感想置き場

いろいろと感想を残します

in Stars and Timeをクリアしました(ネタバレあり感想)

ゲームについて

2023年に発売した、タイムループする世界が舞台のRPGです。主人公のパーティ5人組が、「ラスダンに挑む直前」から物語が始まり、主人公だけ記憶が引き継がれる状態で、何度も何度も同じ時を繰り返し、手がかりを得てループから抜け出すために奮闘します。

store.steampowered.com

きっかけ

多分webのゲームメディア記事とかで何月に発売予定~っていう記事が書かれていて、タイムリープ系の話は大好きなのでウィッシュリストにとりあえず突っ込んでおり、最近ぼ~っとウィッシュリストを眺めていたら発売していたことを知って、評価も高かったのでプレイしました。

 

感想

全体(ストーリー)

24時間くらいで、ノーマルエンドともう一つのエンドをクリアしました。キャラクターが皆魅力的で、会話がすごく楽しかったのと、主人公がループで追い詰められていく展開の辛さの没入感が非常に高くてめちゃくちゃ良かった。全体を通して、「変化を受け入れる」「変わる勇気を持つ」話だったなと思います。

ループもので、主人公しか記憶が維持できず、追い詰められていく…というのは予めわかっており、私は追い詰められる描写は好きなので、どれくらい追い詰められるのかな♪と期待していたのですが、思ったよりもかなり追い詰め描写が丁寧でエグく、マジか…ウッ…ヘヘッ…ってなりながらプレイしていました。追い詰め方のバリエーションも細かくて、「同じ」ことに対してうんざりしていく様子や、自分の問題から目を背け逃げ出してしまう様子、自分の過ちで追い詰められる様子や、摩耗し効率厨になって倫理観がぶっ壊れていく様子など多岐にわたっており、暗黒フルコースでした。個人的に一番きつかったのは、効率厨になった結果仲間のパワーアップイベをショートカットしようとして大失敗するあのシーンです。次にきつかったのはボニーが握られるアレ。あと、弔い方について話していたのをボニーに気づかれてしまい、シフランが慰めようとするんだけど嫌われてしまうシーンとか、入ってすぐのところにいる哀し身(この訳し方いいですよね)をぶっ殺したときに仲間に引かれるシーンも…思い出したらどんどんでてきた…心のえぐり方が豊富なゲームでしたね^^

一方で、パーティメンバと心を通わせるシーンは非常に心が暖かくなりました。どのメンバも魅力的で、いろんな形で支え合い、リスペクトしあっていて、これまでの旅路も全部くれ!!って感じでした。一つ面白いなと思ったのは、こんなに素敵なパーティなのに、ラスダン手前の段階でもまだ互いに踏み込めていないところがあって、今回の出来事がなかったらもしかしたら皆互いに気持ちを表に出さずに解散していたかもしれないなっていうところです。互いに尊重し気遣うのはいいのですが、逆にそれによって自分が恥ずかしかったり相手から拒絶されることを恐れたりして、相手の心に踏み込んだり自分を開示したりすることができていなかった部分が、皆あったのだなと。作中の「ウツロイ」の教えでもありますが、変化をするということはそれまでを壊すということであり、仲良く皆で素敵に過ごせている今を、相手に踏み込むことで壊してしまうことをおそれていたのかなぁなんて思いました。シフランが触られるとびっくりしてしまうというところも、シフランに聞くのではなく皆で察して(ある種勝手に)気遣って触らないように気をつけていたっていうところや、シフランが昔のこと、故郷のことを隠していたり、シフランが「手伝いたい」と相手に歩み寄るまで、皆が開示していなかった自己だったり、最後のループでの態度をシフランが謝るときに、ミラベルやオディールが、シフランを知ろうとしなかったことに対して謝っていたり、それこそシフランが話の一番の肝である「みなとずっと一緒にいたい」の思いを隠していたし、皆が皆「旅を続けたい」と思っていたのに言わなかったのも、そういう、変化を恐れ「踏み込まない」「拒絶されることを恐れる」ことだったのかなと。作品のテーマとして、「ウツロイ」、一つにとどまるものはなく変化し続けるから、より良く変化し続けよう、というのが重要である一方、変えられないことに対して無理して変わる必要もなく、変えられるところ、変えられないところがあるから、そこを切り分けるのも大事なのかなと思いました。本編の旅が終わっても、もう少し旅を続けることはあきらめなくてもいい。でも、ずっとずっと一緒にいることはできず、旅の後はいずれそれぞれの道を歩むこともあるだろうけど、それでも場所は変わったとしても、心はともにある。(お互いの人生の中に、お互いの存在がずっとありつづけるだろう、ってオディールのセリフが好き)形が変わっても、変わらないものはあるんですね。あと、一人では無理なことでも、だれかとなら乗り越えられる、というのももう一つのテーマなのかなと。本編ラストの皆が助けに来てくれるところもですが、ループとの対話ができるENDでのループとのやりとりで、より強くそれを感じました。他にも、エンディングで、ミラベルが、自分もシフランも抱え込みがちな性格だから、もっと話そう、そうすれば手伝える、とか、オディールが故郷の記憶がないことについて、私なら他の人よりも理解してやれるかもしれない…とか。他人は、自分と違うからこそ、その気持ちが分からず不安になることもありますが、違うからこそ、分かち合えるんだよな、と思います。あと加えて、王って、シフランと対になっていると思うんですよね。どちらも故郷、自分を失い、彷徨っていたら、かけがえのないものに出会った。それを失いたくない、という気持ちまで同じで...何が二人を分けたのかといったら、仲間(+ループ)の存在なのかな、思いました。

あと、ループが終わってから、ボニーは桃も好きだったのか!ってびっくりするシーンが個人的に印象的でした。シフランは、ループしまくり、皆のことなんか全部わかったつもりでいましたが、そんなことはなく、知らない一面もまだまだあるんだよと。普段、生活していて、他人について、その人の考え方とかをすべてわかったつもりになってしまうことってたまにあるかと思いますが、他人の中身を完全に知って理解することなんて一生不可能であり、わかったつもりになるのは最も傲慢な行為であり、相手を知ろうと、歩み寄ろうと努力することが大事なんだなと思いました。そしてそのためには、自分も相手も、伝える、話すことが大事なんだと。最後に、この旅を続けたいと思ってたのは自分だけだった、みんなはそうじゃないと思ってたって、シフランが他のメンバの気持ちを勝手に想像して決めつけて恐れていたところとかもそうですね。

あともう一つ印象的だったのが、最後の最後、ループの末、仲間に暴言を吐いて大失敗した回で、それをやり直さずにエンディングを迎えたことです。プレイした時には、あの素敵なパワーアップイベントで得られた関係が全部なかったことになった上、更にむしろ物語開始時点よりもひどい状態なんて…あの素敵なループの状態で好感度高い状態でやり直させて~~と思っていたのですが、そもそもこの思考が、劇中のシフランそのままで、仲間を意志のない人形として取り扱い、自分が愛されていることが一番大事、そうなるように仕組むことを是としていしまっていたな~と振り返りながら反省しました。自分にとって都合のいいエンドを望み、暴言をなかったことにするって言う思想ですよね…自分の問題から目をそらさず向き合っていくことが大切ですよね。あと、最後のループで仲間たちが、酷いことを言われたしそれに傷つきもしたけど、それだけでシフランを見捨てたり嫌いになったりしない、というのも、なんというか、仲間で過ごしてきた時間はかけがえのないものであり、パワーアップイベがなくなっても、ラストループで喧嘩しても、無かったことになるわけではない、というのがなんだか救われるような思いでした。

あと色んな国の人たちが集まって、それぞれのなまりがありつつも一緒に行動してるってのが良かったですね。サモサの味付けも地域によって違うとか、本もカ・ビュー語で書かれているのはオディールが訳してくれて、ニュアンスが変わるところがあるとか、宗教も国によって違うとか。色んなところでナショナリティの違いが感じられて面白かったです。

あと、テキストの"間"が良かった!

そういや、"やめる"を選ぶ時が来なかったな。選んだ未来があれなのかしら...

下記に、感心したトピック別にちょっと分けて記載。

・主人公が置かれている状況への没入感の高さがすごい

タイムリープ系の話って、ADVのように物語メインのメディアで多く扱われる印象があり、そういう場合って、毎回同じ繰り返し、と言う描写は言及はされるものの、カットされることが多いと思うんですよね。全く同じテキストが繰り返されるのってプレイ体験的には無駄なので、同じことがプレイヤーに理解された段階でそこは親切にカットしてくれることが多いというか。ですがこのゲームは、全くそのようなことはなく、本当に「全く同じダンジョン、全く同じセリフ」を、ず~~~~っとプレイ中かなりの時間聞かされることになります。さらに特徴的だなと思ったのが、「見たことあるシーン」はスキップ機能でぼ~っとすることができるのですが、これは本当に主人公がぼーっとしているので、既読だけスキップするなんていう仕様ではなく、万が一主人公側のリアクションが違ったせいで相手のリアクションがちょっと変わっても、そのままスキップされてしまうところです。(物語の大きな手がかりになる差分が生まれたときには流石に止まってくれますが)ゲーム性という点では不便極まりないですが、この仕様は主人公の気持ちに没入するという体験を非常に深めていると思います。ループ中は、自分側からのリアクションが変わらない限り、相手からのセリフは全く変わりません。一方で自分側のリアクションはだんだん変化していきます。例えば、一周目は初めて聞く会話なので普通に返して、二週目はもう知ってるんだけどね、と思いながらという描写が入りながらも一周目と同じように返答して、三週目には少し返答の仕方が雑になり、それでも返答の内容が変わらなければ相手側からのリアクションは変わらず、四週目は黙るようになり、そこでようやく流石に会話の流れが一周目と少し変わる…みたいな感じです。先ほどのスキップ機能は、二週目以降ずっと使えるのですが、これを押すと上記の差分を全く見ないことになります。差分を見たければいちいちスキップしないで全部聞いてあげることになり、これによりさらに同じ会話へのうんざり度がUPし、主人公の感情の摩耗をより身近に体験できるようになっていると思いました。主人公側のリアクションもプレイヤーのうんざり度ととてもマッチしている台詞になっていて没入感が非常に高かったです。

あと、レベルがシフランだけ上がっていって、敵がワンパンになっていくところも良かった。メニューのキャラクターのイラストが話を進めるにつれ顔が死んでいくのとか、イベントを経ると、システムメッセージの"仲間"が"家族"になるのもイイ。システム的なところでそうやって変化を表しているのも面白かったですね。

・差分がものすごい細かい

ループを繰り返すごとに変化していく主人公のリアクション、気持ちの変化が非常に細かく描かれており、それがプレイ中の自分の気持ちとよくリンクしていたなと感じました。なんというか、普通のゲームだったら、同じ話を聞いたときの主人公側のリアクションってせいぜい2~3回めくらいまで用意されていてそれ以降は同じ、くらいの差分だと思うんですけど、このゲームは体感その倍くらい用意されていて、同じ話にだんだんとうんざりしていったり、やけくそになり、そして摩耗しておかしくなっていく様子がめちゃくちゃ丁寧に描かれていました。ゲーム全体としてチャプター的な区切りが4つくらいあるのですが、その1つのチャプターごとに多分4~5段階くらい変化していた気がしています。だから合計20弱くらい、そしてその変化が調べる箇所や会話ごとに用意されているので、本当に差分が凄まじい。プレイ中はひたすらいろんな箇所を調べまくり、その差分に共感しつつ驚いていましたね~

