かんだんだろうなってのが、シュウの中にテウタがいるんだってのがわかってなんか微笑ましい。

・ルカはお前の大事な人間だろ?だったら、俺にとっても同じだっていうシュウは本当に家族思いですねえ~

・最後のピンチのあたりで帰ってきたテウタを優しく抱きしめてくれるヘルベチカ優しくないすか????

・シュウへの愛情と、その言いようのない恐怖になんとか理由をつけてつなげようとシている。でも、理由なんかないんですよ。怖いものは怖い。怖いときは目を閉じて、逃げればいいんです。シュウへの愛情と恐怖を、無理につなげようとしないで下さいってヘルベチカのアドバイスがあるんですけども…何でもかんでも理由つけて消化しようとしなくてよくて、どうしようもないときはあるから、ありのままを受け止めるのがいいってアドバイスで、これ自体はよく分かるしいいアドバイスだと思うのですが、「逃げる」というキーワードをよりによってヘルベチカが言うのがなんかちょっと怖いですね…

・嫉妬についてのシュウの仲間評が的確で笑う。ヘルベチカは深刻そうで面倒、当たってます。笑

◆リンボ

なんか将来とか進路に悩んだりするところ、二人のすれ違いが妙に生々しいというかリアルなシナリオだなという印象でした。が、正直あんまり覚えていることがなくて感想がほぼない・・・・完璧な愛っていう価値観も合わなくて…リンボごめん・・・・

・聞かないことがお互いを尊重することだって言うのはただの怠慢か勘違いだと思いますよっていうヘルベチカのアドバイスがバッサリで大好きです。聞かないで、傷つけないようにしてわかったつもりになるのは一番誠意がないと思います。

◆epilogue

まさか選んだ推しが人質にとられるとは思いませんよね…お前のせいでこうなったんだぞ、誰かを選ぶってことは誰かを犠牲にすることだっていうメッセージ・・だとは思うんですけど、それは前作のルカでもやっているし、推しとの結ばれた記憶が消えるっていうのは乙女ゲーの一番のキモをなくしてしまうということだと思うので、それはちょっとなかなか受け入れがたいものがありました。選択肢の一つとしてこのエンドがあるならまだしも、もしシーズン3が出た場合、これが前提になってしまうんだったら、ちょっと…という気はします。乙女ゲームというのは、人ととの関わりの経験を積むゲームだと思うので、記憶をとられてしまっては、もうどうしようもないというか…もうこれまでのテウタとは違うんだなって気持ちになってしまうので、私の中ではエピローグ手前で話は終わったことにすることにしました。このメッセージを伝えるのがある一つのエンドで正史じゃないなら受け入れられたんですけどね。まあ、そうすると、うまく行かない選択もあるけどうまくいく選択もあるって印象になってしまうと思うので、不可避のルートでやったのはあえて、だと思うんですけど…でも、ルカでやったしなあ…って言う印象が…時間を戻す、ある種ご都合主義に対してなにか答えを用意したかったんでしょうか。記憶を失うっていう設定、1から明確にありましたっけ?

まあ、乙女ゲームというジャンルに一石を投じたのはすごいと思いますし、制作陣のその意思を否定するつもりはありません。ただ、私には合わなかったかな…。

◆全体を通して

1よりは話が結構いろんな社会問題的な話に切り込んでいくことが多くて、それが若干説教臭いっていうかそういう問題提起系の話が多くて、これ自体は私は嫌いじゃないし、そういう話の中でそれぞれのキャラクターの価値観を知ることができるというスタイルは面白かった(こういう難しい問題に向き合うときこそ、価値観が出ると思うので)ですが、ちょっとその割合が多すぎたかな、エンタメ部がちょっと少なかったかなぁという印象でした。6人でわちゃつくシーンが少なく、終始重めだったというか。いろんなことについて、ただ条件反射で生きるのではなく考えてほしい、というメッセージはよく伝わったのですが、それを乙女ゲームというジャンルでやる意義が、、まあ、それこそがバスタフェなんだ!というふうに言うこともできるかとは思いますが。いやでもヘルベチカルートは最高でしたので、作品を出してくれてありがとうという気持ちはとてもあります。エピローグだけは、ちょっとう~~~~~んって感じでした。

ヘルベチカルートで終わりなら五億点なので、私はその世界のなかで生きていくことにします……