人間性、多様性の描写が非常に丁寧

パーティメンバたちは信仰している宗教が違ったり、主人公とパーティメンバの一人はノンバイナリーだったり、また別のパーティメンバはおそらくアセクシュアルだったりといったように、いろんな個性・価値観を持つメンバが集まっているのですが、これに対して、特段気を遣うわけではなく、互いに互いを尊重して、理解しようと努め合っており、皆の会話が、言葉をしっかり考え、選んで、丁寧にしているのがすごく好感が持てました。そして、パーティメンバがそれぞれ抱えていた自分の気持や考えを吐露するシーンがあるのですが、そういうときのセリフがすごく丁寧というか共感できるというか具体的というか…言語化しづらい気持ちを丁寧に描写してくれていて、私が似たように悩んでいることがトピックになったりしたときには共感し、そうでない話題のときは、こういうことで悩んでいる人は、そういう気持ちで悩んでいるんだなと理解を深める助けになりました。パーティメンバの、「人間性」の描写がとても丁寧で、キャラクターが、「属性をくっつけた」感じではなく、個々に自身の価値観を持ち人生を歩んできた、一人の人間なんだなということを実感できました。加えて、良かったなと思ったのはパーティメンバの皆の個性が生み出す負の面も描いていたことです。皆、個性的ながらもめちゃくちゃいい人なんですけど、個性があるということはやはりそれによって生まれる弊害もあるわけで、人によってはそれが他の人にとっては悪い面となってしまうこともあります。例えば今までの自分にけじめを付けて新しい自分となり、そこで終わらずに更にこれからもいろんな自分になってみたいと言う人は、いろんなものに積極的であると同時に、一つに決められない優柔不断であるともいえます。感情的にならず的確な指摘をくれる人は、頼りになると同時に、冷徹な人であるとも言えます。あと、パーティメンバとは別に、ボスについて、その思想が、ある面では主人公も共感・同意できる面がある、と描かれているシーンがあったりします。さらに、パーティメンバのミラベルは自分が信仰しているウツロイ教について、盲信するのではなく窮屈、時代遅れだと感じる部分があると話すシーンもあります。そういうふうに、多面的な視点で物事を描いているのが、すごくいいなと思いました。正しい意味での「多様性」を描いている作品だと思います。なんというか、互いに違うが、それを押し付けるのではなく、尊重しあい、心地よい距離感で共存していくという感じ。

グラフィック

モノクロのグラフィックが特徴的で、最後に色が戻るシーンがあるのかなと思ってましたが、そんなことはなかった。笑ドット絵もよかったですが、イラストがやっぱり素敵でしたね。みな表情がいきいき(喜びだけでなく、負の面も(重要))してましたし、笑顔が素敵だった。イラストレーターさんのtwitterフォローしちゃった。

翻訳

非常~~~に丁寧で、全く違和感ありませんでした。文句の付け所なしです!一つだけ、合言葉とパスワード、で表記ゆれがあったかな?若干理解がワンテンポ遅れる言い回しが一二箇所くらいありましたがほんとそれくらいで、キャラクターの口調も個性に合わせてしっかり分けられており、物語への没入感を全く阻害せず、素晴らしいローカライズでした。主人公のシフランはダジャレ好きというローカライズの大きな壁である特性を持っているのですが笑、しっかりダジャレも日本語でダジャレになっていました。あ、一つ思ったのが、ノンバイナリーの子の一人称って訳すのめっちゃむずそうだなと思った。シフランもそうですけど、特にボニーはオイラって言うから完全に男の子って感じがしちゃいますがノンバイナリーなんですよね。原語だとIなはずなので、ボニーに対する感じ方が結構違いそうだなと思いました。あと、シフランはhe/theyで、ボニーはthey/themなんですね。日本語だとどっちもプロフィール上はノンバイナリーになっていて、でもこれ以上表現しようがないので、言語の違いって難しいな。というか言語が英語と日本語だけって、珍しいですね?

音楽

シフランの精神状態で同じ曲でも変化していくのが面白かったですね。サントラがなんか前半しかでてないっぽい?ので後半もくれ~!!!

キャラ雑感

どのパーティメンバも、パッと見の印象と実際のギャップが大きく、人間の多面性というか、意識して外に出す仮面と、うちに秘める、外に出せない内面は違うんだなっていうのが実感されることが多かったです。

シフラン

我らが主人公シフラン。"旅人"といった感じで、飄々としている印象ですが、その内面はかなりナイーブかつ内気で愛が重めの子でした。みんなのことが大好きなのがかわいいですよね。エンド後はもっと自分をさらけだして、失ってしまった記憶をみんなの暖かい記憶で埋めてしまうくらい楽しい時間を過ごしてほしい...

シフランは、旅が終わって、皆は別れるのは平気だろうけど、自分は嫌なんだ…ってラストに明かしますが、他人の気持ちを読むのが苦手な子なんですよね。一方で、逆にパーティメンバからは、普段の態度から一人のほうが好きみたいに思われている節があります。まあ実際に常にみんなでわちゃわちゃするのが好きなタイプではなく、一人の時間のほうが基本的に気楽なタイプとは思いますが、だからといって皆と離れたいわけではなく(これはオディールにも言えると思う)。互いに、互いを誤解してたんですねえ。皆との旅は自分にとって一番幸せな時間だと答えたシフランが愛しいよ…

みんなに嫌われたくない、嫌われてしまう、離れないで、っていう気持ちがすごく強くて、これは過去に何かあってそうなってしまったのか、依存心が元々高めなのか、わかりませんが...シフランは別にあらゆる人に対して嫌われたくないっておどおどしてるわけではなく、仲間に対して強くそう思っている(怪しい...アチブでも、オディールに手伝って欲しくない、なぜなら、ループの原因がわかったら僕のことを嫌いになるだろうから!って言ってる)ので、これは故郷の記憶を丸ごと失ったことで、自分の大切なものがいなくなることを恐れているのかもしれないのかな〜とか思いました。また、この自信のなさは、自分の記憶がないことも関係してるのかなとも思いました。記憶がない、人となりがわからないような人間である自分は信頼に足る人間ではない、と無意識に自分で自分のことをそう思ってしまっているのかも。他のパーティメンバに自分の記憶がないことをあまり知られたくない様子だったのも、信頼できない人間であることがばれてしまったら、嫌われる、離れていってしまうと思ってたからなのかなあ、とか思いました。ループを繰り返すと、シフランは、オディールのパワーアップイベで、"自分とのつながりは感じられないけど、つながりを作りたくてこの国を訪れた。大した度胸だ。革新的ですらある。僕はそれが・・・妬ましい。""彼女は恵まれてる。自分のルーツをもっと知るために、何処かへ旅に行けるんだから" "そうは思わない。わかっていないのはオディールの方だ。生まれや出自などのルーツが個性を左右しないなんて思えるなんて、ゼイタクなはなしだ。"と独白します。オディールは、自分の半分を構成しているはずの、存在している国に対して所属感を感じられないという話でしたが、シフランは、オディールと違って故郷が物理的にも記憶的にもないので、その折り合いすらつけられないというか。ヴォーガルドを見て、自分のルーツは感じられなかったけど、自分は自分だ。と思えたオディールと違って、そもそもどこにもルーツを感じられないし、記憶がないせいで、「自分は自分だ」とも思えない、自分が何者なのかすらわからない。自分が何者なのかわからない、過去が何もない辛さは、想像することしかできませんが、シフランにとっては、自分と故郷の記憶がないことによる自分への自信のなさが、自分の中で覆せない事実として根付いてしまうくらい、強烈だったんだろうな。

 

以下、トピック別にちょっと分けてみました。

・ダジャレ

おしゃべりキャラでもひょうきんキャラでもないのにダジャレをいうって言うのが意外でした。仲間パワーアップイベの何回かめで、シフランは、「イザボーは自分の人生に笑いをくれた人であり、彼を笑わせたくてダジャレやジョークを言うようになった、下手なダジャレを言ったときにイザボーが爆笑してくれて初めて、自分という人間が理解できた」、と独白します。初めたきっかけがある種恩返しなのが愛おしいね...「自分という人間が理解できた」という部分は、過去の記憶がなく、そもそも自分はどんな人間だったのか、何を好み、どのような動機で生きていたのかすら分からなかっただろうシフランが、人を笑わせる、という行為をしたときに、きっとなにか"しっくりきた"んだろうな、と思いました。なんというか、心から満たされることをしているときって、ああ、これが自分なんだなぁ、と思うときがあると思うのですが、そんな感じなのかな~。あと、ループとの会話で、「ダジャレやジョークで気を散らして質問させないようにする」という話もあり、ジョークがうまくなっていくうちに、処世術としても使うようになったのかもしれないですね。

 

・故郷や過去の記憶について

シフランは、自分の失われた故郷、過去の記憶について、それを少し思い出すようなことがあると、非常に強い抵抗を示します。(マントや、サモサの好み、かま焼きの思い出、銀貨など)これ、ゲーム中は疑問で、嫌な思い出ならまだしも、全てを思い出に残したかった、というのなら、思い出せそうなら思い出したい!と深掘りするのでは?と思っていました。しかし、今振り返ってみると、これはたぶん、失ってしまったものについて思い出すと、それが失われたことが強く感じられてしまうから嫌がってたのでは、と考えられるんじゃないかなと思いました。例えば、親しかった人が亡くなった時とか、その人のことを覚えていたい気持ちはありつつも、その死が受け入れられていない間は、むしろ思い出す方が辛いですよね。そのことを思い起こさせるようなものは避けたくなったりします。この矛盾なのかな〜、と。

あと、故郷や文化が失われてしまうというのは、現実だと、人々が記憶喪失にはなるのはありませんが、紛争などで物理的に破壊されて無くなってしまうというのはあるなぁ、と思いました。あとは、例えば古代の文字とか、ものはあっても文化を知る人がいなくなってしまった場合もありうるなーとか。でも記憶は失っても好きな味は覚えているというのが、具体的に思い出せないけどなんとなく懐かしく感じるものとかも現実にあると思うので、身体的な、いわゆる体が覚えている、っていうのがシフランにもあるんだろうなと思います。なぜ思い出そうとすることが世界のルールに反するのかはよくわからなかった...

エンディングではボニーに、記憶がないことについて、いつか詳しく話すよ、と伝えているので、今後いつかシフランが、記憶がないことについて引け目を感じないようになり、そして失ってしまったことを受け入れ、たまに思い出せる昔の思い出を、目を背けるのではなく、皆と共有できるようになったらいいなあと思います。

 

・顔グラの変化

細かくて良かったですね!顔が死んでいくことでしか得られない栄養素が、ある。最後は帽子がなくなったのが、これからは自分を隠さず生きていくという象徴なのかな〜とか思いました。

ACT4の疲れと幸せを同時に感じる絶妙なのこの顔がどうしようもなく好き

・皆がシフランに触らないように避ける

てっきりシフラン側が触られるのが嫌だと主張したのかと思ってたら、みんなが(勝手に)気を遣っていたというのがなんかリアルだなと思いました。他人が、自分の気持ちを自分よりわかってるのがなんとなく嫌だというのはよくわかります。なんというか...自分の判断を奪われているような感じというか...もちろんプラスなのもありますけどね、自分のことをよくわかってくれてるんだなっていうのもありますから。でもこういう勝手に遠慮される系はなかなか難しいですね。ボニーがいい意味で気を使わずにどうして?って聞いたのが良かったなあ。大人になるとデリケートなところは触れないでおこうとなりがちですが、踏み込むことでしか気づけないこともありますからね。

 

ダガー

皆の前で自殺するのヤバいですよね(褒め言葉)

 

サトイモフリット

英語だとMalangaとgiraumonと言われていて、Malangaのフリッターレシピを調べてみたらキューバ料理が出てきました。

www.cook2eatwell.comほかにも、ハイチ料理でマランガは使われるそうです(ハイチ料理 - Wikipedia)。giraumonは北アメリカが原産のものらしいです。ただ、シフランの故郷は多分特定の国を思わせないように意図的にされている気がするので、特にキューバやハイチがモチーフというわけではない気がします。ただ、アジア的なカ・ビューがヴォーガルドの裏っ側なので、ヴォーガルドはアメリカやヨーロッパっぽい気がしていて、そうすると北に浮かぶ島という点ではもしかしたらすこしイメージされてるかもしれませんね。(制作者さんの開発ブログに地図がありましたDevlog #10: Questions and Answers - IT'S THE LAST DISC)この料理初めて知りましたが、めちゃくちゃ美味しそう。ちなみに、steamのゲームのページからいけるマニュアルに、ボニーのレシピが載ってます!今度作ってみようかな。サモサの味付けが国ごとに違う話も興味深かったですね。サモサっててっきりインド料理だと思ってたんですけど、発祥自体は中央アジアだそうです。日本ではあまり身近ではなく、インド料理屋に行ったらメニューにあるけどそういう異国料理わざわざいく人じゃないと頼まないくらいの珍しい料理のポジの印象があるので、おなじみの料理として出てきたのに結構びっくりしました。アメリカとかだと人気なのかもな〜。(サモサ - Wikipedia

料理が好きなのでボニーのおやつ色々みるのが楽しかったです。

カワイイ
ミラベル

典型的な真面目系の信心深い女の子かと思いきや、ホラー小説が好きだったり、自身の信仰自体に縛られていることを悩んでいたり、あと最後にシフランに暴言はかれたことに対する、最後の最後のシーンで、皆許す中、ミラベルは今後怒ることもあるかもっていうので、最初の印象よりもはるかに人間味があるというか、パーティメンバの中でも案外一番頑固というか、譲れないものがあるというか、意志がしっかりした子なんだなという印象でした。

あと、aroaceな子(製作者の方のブログにありました。aroaceという概念、表記を初めて知りました。)です。あまりそちらの方面に詳しくなかったので、マッチングの話題が出たときに、てっきりいつかいい人が見つかるよっていう感じになるのかと思っていたらそうはならなかったので、考え方は変わる、増えるんだなと、勉強になるなと思いました。あと、ミラベルの悩みの、学びとはなにかに生かさないと価値がないと思っていた、っていうのに対して、学ぶこと自体が楽しければそれはそれでいいんだよ!っていう仲間のリアクションがすごく好きで、そして私にとっても救いになりました。私も、学びに対して、それ以外にもいろんなことに対して、意義や意味がないとだめだと思ってしまうタイプなので…更に、エンディング時の一番最後の会話で、シフランは聞かれていないことを自分から話すタイプじゃない、自分の問題で、他の人を煩わせたくないから、黙っている方がいい、だから気持ちを死ぬまで閉じ込めておくタイプなんだよね、私も同じだった。だから、今後はもっと話そう、そうすれば、支えあえるでしょ!というシーンも好きです。感情の相棒ってフレーズ、いいよね。

お隣にすわるとニコニコするのが可愛くて好き

イザボー

ムキムキちょっとお馬鹿な兄貴キャラ、かと思いきや、それは過去の自分が憧れていた人物像であり、現在の姿は「ウツロ」って手に入れたもので、過去の自分はかなりのガリ勉で、(オディールの知らないことまで知っている!)内気だったという、作中でも随一の意外性をもつキャラクター。他人の目を気にしていないようで、むしろ一番気にしているんですね。ファッションデザイナーになりたいという話や、多分ですけど爪にマニキュア塗ってるし、おしゃれさんなんだな〜と思いました。あと、作中で一番感情の扱い方に長けている人だと思います。ミラベルが取り乱してしまったときに慰められたのは彼のおかげですし(実際オディールもそう言っている)、ラストループでシフランに酷いことを言われたときにも、怒るまでの時間が一番長くてシフランを心配しているセリフも言ってくれますしね。彼の優しさは、ウツロっても変わらない根っこの部分なんだろうな。あと、もし死んでしまったら、その時の弔い方について、どうするか…という話題を出したところ、はじめはかなり驚きました。ゲーム始めたばっかりの時だったので、それなりに重い雰囲気はありつつもおやつタイムとか、シフランのギャグとか、攻撃もじゃんけんだったりしてゆるいところもあったので、急に「死」という現実が押し寄せて来たので…でも、現実から目をそらさず、死後のことまでその人を尊重しようとするその姿勢は本当に尊敬できるなと思います。

あと、結構独占欲高めの人だと思います笑シフランの呼び名をミラベルに許さんところとか、オディール像のところとか。

そう思われる環境で育ってきたんだろうな…

デザイナーになりたいだけあっていろんな服の知識を教えてくれるのが楽しい
オディール

好き!!!!!!!!!!!!!!!初めの第一印象のときはそんなに気になってたわけじゃ無かったんですけど、なんかじわじわ好きになり、いつのまにか大好きになってました。めちゃくちゃ推しです。一番初めに願いの木に願い事をするところ、はじめたてだったのでそんなにそれぞれの仲間に対してまだ理解が深く無かったので、一番偏屈そうだけど中身はいい人そうでギャップ萌えありそうって理由でなんとなーくオディールを選んだのですが、ここでオディール選んどいてマジで良かったな...まさか最後の最後のエンディングのセリフに差分が生まれるとは。オディールとカ・ビューを見たいです!!案内して欲しいです!!思い出話して欲しいです!!一緒に骨董市行きたいです!!ダンプリング食べたい!おにぎり食べたい!!いろんなところキョロキョロしたい!!ウォッカ飲みたい!!あと辛いものが好きらしいので辛いもの一緒に食べたい!!(apologies if youve already gotten asked something... - IT'S THE LAST DISC)

一旦落ち着いて...オディールは、自分のルーツを求めてウォーガルドに旅してきた人です。旅の理由を聞いたとき、なんというか、それって悩みになることなんだ、と、意外だなぁと思ってしまいました。私は純日本人で、周りにもハーフの子とがいなかったため、自分のルーツに悩まされるという経験がありませんでした。同じ立場にならないと、どう頑張っても人の気持ちは完全には理解できないので、オディールの悩みを完全に理解..というか、共感できないことが少し寂しかったし、悔しかったな。ハーフだけでなく、移民とかでもありそうな悩みだなあ。親が違う国の人で、そこで生まれた子供は、親の国と、住んでいる国のどちらに属しているのかについて悩みそうですよね。どちらに合わせても、どちらかと違うことが気になってしまいそう。やっぱり、「所属感がない」というのが根源の悩みなのかな。自分がどこにいても"よそ者"である、帰属意識が持てないということの辛さは想像できるし、共感できました。社会や、会社、何かしらのコミュニティに所属してはいるけど、気持ちとして所属感がない、というのってつらいし、しかもそれが「生まれ」になってしまうと、どこにいてもずっとその疎外感を感じることになると思うので、私が想像しているよりもずっと大きな悩みになりえるんだろうな、と思いました。しかもオディールの場合、母は自分含めて全てヴォーガルドのルーツは残さないで出てしまい、残されたのは周りのカ•ビュー人と少し違う身なりだけ。もし、母が去らず、自分のルーツを教えてくれれば、周りと違っても自分のルーツにもっと自信が持てていたのかなと思います。パワーアップイベントでオディールは、自分を形作っているのは、出自だけではない。どこから来たのかは重要だが、自分が自分である理由はそこだけじゃなく、ヴォーガルド人かカ・ビュー人かよりも、そちらのほうが重要といえる。って言っていて、私に取ってはそれほど意外ではない(生まれが全てではない)この考え方を、オディールは旅をすることで実感できたと言っていて、やっぱりかなり悩まされてきたんだなあと。オディールが孤高のひとなのは、これも原因の一つだったのかもしれないですね。オディールという名前は、非常にヴォーガルド風らしく(ループを繰り返して仲間の名前を忘れてしまうイベが発生するとループが教えてくれる)、親に名付けられたのか、自分で名乗っているのかわかりませんが、そこでも何か一つ抱えてそうだなぁと思いました。ウォーガルドの文化に触れて、これこそ自分の一部だ!と感じることはできなかったと言いますが、ダンジョン探索をする中で、本に書いてあることをミラベルやイザボーに聞くと、ウォーガルドを、その文化を愛していることが伝わってきて、それを聞くことで私も愛することができるようになるんだ、というセリフの通り、自分のルーツだと感じることはできなかったけど、愛することはできたんだね、とジーンときてしまいました。

カ・ビューはおそらくアジアがモチーフで、そのなかでも多分日本は結構強めに取り入れられている気がします。八百万の神様という考え方があるし、おにぎりは、ボニーが言い間違えるところ英語だとどうなってるんだろう?って思ってみてみたら英語でもOnigiriだったし、ダンプリングの餃子も、英語でも「gyozas」になっていて、中国語読みだと「Jiaozi」らしいので、かなり日本ぽい感じがする。でも服装はなんとな~く中国みを感じるので、まんべんなく入っている感じかな。日本文化に対する理解が非常に高いしローカライズも日本語だけなので、制作者さんの中に日本の方がいるのかしら?ていうか、好きなキャラと文化が近くてうれしいな。

 

オディールの好きポイントをひたすらあげます!!!!!!!!!!!

・ドライかと思いきや意外と茶目っ気があるところ

ラストのラスト、シフランにダジャレをいうところ可愛すぎるし、仲間たちのバカやるところになんだかんだ付き合うしむしろ自分から行く時もあるの、可愛すぎる。ボニーと仲がよくてkawaii

シフランがカウンターにぶつかって「にゃっ」って言った時

年齢差同盟が負けてボニーがシフランへのいたずらを提案する時

ラスボスに挑む手前なのにこの言いよう 最高

も~らい

・論理的なところ

オディールの感情的ではなく論理的に物事を常に語る姿勢が好きです。例えば、ミラベルが王に挑む直前、自分がどうして選ばれたのか、自分は相応しくない...と落ち込むシーンでは、今この場面で正しい人選だったのかと悩むことはあまり意味がなく、選ばれたのはミラベルであり、今ここにいるのもミラベルであり、貴重な時間を他の誰かだったらもっとうまくやっていただろうと考えるのに費やすのは勝手だが、目の前にはもう王しか残っていない、心を痛めたいのなら、王の急所を蹴り飛ばし、その墓につばを吐いてから存分にすればよろしい、って言うところ。感情的に励ますのももちろん大事なのですが、感情的に落ち込んでいるときには感情的に励まされても効かないときがあって、そういうときに論理的に状況を分析してくれると、いい意味で落ち込んでいるのがバカバカしくなるというか。 もう一つ、自分たちは友達じゃないよね...とシフランが過去のオディールの発言から問うシーンで、確かに、私のような年齢の人間とボニーのような子供が友達というのもおかしな話で、友達というのは適切ではない。しかし、私はきみたちを守るためならなんだってするし、皆もそうだと思う。だから、友達ではしっくりこないが…  というところ。なんというか・・・、俺たち家族だよな!!っていう、ノリや雰囲気ではなく、しっかりと根拠を持って言ってくれているところが好きです。まああと、こんなに論理的に話す人が、平然と守るためならなんだってするって話すところがたまらないっていうのもあるんですけど...(あとここ、家族という単語は得意ではないが…っていうのがね…)私が感情的に判断するタイプの人間なので、自分にない視点があるのに憧れがあるのかも。

ただ、そのおかげで、私からみたら無神経だな!笑と思うシーンもちょいちょいあり、例えば二人に分裂している哀し身とたたかうとき、倒す順によっては、片方がもう片方を庇って死ぬのですが、その時に、どんな気持ちだ、ボニファス?と聞いて、どっちもバカだ!って悲しそうにいうボニーに対して頭を撫でるところが、そもそもどんな気持ちだって聞いちゃうところが、姉が庇った経験があるボニーに聞くのが無神経だなと思うし、あとシフランに、片目だけでウィンクするのは無理があるぞ。きみはたまに忘れてしまうみたいだが。っていうところとかも。ただ、この二つに共通するのは、ボニーが自分の責任と感じてしまっていることで、多分、それに対してオディールはボニーの責任じゃないから気に病む必要はないし、関係ないと理解できているから、気にせず言ったんじゃないかなという気がします。上に書いた通りやっぱり感情の取り扱い方が下手というか、悪意があって聞いたわけじゃなくて、オディールは本当に感情に振り回されない人間なので、同じ感覚で話してしまうんだろうと思います。ミラベルが王直前で取り乱してしまうときも、気づかなくてすまない、とシフランにこぼしますし、共感性が低い...というと言い過ぎですが、少なくとも感情に振り回されないばかりに普通の人の気持ちが読みづらいという性格をしているのだとおもいます。ただ、それについて、ボニーの頭を撫でたりシフランに謝ったりと、時には良くない面として出てしまうことを理解し、気を遣えているのが、いいところだなと思います。他にも、ヴォーガルドの人間は全員祈り方を間違えたんだ、ってところで笑うとことかね笑これは私もちょっとどうしようもなさすぎて笑えてくる気持ちはちょっとわかる。あと、気が動転すると、感情的になり、手が出てしまう傾向があるように思います。ラストループでのシフランに暴言吐かれた時とか、ラストのデカシフランに攻撃するところとか。

あと、これだけ論理的なオディールが、ボニーに安心させられているのが好きです。

ときには全く論理的じゃないのも大事

・感情を取り扱うこと、さらけ出すことが苦手で、ずけずけ言うのに、本当の気持ちをさらけ出すのはためらうところ

自分自身が感情というのを取り扱うのが苦手、感情を読むのが苦手、自分を表に出さない人間であるのを自覚しています。でもそれに対して、開き直りすぎず、シフランにも似たもの同士だからと、我々の苦手とするところだが、ときには心を開くことも学んだほうがいい、とアドバイスしてくれるところも好きです。自分にできることがあったら遠慮なく言ってくれ、なにか悪いことが起きていたら、「気持ちは死ぬまで閉じ込めておくよ」なんてやめてくれっていうのも好き…

あと、上にも書いた、物語のポイントにもなる、オディールがパーティメンバーのことを友達ではない..と言っていたのが、イベントを経ると家族になる、というところですが、やっているあいだはイベントを経て最後の壁をとっぱらったからそういうふうに感じられるようになったのかなと思っていたのですが、振り返っていたら、一番最後の最後のループ、シフランがパワーアップイベ失敗する時に、「自分が友達だとみなしている人間」ってシフランに言ってるんですよね。なのであのイベントはきっかけでしかなくて、心の中ではあのイベントがあってもなくても変わらずずっとオディールにとってパーティのみんなは大切な存在で、それを表に素直に出せたか出せないかの違いだけなんだって思い、より愛おしくなりました...そしてそれを勘違いというか、そのまま受け止めてしまったシフランは、まあオディールの方が気持ちを隠すのが上手かったということだと思うので仕方ないとは思いますが、やっぱり人の感情を読むのが苦手ですね。

お花を渡すと分かりやすくテンションが上がるわけじゃないけど嬉しそうだったり、ラストでは、もう少し旅を続けたいと思っていて、皆に聞こうと思っていたけど勇気が出なかった...ともこぼしたり、オディールも、シフランと同じで心を開くのが苦手だって言ってましたが、出自の件(研究してないけど、何も言わないほうが楽だと思った)であったり、私が思ってるよりも自分を出すのが苦手なんだな〜と...あと、パワーアップイベで、「不思議なものだな…気分がずっと軽くなった。」って言ってて、彼女自身が思ってるよりも、閉じ込めていることによる重みが意外とあるのかもしれないな、と思いました。性格もありますが、年を取るとやっぱりあんまり自分をあけっぴろげにできないですもんね。

 

・優しくなさそうに振る舞ってるけど優しいところ

シフラン自身がそう独白するのですが、ACT4あたりでシフランがおかしくなってきて、ガラスの破片を調べるとポケットに突っ込んで怪我することができるようになるのですが、そこで真っ先に手当てをしてくれるんですよね。あと、トイレでシフランが不安になるシーンでも、声かけをしてくれるのはオディールだし…(もしかして最初の願いの木差分の可能性もあるかも?)ボニーに、焦げたサモサについて、本当に美味しかった、一番まずいなんてことはない、って言ってくれるし…

あと、パーティに参加した理由が「一国の命運をひよっこたちに委ねるなんて、考えただけで胃に穴が開く」なんですけど、やさしさ見え隠れしちゃってますよね。

カウンターにぶつかりまくると心配してくれる

ループ直前に一番初めに気づいてくれるのもオディール

・知的好奇心旺盛なところ

知的好奇心が旺盛で、自分のルーツを知ろうと星の裏まで旅に出てしまうくらい"知りたい"という欲求に素直なところが好きです。あと、本で得た知識と、人と話して得た知識には違いがあり、知識も大事だけど、そこに込められた意味や、感情的な側面も同じように大切なもので、本は文化に実際に囲まれたときの気持ちや浸かったときの気持ちを教えてくれることはない…だから、ミラベルたちにヴォーカルドのことを知るために質問する...って話すところが、すごく好きです。"知識"を、たくさんの事実を知っているだけの頭でっかちな捉え方じゃなくて、経験や感情なども含めて考えるその姿勢が、柔軟だと思うし、私自身大切にしたいなと思える考え方だと思います。あと個人的にこの考え方、すごく年の功が出ている気がする...きっと昔はオディールも知識だけを詰め込む、頭でっかちだった時代があったんじゃないかな〜と勝手に思ってます。

これに対するマダムのリアクションがワサビサンドイッチなのがウケる

これまでの旅の間も色々みてたんだろうな

シフラン評

・高所恐怖症なところ

マダムは完璧すぎるから、一つくらい弱点がないとな!のイザボーに頷きすぎて首もげた。

ディールがカニったれって言った...

・年長者の包容力

エンディングのかわいいってぽんぽんしてくれるところ好きすぎるし、シフランに対して私がいちいちこんな"子供"に怒っていたら常に怒らないといけないことになる。だから謝らなくていい。といってくれるのが、「細かいこと全部抜きにして、許す!」という、無条件の愛というか...そういうのを実行できるのが、大人だし、尊敬できるな〜と思います。

 

•洞察力が高く賢いところ

怪しい行動をたくさん取ると発生するイベントでこのアチーブメントがもらえるのですが(オディールに問い詰められたくて必死で取った)、シフランの怪しいポイントを全て結びつけ、ループの事実に肉薄するのがかっこいい。あと、ラスト戦で、シフランのループを止めるところもかっこよかった、時間のクラフトを止められるのすごくないすか?あとここ、話を聞きなさい!って、駄々こねる子供を嗜めてる感がすごかった笑

 

・笑顔がかわいい

笑顔がとてもかわいい!!!

かわいすぎる

・ピンチのときに笑うところ

これで一目惚れしたと言っても過言ではないです

かっこよすぎる

・シフランとの距離感

似たもの同士なところがあって、秘密の任務で、互いに何を探してるのかも知らないけど一緒に骨董商に行ったりしてたっていうのが好きです。踏み込むことでの仲良しももちろんいいですが、こういう空間だけを共有する距離感での仲良しもおつなものですよね。

 

・背が高いところ

もうここまで来るとなんでもありになってきた。マダムの背が高いのカッコいいよね

 

・恋愛歴

嫌いなやつを好きになったことがあるってそのフレーズだけでご飯五億杯いけるし映画作れるくらい興奮するんですけど???ストーカーがいたのも納得

 

・全部

これに言い返せないのかわいい

犬は守らねばならないのは全人類共通の認識

たまに素直になられるとグッと来るからやめてほしい

大事にしてくれてるんだ‥

kawaii.........
ボニー

ボニー、ボニファス、ボンボン。あだ名がたくさんあるのが海外だ!ってなった。序盤呼び名の種類が多すぎて誰のこと言ってるのかわからないことがよくありました笑彼…は正しくないですね、この子は、物語の初めは結構気難しいと言うか、打ち解けてくれない子供っていう印象でしたが、話を進めるにつれ、シフランとの関係がぎこちないのは、この子をシフランがかばって怪我をしてしまったからというのがわかってからは、根っこはとても優しい子なんだなというのが伝わってきて、後半は愛おしかったですね。だからこそ、握られるアレがクるんですけど…制作者、人の心がない(褒め言葉)おやつタイムも、常にいろんな料理を取り入れようと意欲的で、館で見つけた餃子のレシピを勉強しようとしたり、自分の地元ではないカ•ビュー料理のおにぎりを作ってみたり、シフランの好きなサトイモフリットも勉強して作ってあげようとしたり、健気...あとすごく好きなシーンは、皆が死んだときの弔い方のシーンで、パワーアップイベを経ると、なんでわざわざ負けたときのを話をしているんだ?と話している内容にしっかりと触れた上で、約束したから大丈夫だ!と言うシーンです。あと、ラストのラストで、約束は、守ることではなく、守ろうとすることが大事なんじゃないかな?と言うシーン。現実的な視点はもちろん大事ですが、時には根拠のない自信も大事だし、信頼も大事です。腹を割って話し、互いに守る、という約束を、皆で守ろうとするのが大事なんだなと思いました。約束は守れなかったら全く無意味、な訳ではありませんからね。約束だけでなく、いろんな事柄について、成し遂げなければその過程は全く無意味なのかといったらそうではないし。初めから諦めるのではなく"しようとする"のが大事なんだというのを覚えておきたいなと思いました。

 

まとめ

ループものは結構定番になってきたネタですが、それをゲーム体験として没入感高く再現されていて、それによる主人公との気持ちの同期が楽しかったです。加えて、個々のキャラクターの描写がとても丁寧で魅力的で、パーティメンバーにも愛着が湧きました。またルーツや多様性、変化について色々考えるきっかけをくれるストーリーで、学びにもなったな。あと、オディールという最高のキャラクターに出会えて嬉しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!素敵なゲームを生み出してくださった制作者の方々、関わったすべての方々、知る切っ掛けをくださった紹介記事に感謝!

 

オディールとシフランのコンビが好き!

2023年読書記録

通勤時に意外とちまちま読めることに気づき、今年は人生のこれまで読んだ本の倍くらい読みました(これまでが読まなさすぎた)。読書という行為のハードルが下がったおかげで本って面白いなとようやく気づけた年でした。そもそもゲームで好きなのがお話が面白いモノなので、本は当たり前ですが物語でしか魅せられないのでキャラ描写とかがむしろ映像作品とかよりも濃密で、具体的な絵がない分脳内で想像するのが楽しいんだなということに気づいた。あと、自分で読みたいと思った本だけでなく他の人がおすすめしてくれた本を積極的に読むことを心がけてみました。おかげでいろんなジャンルを読めて世界が広がったな。

 

三体

↓ネタバレあります

中国SF、ラスト二冊だけ積んでたので読み切った。人類の終わりのシーンはこうなんとも言えない気持ちになりました。あ〜ああっけないなあ、というか、物語のエンディングを見てる時の気持ちっていうか、失われていく思い出に想いを馳せるというか..しばらくぺらぺらの紙が怖くなった笑次元の話は面白くて、なんというか"悟る"って四次元の視点を手に入れて三次元を全て同時に見通すことなのかなとか思ったりした。

 

嫌われる勇気

去年の年末から仕事に悩み、自己分析を色々した結果、MBTIに辿り着き、INFPにおすすめ!と書かれていて、よく名前聞くし読むかと思って読んだ。確かに私がすごく共感できる理論が書いてあって、かなり生き方の指針を決める上で標となる本だなと感じました。ここからかなり自分の価値観を具体的に言葉にすることができるようになったと思います。あと、邪な考え方ですが、本文が対話形式なので、主人公の青年がおじさんに絆されていくように見えてしまい、謎の萌えを開拓してしまいました。対話形式の自己啓発本全部にこの概念を適用できてしまう恐ろしい考え方です。

 

アルケミスト

これも同じページでINFPにおすすめされてた本。狙い通りこの本もかなり心に残りました。結構比喩やメタファーが多く詩的な本なのですが、多分、昔だったらなんとなく言ってることはわかるけどよくわかんない本だなと思ってたと思うので、自分も物事の捉え方が年齢とともに変わっているんだなとなんとなく自覚したりするなどしました。

 

夢を叶えるゾウ

またしても同じページでおすすめされていた本。いわゆる自己啓発というジャンルは、なんとなく斜に構えて、手に取ることがこれまでの人生ではなかったのですが、この本はそもそも読む前や読んでいる間自己啓発というジャンルであることに気づかず読み終えたので、あとからこういう本が自己啓発というジャンルなんだと知り、思ってたよりも身近に読めたというか、もっと高尚なイメージがあったので、日々に活かせる新しい考え方を知ることができるいいジャンルだなと理解を改めました。また、どこかで、自己啓発本はいいけどスタートとしてそれで考え方の土台を作って、それ以降は普通の物語の本とか別のジャンルとかそういうのを読んだほうがよっぽど勉強になる、自己啓発本ばかり読んでても仕方ないよ、って書いてあるとこがあり、たしかに自己啓発本は手段であって、具体的ないろんな知識や知見の吸収先は別のところにたくさんあるから偏らない方がいいんだなというのも勉強になった。この本で学んだことでためになっているのは、とにかく何でもいいから行動すること、これにつきますね。あとは、やりたいけど成し遂げられないことがあるなら、やらざるを得ない状況に持っていくとか(テレビ断ちのためにコンセント抜くとか)、感謝を忘れない、とかですね。

 

仕事は楽しいかね?

またまた同じページでおすすめされてた本。自分キャリアに悩みすぎだろ。今でも悩んでますけど...この本で印象に残って今でも実践しているのは、毎日新しいことをすること、ですね。本当に些細なことでいいので、やったことない、知らないものを毎日経験する。これは我ながらいい習慣だなと思って続けています。あとは試すことに失敗はない、とかもいい考え方だと思います。

 

鋼鉄都市

SF本探してる時に刑事コンビものって聞いて、バディもの期待して読みました。バディもの感は最後の最後にぐわっっ!!と上がる感じで作中はガッツリではなかったけど、そこがむしろ狙ってないというか、途中ほんのりなおかげでラストが映えるなと思いました。昔の作品だけど、作中のアンドロイドに対する人間の取り扱い方の話(知性や創造性)とかは、AIが生まれてきた今にもそのまま通ずる話があるなあとそういう点でも興味深く読めました。結構翻訳が最初は取っ付きにくかったけど、だんだん慣れました。続編買ったけど積んでるから来年読みたい。

 

君の膵臓をたべたい

友達に勧めてもらったので読みました。有名なのが納得できる完成度の高さでした。名前は知っていたけど、こういうジャンルは絶対に自分からは手を出さないので、おすすめしてもらってよかったです。MBTIに手を出していたせいで、主人公二人の考え方や物事の捉え方のちがいをそういう軸で考えながら読んでいました。二人の考え方は真逆ですがどちらも理解できて、そして真逆だからこそ補い合い惹かれあったんだな〜と思います。二人は途中喧嘩もあったけどこんなに真逆なのに互いを拒絶することなく仲良くできていたのがすごいなと思って、日々違う考え方に対して拒絶するのではなくどんなもんじゃいと理解しようと歩み寄りたいなと思いました。

 

幸せになる勇気

嫌われる勇気を読んで非常に考え方に親近感を抱いたので、続編も問答無用で購入。一冊目ほど驚きはありませんでしたが、復習として改めて理解を深めるために読んでおいて良かったなと思うのと、あとこの本で新しくでてきて印象に残っているのは、愛というのは主語が二人になることである、というところです。言わずもがな自分だけでなく、そして相手だけを考えるのでもなく、二人を主語にして行動していくんだというのは、なるほどなと思いました。

 

お金の向こうに人がいる

Twitterアフロ田中の作者さんがおすすめされてて、前から経済の話を一回理解したいなぁという思いもあったので読んでみました。この本はかなりおすすめできるし、多くの人に読んでほしいと思いました。経済とか資本とか税金とかいろいろいうけど、まずそもそもお金とはなんなのか、何のために生み出されたシステムなのか?というところに目を向けている本はなかなかないと思います。お金は、金払ってるんだから当然、という思想ではなく、何かしてくれた対価として払うもので、金はただの手段であり、本来は人間がうまくいろんなことをスムーズにするために生み出しただけのもので、老後のためにお金を貯める!とかそういうのではなく、もっと大きな視点で、人間社会のサイクルに目を向け、自分だけで完結するのではなくもっと広く、そして本質的なところについて考えてみてほしい、という提案は、かなり考えさせられましたし、今後意識していきたいと思いました。

 

殺戮に至る病

友人におすすめされて読んだミステリ。ゲームでは結構謎が多いシナリオ系に興味があってよく手を出すのに、本のミステリは案外手を出していなかったので久しぶりのミステリでした。噂に違わず、最後までしっかり騙されましたね。

 

アウトプット大全

これもたしかINFP向けおすすめ本だったような...物事をアウトプットすることの効果、おすすめのやり方などが書いてある本です。確かにアウトプットは大事だよねと知っていたつもりでしたが、その認識を遥かに上回る、アウトプットの重要性を教えてくれました。これを読んでいこうそれこそこのブログを再開し、感想や日記などいろんなものを残すようにしたり、朝はアウトプットの時間にしたり、勉強する時などもインプットとアウトプットを意識して行動したりしました。おかげでこの一年かなり充実して過ごせたし、成長できたなと実感しております。とってもおすすめの本です。

 

時砂の王

SFおすすめ探していてサクッと読めておすすめと書いてあって買ったやつ。本当にサクッとよめる小粒なSFでした。普段翻訳SFばかり読んでいるので日本語だとなんか臨場感あるなと思って読んでた。

 

ペンギンは空を見上げる

友人の方におすすめしてもらって読みました。小学生の話ということで、なんか中学受験で問題文になりそうだなという妙に懐かしい気持ちで読んでました。素朴な話で、心が温かくなりましたね。純粋な気持ちを見ると心が洗われますね...

 

サピエンス全史/ホモデウス

INFJを理解するっていう名目でおすすめされてて、興味を持ち読んでみました。INFJがどうとかそんなことよりも、書いてある内容がかなり衝撃というかパラダイムシフトというか、今まで当たり前だと思っていた価値観が全部覆されて、しばらく謎に落ち込むくらい驚きの本でした。嫌われる勇気とは別ベクトルで、自分の価値観を新しくしてくれた本です。読む前の自分にはもう戻れないと思います。それくらい私にとっては衝撃でした。

 

アルジャーノンに花束を

本屋でなんか本買いてえ!!ってなって、名前有名だしハヤカワだし!と思って買って読みました。私にとっては、思ってたよりはあまりインパクトはなかったかな〜。

 

素晴らしい新世界

こっちは、サピエンス全史で引き合いに出されていた本で、ユートピアとはなんぞや?っていうのに興味を持って読みました。これもサピエンス全史に準ずるくらい結構衝撃的でした。

 

あなたの魂に安らぎあれ

こちらも友人の方におすすめしていただいた国産SF。上にも書いたけど翻訳SFしか目に入らないので日本のものを読めて良かった。なんというか、死生観とかそういうところってお国柄でますよね。物語中の僧侶のような存在も、国産ならではだなと感じました。いい感じにハラハラさせられ、かつ色々考えさせられる、バランスの良いSFだったと思います。続編も買っちゃったので来年読むぞ。

 

果てしなき流れの果てに

おすすめSF収集してた時にチェックしてた国産SF。最後の後書きでこれが連載でオチは初め決まってなかったって書いてあってびっくりした。そんなにインパクトは大きくなかったけど、続きが気になるドキドキ感は味わえたかな。

 

世界で一番透き通った物語

Twitterでおすすめされてて、インディーゲームをやった時みたいな満足感のある読後感って書いてあり俄然興味を持って読みました。なるほどなーー!とオチにはすごく感心した。たしかにプレイ時間3時間くらいのギミックがなかなか洒落てるインディーゲーム感ある。

 

幼年期の終わり

めちゃめちゃ有名な海外SF。元々知ってて興味はあったけど、具体的な後押しになったのは、たしかFF14FATEの名前の元ネタSFが有名どころがたくさんあって、履修してみたいなと思ったのがきっかけだった気がします。これは、私の読解力や感受性が足りないんだと思うんですけど、とくに特徴的だったりインパクトのあるところがあまり見つけられなくて、どうしてこんなに有名になったのか、あんまりしっくりこなかった....でもやっぱり人類の終わりシーンはなんか独特の気持ちが沸き起るなあ。

 

全てがFになる

これも友人におすすめされて読んだ、有名ミステリ。タイトルの意味が途中でなんとなく推理できて、当たってて嬉しかったな。デバッグって、ある種ミステリなんだなと思いました。あと、事件の舞台になった、人との接触が極力デジタル化されている仕事場、主人公は理想的だって言ってたけど、コロナ禍を経た今見るとそうでもないぞ!と思った笑

 

新世界より

国産SF、同じ作者のクリムゾンの迷宮を昔読んで結構面白かったのと、各所でおすすめされていたので読みました。最初は長いな!とおもったけど、読み始めると夢中になって、最終巻は久しぶりに夜更かししてしまいました。

 

夜と霧

https://jinjibuchou.com/ranking

ここでおすすめされてたのと、友人からおすすめされて、普段は絶対に読まないジャンルだけど読んでみました。極限状態を経ることで実感できる、人間とは、"何かを決めるもの"であるという理論は肝に銘じていきたいと思いました。

 

 

The Present

親に勧められて、これは英語だからこそいいところがあるよと言われて気になり、初めて英語の本を自力で最後まで読みました。教訓にもなるし、なんだか読後感は爽やかでした。今が一番大切、という話は今でも日頃意識しています。

 

ビール「営業王」 社長たちの戦い 4人の奇しき軌跡

ビールの社長さんの人生エピソード取材記、友人の方におすすめされて読みました。これは絶対に自分だったら手を出さないジャンルの上、さらに「ビール」も「営業」も、私にとって身近の対極にいる存在なので、興味を持てるかなぁと思って読み始めましたが、どんな属性であっても、「人」は「人」であり、私は人の生い立ちというか人生を聞くのが面白い人間なので、むしろ真逆の立場にいる人たちの価値観やモノの捉え方を知ることができてすごく面白かったです。さらに、四人全員タイプが違うところもすごく面白かった。

 

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 

こちらも友人にお勧めしていただいた、NASAの研究開発職の人が宇宙研究についての歴史みたいなのを語っている本です。私はSFは好きなのですが現実の宇宙開発にはあまり興味がない人間だったのですが、この本を読んで、なんというか宇宙への人間の熱意とロマンを感じることができ、興味を持つきっかけになりました。なんというか人類の宇宙への熱意の歴史に思いを馳せることができる、いい本だと思います。

2023年ゲームプレイ記録

今年でたゲームで一番刺さったのはSANABIでした

せっかくなので、今年やったゲームをざっと振りかえる記事。振り返ったら意外と結構やってました。なんとなく、積みゲーは崩そう!の意思でいきてたので手をつけたものは途中で投げずにクリアできてよかったです。FF16以降、プレイ記録を録画したり詳細につけたりするようになり、しっかり振り返りながらプレイする楽しさを新しく知れた年でした。

今年でたゲームで物語的に一番刺さったのはSANABI、ゲーム的に面白かったのはChants of sennaar、今年でてないけど今年やって一番印象に残ったのはOuterwildsかなー。

 

FINAL FANTASY XIV

楽しみ方の幅広さ★★★★★

継続でのんびりやってるので他のゲームと違ってクリアしたー!って感じではないですが、プレイしたゲーム、なので記録。4人高難易度のモードを友人の方々のおかげでクリアできたり、メインクエストのゼロちゃまが推しになったり、エリクトニオスがパンデモニウムラストで急に推しになったり、アライアンスレイドの神々クエで別離に目が潤んだり、魔法大学クエをコンプしたり、釣りの楽しさに目覚めたり、うちのこカッコいい!!!ってしてました。

 

タクティクスオウガ

難易度★★★★☆

ラスボスの強さ★★★★★

カノぷー頼りになる度★★★★★

名作SRPG。昔から周りで好きな人が多く、話には聞いていたゲームで、この度リメイクがでるとのことで良い機会だと思ってプレイしました。難易度は古き良きゲームという感じで、当時からはもちろんシステムが大幅に変わっていてかなり緩和はされているとは思うものの、普段あまりこういうタイプのゲームをしないということもあり(ノベルゲーかアクションが多くてあんまりレベル上げするゲームをしない)、ゲームに時間がかかったなーという感覚でした。加えて会話内容も若干言い回しとかに時代を感じて、ちょこちょこある理不尽要素も相まってレトロゲーをしている!という体験が一番印象に残りました。1番の記憶は、かのプーがストーリー的にもユニット的にも死ぬほど頼りになり、彼を育てるのがいちばんのモチベになっていたことです。笑あとBGMもカッコよかった!

 

DISCO ELYSIUM

難易度★★☆☆☆

文章量★★★★★★

ラストの衝撃★★★★☆

記憶喪失のアル中おんぼろ刑事になって、クールな相棒と事件を追ったり追わなかったりするゲーム。とにかく文章量が多くて、その言い回しが独特ながらも面白く、おもろい小説読んでるみたいな感じでした。アートスタイルも若干恐ろしげながらも不思議な魅力がありました。相棒のキムはもう愛しくて仕方なかった。あと、ふったパラメータでできることが変わってきたり、選んだ選択肢で人となりが変わったりするので、その辺のロールプレイも楽しかったですね。私は謝りまくる、政治的な思想は特にこだわりなくブレブレの、知識はそれなりにあるが一番は自分の直感=妄想で突っ走る刑事でした。申し訳ないと言いつつ自分の考えで突き進む、よくわからないところに肝が座ってるタイプ。記事書き途中なのでいつか仕上げたい。

 

Outer Wilds

難易度★★★★★

知的好奇心が満たされる度★×5億

クリア後の余韻★★★★★

ある宇宙に放り出されて、死にまくりながら、自分の好奇心の赴くままに手がかりを探すゲーム。クリア後感想の詳細はこの記事にあります。可能なら全人類、でもそれは難しいのでせめてこの世にいる全SF好きにやってほしい、と思うゲームでした。今年、というかここ何年かでやった中では一番と言っていいほど心に残ったゲームです。

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FINAL FANTASY XVI

難易度★★★☆☆

グラフィック★★★★★

イケメンが可哀想な目に合う度★★★★★

言わずと知れたARPG。イケメンが可哀想なのが好きなので、なんとPS5を買ってプレイしてしまいました。楽しかったところと惜しかったところがあり、満点はつけられませんが、グラフィックとか、今年出たタイミングで最新の状態で驚ける時にやっておいてよかったなと思います。

gorilla-chikuwabu.hatenablog.com

BUSTAFELLOWS

ストーリー★★★★☆

突然の沼度★★★★★

ラストの衝撃★★★★★

いわゆる乙女ゲームですが、なかなかストーリー自体が面白かったです。特にラストの衝撃がすごかった。あと、自分で思っても見なかったキャラクターにどハマりしてしまい、やはり推しは交通事故で生まれるんだなって思った。

gorilla-chikuwabu.hatenablog.com

 

BUSTAFELLOWS2

ストーリー★★★★☆

推しが可哀想★★★★★

ラストの衝撃★★★☆☆

速攻で2もやりました。メインのストーリーは1の方が好きだったけど、推しのストーリーが可哀想で最高に良かったのでそこの満足度ははちゃめちゃに高かった。バッドエンド定期的に見ちゃうんですよね

gorilla-chikuwabu.hatenablog.com

 

7days to end with you

難易度★★★★☆

全く言葉のわからない状態で、知らない人に介抱された状態で目覚めるゲーム。何を指しているのかなんとなくわかってくる楽しさはありましたが、正解です!って出ないので、最後の最後まであってるのかわよくわからないままエンドを迎えてしまい、イマイチ理解しきれないまま終わってしまいました。コンセプトはよく、作中に漂う雰囲気もなかなか良かったです。

 

Pony island

難易度★★☆☆☆

展開の面白さ★★★☆☆

お馬さんをジャンプさせるゲーム。ふと思い立って、Inscryptionはプレイしておもろいなーと知っていたので、サクッとクリアできそうで、メタ要素があるゲーム界隈ではきっと有名なこれは履修せねばとプレイ。なんというか、この作品自体作者の初期のものなので当たり前なんですけど漫画家のデビュー作読んでるみたいな、今に伝わるメタ要素の面白さの原石はあるものの荒削り感がある印象でした。プレイ時間は長くないのでこういうジャンルの入門としてはよさげかな?

 

The cosmic wheel sisterhood

ストーリー★★★★☆

選択肢を選ぶ楽しさ★★★★★

激カワな相棒悪魔と共に、お悩み相談に来た人の運命を自作のタロットで占うゲーム。とにかく選択肢を選ぶことによる会話や展開の分岐が楽しくてたまらない。作品に込められたメッセージも好きです。また、人の価値観について考えるのがとても楽しかった。魔女と会話してる時から感じられるその人の価値観もそうだし、後半の展開で個人ではなく所属するコミュニティから生まれる価値観みたいなのについて考えるのも楽しかったです。

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十三機兵防衛圏

難易度★★☆☆☆

謎が謎を呼ぶ度★★★★★

SFミステリアドベンチャータワーディフェンスみたいな。13人の視点から語られる物語は人数多くても個性が立っていて、全部面白かった。とにかく謎がてんこ盛りに出てきて解決しては新たな謎が生まれるので常になんだなんだ〜!?ってなって楽しかったです。「SF」といったら想像される大体の要素は入ってたと思います、よくまとめたな〜。

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ファイアーエムブレム風花雪月

難易度★★★☆☆(カジュアル)

キャラクターの組み合わせの幅広さ★★★★★

有名SRPG。名前を聞いたことはずっとあったもののなかなかチャンスがなかった作品。FF16をやってもらう代わりに自分はこれをプレイするという取引をすることでようやくきっかけができました。昔SRPGは難易度から積んだゲームがあったので、クリアを優先するためにカジュアルでプレイ。SRPGはやはりストーリーや会話だけでなく、戦闘中の活躍でもユニットに愛着が湧いてくるのがいいですね。アッシュくん、あんなに優しいのに戦闘では弓で遠くからスパっ!と射抜くのがかっこいいし頼りになったな。フェリクスは言わずもがな!あとローレンツくんにやられた。色んな人と支援会話の組み合わせが面白く、異なる価値観の人が交わることで生まれる視点とかが特に楽しかったです。

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プリンと堅琴(未クリア)

反射シューティング(?) ゲーム。カタテマさんの作品は昔から好きなので新作をプレイ...したのですが、クリアできていません!どうにも難しい!来年にはクリアしたいな。

 

Refind Self

自分の行動が可視化されて恥ずかしい度★★★★★

自分のゲームをプレイする間の行動から、性格を判断してくれるゲーム。今年特に心理分析やMBTIにハマったため、これは絶対面白いと思ってプレイ。何回押し間違えたかとか、時間かけたかとか、そういう普段意識しない行動の癖が可視化される体験が非常に興味深かった。選択肢三つのうちどれを選ぶか、だけでなくて、その選択を選ぶまでに悩んだ時間とかも確かに個性のうちだよな、と気付かされました。

 

MIND HACK(アーリーアクセス 〜3章)

可哀想が可愛い度★★★★★

悪人精神破壊ゲーム(主にタイピングゲー)。精神破壊というフレーズにとっても♡惹かれたのでプレイ。ゲーム性はあんまりありませんでしたが生殺与奪の権利を握って、相手のアイデンティティを破壊することの暗い悦びが感じられてよかったです。続きが気になる。

 

Vampire survivors

やめられないとまらない度★★★★☆

ローグライク。知り合いに教えてもらい、話題だったのでプレイ。これは確かに流行るわという絶妙な難易度設定でした。ただ、長続きなかった。私はやっぱりゲームに求めているものとして、ストーリー、そして明確なゴール(クリアという概念)が結構な割合を占めているんだなというのがわかりました。たま〜に起動してサクッと快感を得られるゲームですね、暇つぶしとして最高って感じのゲームでした。


違う冬のぼくら

もどかしい度★★★☆☆

二人で違うステージを同時にプレイして連携するゲーム。見えてる世界が違うと言うのを物理的に体感でき、伝言ゲームの難しさや面白さ(喩え方や認知の人による違い)を体感できました。

 

SANABI

ストーリー★×5億

ワイヤーアクション。もう言葉はいらない....全人類やってくれ.....

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Chants of Sennaar

知的好奇心が満たされる度★★★★★

グラフィック★★★★★

言語解読ゲーム。あらゆる面で高得点のゲームであり、バランスよくとてもよくまとまっていると思います。これも全人類やってほしい。

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夏空のモノローグ

物語の爽やかさ★★★★☆

部長の天才度★★★★★

乙女ゲー。タイムループモノですが、SF的な面白さというよりは、日々を大切に過ごしたいなと感じさせる温かい物語が印象的でした。

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終焉のヴィルシュ

可哀想が可愛い度★★★★☆

こちらも乙女ゲー。暗いって聞いて飛びつき、それなりに可哀想が可愛い栄養素を満たしてくれました。一つ最高のエンドがあって嬉しかった。

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In stars and time

ループものから得られる栄養素の純度★★★★★

差分の細かさ★★★★★

感情表現の丁寧さ★★★★★

マダム•オディールの魅力★×5億

タイムリープRPG。それだけの情報で買いました。タイムリープの面白さ、そして主人公が繰り返しにうんざりしてくる感覚を、RPGで非常に丁寧に描いており、主人公の感情への没入感がかなり高かった。台詞差分が本当すごい。あとオディールが好きすぎる。あとで感想記事書く。

 

 

終焉のヴィルシュをクリアしました(ネタバレあり感想)

ゲームについて

2021年にオトメイトから発売した女性向けADVゲーム。人々が23年しか生きられない呪いを持ち、しかしそれに対してクローン技術で生き延びている国が舞台で、そこで周りの人に不幸を呼び寄せるとして死神と呼ばれてしまう主人公の女性を巡って、物語が繰り広げられます。

 

きっかけ

今まで乙女ゲームをほぼやったことがなかったのですが、最近いくつかやってみて、なかなか面白いなと思い、他にもないかな〜と思っていたところ、Twitterで何個かピックアップされておすすめしてくれているツイートがあり、その中で一番気になった(話が重くてメリバ好きにいいと書かれていた)のでプレイしました。メリバは別に大好きとかではないんですけど、暗い展開が好きなのでどんなもんじゃいと思ってやってみた次第です。

 

感想

全体(ストーリー)

絶望エンドと救済エンドという二つがあり、絶望エンドはありとあらゆる面でハピエンへの道が綺麗に閉ざされ外堀が埋められていくのが執念を感じました。笑希望をちらつかせてこれもダメだよ〜!!って一つ一つ可能性を潰していくんですよね。いわゆるバッドエンドに力が入っていて、選択ミスによって死んじゃいましたとかその後そのままの生活を送りました...とかいう中途エンドではなく、ガッツリ結ばれるくらいまで仲良くなった上でそこを断ち切ってくるので、そういうああ〜かわいそう!!って栄養素はたくさん摂取できました。ふんわりファンタジーは受け入れるまでちょっと時間がかかりましたが、感情が受け継げないっていう設定はなかなか面白いなと思いましたね。

あとみんな髪長いね!!

 

キャラ雑感

ルート攻略順で。初めは3人しか選べず、この時点で一番シアンが気になってはいたのですが好きなものは残しておくタイプなので、展開が王道そうだなと思って(性格がいいひと〜って感じだったので)リュカ先生からはじめました。

 

リュカ

ぜんぜん王道ではなかった。初っ端から人殺しかよ!!って笑っちゃった。初めてプレイしたルートでびっくりするくらい人が死んだのでびっくりした(びっくりしすぎて日本語終わった)。被害の規模のデカさが、アドルフルートに次ぐデカさなんですね。このゲームの洗礼を受けた気分でした......カプシーヌ先生もこういう神経質そうな人が優しいのいいよねとか思ってたら作中でも群を抜いて変態のクズで悲しかった。笑しかも監禁されるし、(そのタイミングでは)こんな倫理観終わってる人に恋することになるのか...と、初っ端からこの乙女ゲー..普通の恋愛、ない感じ...?ってちょっと不安になりました。先生自体の人格は薬でいじられており本来は真っ当であるというのには安心しました笑あの薬、効果がいい意味でご都合爆発してて好きです。薬であんなに都合よく従わせるの無理でしょ。あと実は片思いというか、物語開始よりも前から先生の方が好きになっていたパターンでしたが、そのきっかけがなんとも一方的で、やっぱりちょっと怖くて、恋愛過程もあまりついていけなかった...まあ幼い頃からずっと薬のせいでまともな精神状態と普通の精神状態が入り混じっていると思うのであまり普通の価値観で考えても仕方ないとは思うんですけどね。ナディアはいい子でしたねえ。すでにブローとして人殺しをしている上、街の人をたくさん殺し、絶望エンドではナディアとも対話できず終わり、希望の芽が綺麗に一つずつ摘まれていき精神が壊れていくのはここまで来ると芸術だな!!と勝手にウケてた。ただ絶望エンドは壊れきるのではなく自分がセレスを殺したことにもっとずっと苦しめられて欲しかったですね。(我ながら酷いと思う)

救済エンドは、まああの状況からハッピーは無理だよなと...ただ、正直想い人をその手で断ったアンクゥのかわいそうさの印象がデカすぎて...

あとブローの服装が好きです。ポニーテールsukiyanen.

余裕がないのがいいよね

ここ、やべーやつじゃん...ってずっと引いてたけど、弱みをここで見せてくれたので可哀想度がグッと上がって良かった

 

マティス

人殺しの次は人造人間かよ!!ってまた笑っちゃった。彼は、何もかもが作り物、偽物、借り物だったけど、それでも周りの人と交わって、その思い出は嘘じゃない、自分だけのものであって、その中から"自分"を見出す、生み出すっていう展開はすごく好きなので、どんなになっても愛は失われないっていうところはいいね!!と思ってみてました。絶望エンドのオチはそこをうまいこと捻じ曲げてきて、感心しましたね。愛は失われなかったけど対象が違うっていう。彼は出自は特殊ですが、物語自体は結構王道な展開だったと思います。

 

シアン

こういう、初対面の印象が悪めな奴ほど、絆されたときのギャップがでかいので、おたのしみにとっておいたんですが、思ってたよりも何倍も美味しくて大変嬉しかったです。まずそもそも初対面の印象が悪めって書きましたが、シアンは少なくとも今回の舞台中では悪意とかはこれっぽっちもなくて、本当にただ効率とかを見ているだけなので、むしろ腹の底がわかりやすいというか、嫌な奴ってよりも理にかなってる奴だなという印象だったので、そういう奴が感情に振り回されちゃうんでしょ??っていう期待を持ってプレイした感じでした。見事に応えてくれました。

絶望エンドが本当にたまらなくて、この作品イチ好きなんですけど...プレイしてる間、絶望エンドは、どちらかというと両思いになったと思ったけど結局はこっちの片思いで、シアンは感情を抱けずこちらをモノとしてしか実は見てませんでしたって感じのオチになるのかな〜なんて思ってたんですが、しっかりガチ愛されて、しかもそんな彼を目の前で庇って死ねるなんて最高ですよね!!あんなに感情は不要だって言ってた奴が絆されるって過程がまず最高ポイント+100で、次にじゃあその感情を持ち越せるリライバーの体を開発してそれに生まれ変わって感情を得た途端、その感情を得るきっかけとなった対象を失い、せっかく感情を得ることができるようになったのに、初めて感じる感情が、愛ではなく喪失の痛みで、感情を得たからこそ今までになかったものに苦しめられているっていうところが可哀想で最高ポイント+5億で、さらにキスできたのが前の体で今の体はもうその温もりはないところがさらに倍率ドン!さらに倍って感じで、エンドの震え声が声優さん本当ありがとうって感じで、そこの独白がもうすごいあんなにセレスに対して上から目線だったのに素直っていうか懇願してるっていうか、頼む......ってなあ!!!!すごい弱ってて最高ですね!!!!!あと個人的に嬉しかったのが完全に精神崩壊はしてないところです。いや、側から見たら崩壊してるのかもしれませんが、なんというか、セレスが現実にはいないっていうことを理解してるので、リュカの絶望エンドとかは完全に空想の世界に行ってしまって、むしろ本人は楽しそうなんですけど、シアンの絶望エンドはセレスがいないことはわかってるのでそれに対してシアンがず〜っと苦しむことになるんですよね〜たまりませんね〜自分が目を覚ますきっかけをくれた相手は、目を覚ました時には、目を閉じてるんよ......あとスチルたまんないっすよね.....何その顔...

可哀想(最高)

あと、自分は神の名を騙る罪人だとか言って実験をわざわざ見せてくれるの、フツーにいい人ですよね。いい人っていうか、誠実?うーん、ちゃんと向き合ってくれているというか。このルート、セレスが、シアンは自分をまっすぐ見てくれるのが好きって言ってたけど、これもそれな気がします。あと書いてて思ったけど、逆にシアンの方も、自分のことを肩書きではなく本人を見てくれて嬉しかったのかもなとか思いました。所長扱いしないのはもちろんのこと、パズルを捨てないとか、ラストの、あなたは人間を救いたいのに、延命になってない?手段と目的違ってない?って指摘するところとか、相手の気分のいいことをいうとかそういうのではなく、本当の意味で相手のためを思って、そして自分の考えを持ってぶつかってくれるその姿勢が良かったのかも。そういう点で、ダハトとは結構いいコンビだと思ったんだけどな...

あと、途中でセレスが、優先的に実験体にするなら死刑囚や犯罪者が先というか...と考えるあたり、自分もだいぶシアンさんに毒されているな、と思うシーンがあるんですけど、こういう相手の価値観が自分の一部になっていくのいいですよね〜。このルートのセレスは結構好きです。

アンクゥが語った昔の方のシアンは今よりも結構ひど目な感じで、この当時も悪意はないと思いますが、もっと人を道具としてしか見てない感があるなぁとなんとなく思って、それはもしかしたらセレスと会わなかっただけでなく、ダハトがいなかったからかもとかちょっと思いました。

このルートは攻略キャラの生首が出るとは思いませんでしたね〜

 

イヴ

3人を攻略したあとでようやく解放されるので、何かバカ高い秘密とかエグい裏とかなんかあるのかと思ってビクビクしてたんですけど、予想外に普通の人(いい意味で)でした。最初二個がインパクトデカすぎてですね...

ヒューゴの存在が物議を醸しそうですね〜横取りしたみたいでなんかちょっと気の毒になってしまいました。

あと、ルート中で面白いなと思ったのは、ヒューゴが自分と同じ目線で生きて欲しいと思って彼らしさを潰し押し付けていた、あいつにとって必要なのは理解じゃなくて共感だったんだな(リコリスの花畑に対しての態度とか)っていうところです。人によってそこの重要度って違うのでなるほどなぁ〜と思いました。

もう一つ、仮面の下の話ですけど、どんだけ酷いんだろう!!って期待してたらそんなにひどくなくて拍子抜けしちゃいました笑普通に顔の形してるし...なんかもっと異形みたいなの期待してた...その下の傷も、醜いけど自分の一部で、生きてきた証だ、それごと愛する、っていうのは好きなんですよ、自分の変えられないところは嫌いになるとか無かったことにするんではなく愛しましょうというのは、好きな考えです。ただ、その傷が意外と見た目が普通なのであんまりそこがグッと来なかったというか...いや、心の救済的の描写的には、わたしにとって普通なことは本当は関係なくて、本人にとってそうでないことが描写されているので問題ないのですが(仮面が外れて取り乱すところは最高だった)ただ物語として、こう、そんな醜いところでも、それでも愛する!!感が、見た目のインパクトが小さくて印象に残りづらかったかな〜。あと、傷の原因であるセレスがその傷をむしろ綺麗っていうのはなんかちょっと...いやイヴ自身もセレスは原因ではない、自分がやりたいから助けただけ、っていう、自他境界がはっきりした認識をしているので、イヴにとって問題ないんでしょうし、むしろ想い人にそう言われて嬉しいまであるんだと思いますが、どうしてもわたしは割り切れなくて、いまいち入り込めず、よくセレスそんなこと言えるなってちょっと思っちゃった笑

イヴルートは前3人のルートで明かされた情報をふんだんに使っていろんな展開があるわけですが、そのオチが、世界を敵に回して君を救う!で、これは好みの話なんですけど申し訳ないけどグッと来なくて、どっちかというとアンクゥの救い方の方が好きで、私は何かを救うために自分を犠牲にするタイプの方が好きなんだって気づきました。絶望エンドは恐怖!人体自然発火現象!!って感じで、うわー!!!みんな死んじゃうよー!!!!ってなんか絶望なんだけど勢いがすごくて笑っちゃった。目の前で攻略対象が焼死体になるのはキツイですね。ていうか科学的に自分がガチで死神でしたって判明するのは珍しい気がする。科学的に死をもたらすってわかっちゃったら役立つ形で死ぬのが最善じゃない?って思っちゃったところもありました。これ、ファンタジーでその身が死を呼び寄せるっていう設定だったらあんまりそう思わない(犠牲になって死ぬ方がいいってすぐには思わない)のに科学的にそう言う体質ですって言われたら死んだ方がいいって言うのを割と受け入れてしまうの、私が科学信者なところがあるのかもしれないな...

イヴはずっと身近に感じることができなくてこんな感想になっちゃいましたが、アドルフルートでアドルフに神格化された時に、「い、いやいや、だってさ…....!物語の英雄のような存在って、言われても一そう見えるように振る舞ってるんだから当たり前じゃないか......」って答えるシーンがあり、そこでなんか急に親近感湧きましたね。完全に天然英雄ではなくてむしろ見返りを求めて頑張ってるところもあるっていう。いや、見返りを求めて優しくしてるんだっていう話はもちろんイヴルートでしっかりありましたけど、なんというか、自分からそういうのと、周りに神格化されてそれに対して突っ込む形でいうのとでは、なんとなく感じ方が違う気がする。

 

アドルフ/アンクゥ

どこで分岐するんだと思ったらまさかの同一人物でした。時間旅行の話や寿命の話はちょいちょいでてきていたのでなんとなく予想はしてましたが、ダハトは予想外でしたね〜。結構いいキャラしてると思ってたので健全に仲良くなるルートがなくてかなC。ダハトが普通の死生観を持つアドルフを尊敬し、それに対してアドルフが実験で得た不死性で反撃した時にキレたのがなんか印象的でした。あと、感動の再開!のはずが感情を引き継いでいなくてそうはいかなかったっていうのも、その人をその人たらしめるものってなんなんだろうかと少し考えさせられました。全く同じ経験をしても、そこから何を受け取ってどう感じるかは人によって価値観や捉え方が違うから人次第で、なので記憶というか経験した事実だけを受け継いでも、そこから感じたものを忘れてしまうと、自分の価値観や捉え方も忘れることになり、だから思っているよりも別人になるのかもなぁ。自分で自分のこと思い返す時も、あの時なんであんなに頑張ってたんだろうとか思うことありますよね。行動した事実は覚えていても、そのモチベーションとなる感情を忘れてしまうと、極端な話ただ記録の本を読んで暗記しただけの別人ということもできちゃうのかもですね。それこそ、マティスだな。

あと、ダハトがなんやかんや満足して逝きましたが、それに対してアンクゥがすっっげーキレてるのがびっくりしたし好きになった。ていうかこのルートはアンクゥが典型的飄々とした掴めないキャラなのにその根っこは素朴なアドルフで、その頑張って被った仮面がだんだん剥がれて激情や疲れ、悲しみなどがみえていくところがたまらんでしたね。アドルフバレした後のアンクゥかすごく好きなのでもっと過ごしたかった。私が俺になっていくのたまらんね〜!実を言うと少しばかり君の姿や声を忘れていたんだ。って言うところも、いやそうだよね、とむしろ現実的と言うか素直と言うか、ずっと忘れないって言ったって人間である以上やはり限度はあるわけで、いくら言葉でそう言ってもやっぱり薄れていくと言うことを正直に伝えてくれたのか、なんというか愛の力で不可能も可能!永遠に...って言うおとぎ話ではなく、摩耗が感じられて良かった。アンクゥと結ばれるルートはないんですか???ファンディスクやればいいのかな、、、、

 

まとめ

全体的に暗くて、色々ご都合なところはあるけど、インスタントに可哀想成分が色々摂取できて良かった。シアン絶望エンドが最高だったのでこれだけでお釣りくる。

 

 

夏空のモノローグをクリアしました(ネタバレあり感想)

ゲームについて

2010年(PS2版)に、オトメイトから発売したADVゲーム。いわゆる乙女ゲームです。夏真っ盛りの7月に、一日が繰り返すタイムループに巻き込まれた人々を描くお話です。

 

きっかけ

乙女ゲー全然したことないんだよね~と会話していたら、おすすめしていただきました。スマホで隙間時間にプレイできるのはいいですね。

感想

全体(ストーリー)

乙女ゲーは人生で4作目(ほぼ3作目)でしたが、どきどき♡するよりも、明日に立ち向かうキャラクターたちの姿勢から見られる価値観や、科学部の皆のわちゃわちゃとかを楽しませてもらいました。部長さんが一番好き!やっぱり乙女ゲーは「人を知る」のが楽しいですね。ルート攻略前と後だと、どういう気持でそのセリフを言ったのかがわかったりして。一般的なADVは事件がメインだったりしますが乙女ゲーは当たり前ですが各キャラクターを攻略するので、その人となりというか価値観を深掘りする話が多くなるので楽しい。自分と違う人の価値観やものの見方を知るのが好きなんですよね。つまり恋愛がメインじゃない乙女ゲーがほしい(それは乙女ゲーではない)

キャラ雑感

ルート攻略順で。はじめは何も考えずに入った人からやるのが好きなのではじめはほんとに情報なしで、その次からは、おすすめ攻略順を見て決めました。

沢乃井 宗介

部長さん。しょっくーーーーーーん!!!アップルストアの人物紹介のプロフィールが部長兼天才って時点で気になりまくっていました笑こんなエキセントリックな人と恋愛になるのか??という興味もあって、選択肢を無意識に多めに選んでいたようで一番最初に突入しました。このゲームはどのキャラクターにも、明日を迎えたくない動機がありますが、部長さんのが個人的に一番インパクトがありました。(はじめだったというのもありますが)父が亡くなってから10年もの間、それをなかったことにするために必死に研究してきたなんて…彼の普段の、何者にも縛られず、今の研究に夢中!!といったような前向きさからは考えられませんでした。それこそ、作中で主人公が言うように、強い人だと思ってたので。ある種、一番弱い(弱かった)人で、どのキャラよりも一番後ろ向きに生きてきたのではないかな。だって、過去を引きずるだけでなく、さらになかったことにまでしようとするのは、彼にそれを現実にできてしまうほどの頭脳があったにせよ、一ミリも前を向けていないですもんね。だからこそ、最後に本当に10年前に戻れて、過去を変えられたのにも関わらず、自分の意志で過去を変えるのをやめたのは、本当に偉いなと思いましたし、印象的でした。戻れないならまだしも、戻れてしまったら、多くの人はその誘惑に勝てないと思います。みんなとの関わりを経て、皆との思い出を大切にできるようになって、成長して前を向けたんだなって…

変えられるものもある

ここ、過去は変えられなかった(変えなかった)けど、自分の気持は変えられたっていうのがとても好きです。他のストーリーでもずっとでてくるテーマですが、人も周りも、自分が見ようとしなければ一生真っ暗なままなんですよね。

部長さんが、科学部を作った動機が、端的に言うなら"寂しかった"からなのが、なんというか...愛おしいし、ぱっと見エキセントリックな人だけど、根っこは素朴な人なんだなって思いました。

うれしいことも悲しいことも、ちょっとした思いつきや日々に対するくだらない感想

そういうものを誰にも話せず、ひとりで完結する日々は、虚しくて......とても耐えられるようなものじゃない。

ひとりになりたくなかったから、科学部を作った。最初は先生と2人だった。でも楽しかったよ。話し相手がいるというのは、いいことだな。

この物語は、人と何かを分かち合うことというのもテーマなのかなと思うことがありますが、部長さんのいうように、本当に些細なこと、ともすれば会話すらなくても、だれかと同じ空間にいて、同じ時間を過ごして、同じ時間を共有することは、いいことですよね。そういう場を自分で作った部長さんは、やはり「部長」であり、ある種先生に次ぐ主人公にとっての恩人な気もします。

部長さんがイミテーションが好きだって言うこのセリフが、なかなか印象的でした。

僕はイミテーションが好きだ。

ダイヤより、模したプラスチック。花よりも造花。夜空よりも、プラネタリウムの空。

純粋な情熱からイミテーションを作る者には、本物への憧れと、本物を手に入れたくても手に入れられない切なさがある。

失ってしまったもの、永遠に手許に置いておくことが許されないものに対する、焦がれるような、泣き出したくなるような人の欲望が僕は好きだ。

そして、そんな人の切なる願いが、他人を救うことがある。

それを確認することが、僕の幸せだ。

なかなかない視点だったので。でもたしかに、本物になろうとする偽物は、ある意味でむしろ本物よりも本物を理解しているというか....本物と偽物の垣根って、何なんだろうなとか思ったりしました。もしかしたら部長さんはお父さんのイミテーションをしていたのかもな〜。だからぱっと見、過去に縛られているにも関わらず前向きに振る舞えていたのかも。あと、後半の、失ってしまったもの...他人を救うことがある、というのは、綿森ルートの最後のあたりを表してるのかななんて思いました。

部長さんは、自分が人とずれていることを自覚しているので、人の気持ちを慮るのが苦手だし、さらに自分の気持ちをうまく人に伝えるのも苦手なんだと思います。だから、気持ちが通じ合った時、共有できた時、温かい気持ちをもらえた時に人一倍嬉しいんじゃないかな。例えばお誕生日イベとか、部員に対する感謝のセリフもテンション高くて冗談みたいに見えるけど、ルートをクリアした後はそうじゃなくて、本当に心の底からそう思ってるんだなと思って、ここ以外にも色んなシーンで部長さんが愛おしくなりました。カガハルも冗談みたく振る舞うみたいなところはありますが、あっちは根が真面目で色々考えた末にああなっているのに対してこちらは本当に天然物なので...人になろうと頑張っているエイリアンみたいなところありますよね(ひどい)。

嬉しかったんだね…

嬉しかったんだね....(その2)

綿森ルートの部長さんは、もう一人の主人公ってレベルで活躍してましたね。かっこよかった。途中、父への思いで激昂するシーンがありましたが、そのあと八つ当たりでした、ごめんなさい!と素直に自分の非を認め謝っていて、冗談抜きで人ができてるし大人だとめちゃくちゃ感心しました。父親が綿森のためにどれだけ頑張ったか...と言ってましたが、父親の行動は父親の責任であり、綿森のせいではない。もちろんキッカケではありますが、そうすると決めたのは父親自身なので、そこの責任の切り分けを部長さんはできたんじゃないかなと思います。偉すぎる。そのあとも科学部の部員として受け入れているし、人ができすぎ!ていうか、主人公が原因だって知ってた上で最後にループの終わりを宣言していたなんてなぁ...

最後のループを止めた後の、ツリーが歌わなかった場合ですが、「ツリーが歌わなくても、こんなに夜空がきれいなら、それでもいい」っていうんですよね......この時空の部長さんはルート経由してないので、何だか少ししんみりしてしまう....END後部長さんルート行ってその心残りを一緒に解消したい....

ルート中のどこかでのセリフ、

科学者というのは、案外ロマンチックにできている。現実を積み上げて真実を知ろうとする知への好奇心が、想像の羽ばたきを邪魔するとでも思うのかね?

が、部長さんの想像力というか、何者にも縛られない自由さが感じられて好きです。

あと最後の最後のループの時の

統計学などクソ喰らえだ!

これはお別れ会などではない!我々科学部の新しい門出を祝う祝賀会である!!土岐島高校科学部はメンバー全員、ひとり残らずまたここに集められるであろう!!

っていうセリフ、いいですよね...

加賀 陽

登場人物の中でおそらく唯一本編開始時点でも割と素直に明日を望める人物。まあ、本編開始前にすでに一つ大きな壁を乗り越えているという、他メンバーと大きな違いがあるからですが、でも一番大人というか、現実的な視点を持った人だなという印象でした。カガハルルートは、どっちかというと木野瀬くんの優しさが印象に残ってしまいましたね笑背中を押してやるのが優しすぎる。ちょっとびっくりするくらいNTRですよね...

カガハルルートは、彼の冗談みたいな物言いに対して主人公があしらってた態度が、後半になって主人公が惚れた後に、真面目に告白してもそう受け取ってもらえない立場になった時に、初めてやられたがわの気持ちを理解、実感するというところが結構印象的でした。実際にされないと、やっぱり気持ちはわからないもんだなと。まあカガハルはあえてそうしていた(冗談と思われるようにしていた)ところがあるので、同じようにやきもきしていたかはわかりませんが。あと、初めの方は冗談だと思って流してたのに、気になり始めてから、むしろ苛立つようになった。なぜなら、信じて裏切られるのが怖いから。という話がありましたが、なるほどなと思いました。何事も信じてない方が気楽で、信じることでそれを失う恐れも同時に出てくるのですよね。カガハルが、人を見下せば見下すほど人付き合いが上手くなったと言ってましたが、これは人を信じていなかったからですね。これは作品のテーマである"明日"に対しても言えるかな。希望を持つと、ダメだった時辛い。でもだからといって何も信じないのは寂しすぎる。きっといいことがあると信じて、前を向くしかない、っていう...最後の、お母さんとの仲直りとか、クラスメイトに話しかけるところとかも、そうですよね。踏み込んだら傷つくかもしれない。でも、踏み込まなきゃ、一生そのままだ、っていう。

あとカガハルは唯一初見でノーマルに行ってしまったのですが、最初ノーマルだって気づかなくて、タイトル画面に追加されないのをみて初めて気づきました笑五年後も好きだったら、また会おう!みたいなの、お互いにお互いを縛ってなくて結構好きなんですけど、まあ現時点で結ばれてないから乙女ゲー的にはダメなのか。あと、ノーマルにいった理由が、ラストの分岐選択肢の「一緒にいたいよ」と「応援してるから」をみた時、主人公のこれまでの明日が来るの嫌だよムーブを見てると、応援してるからって選択肢はなんか主人公の本心とは思えなくて、カガハルのために嘘をつく選択肢なのかなって思っちゃったんですよね。だから、本音を曝け出すほうが誠実なのかなと思って一緒にいたいを選んだんですよ。でも、そもそも選択肢って主人公の行動を決めるもので、選択した時点で本心になるんですよね。(少なくともこのゲームでは)。そう考えると、避けられない別れ、明日に対してやだやだするのではなく、前向きに受け入れることが、主人公にとって正解だっていうのはわかります。加えてカガハル自身も前に進みたい人ですしね。主人公の自我というものを考えてしまった結果謎に失敗してしまいました。私は一歩引いてみてしまうタイプだった。乙女ゲーにおける主人公の自我、個性って取り扱い難しそうですね。

五年も別れちゃうの...!?っていう展開は、五年という歳月の重さに対する態度が、ああ、そうだよねこのくらいの年だと五年は長いよね...と、自分のリアクションが仕方ないんですけど年取ったなって思って勝手になんか黄昏てしまいました。この辺りの展開はむしろ励ます先生とかに感情移入してたな。

あとカガハルの好きなシーンは、夏祭りで篠原くんにチョコバナナを買ってくるところです。篠原くんはまつりの食べ物は重くて好かん!と言っているのに買ってくるこの強引さに、はじめは人の話聞かないな~、と思ってましたが、考えてみると、自分では手を出さないようなものを試すきっかけをくれる、新しい世界に連れて行ってくれているんだなと、ふと気づきました。ここは人によって考え方、捉え方は違うかとは思いますが、私が普段自分の価値観にとらわれる方なので、カガハルのこの世界の壁をぶち破る姿勢が眩しかったです。あと、「せっかく皆で来てるんだから、同じの食って感想とか言うだけでも楽しいんだって!」っていうのが、すごくいいなと思って、大切にしたい考え方だなと思いました。部長さんのところでも書きましたが、誰かと何かを分かち合う、分かち合えることはかけがえのない、素敵なことなんですよね~。カガハルは同じ思いを篠原くんとも分かち合いたかったんだなって思って、それがわかったからきっと篠原くんは嬉しいやら恥ずかしいやらでこんなツンデレしちゃったんだろうな。笑

知らない世界をもたらしてくれるのは他人だけ
浅浪 皓 

先生。年長の渋みが出てるね、と思ったら、年齢聞いて若!!!!!ってなりました。このおじさん特有の色気は28じゃ出ないだろう!!体感的には30代中盤〜くらいだった。タレ目イケメン、命が助かる。

先生は放任主義と言われていますが、これは、結局自分の人生を歩む、決められるのは自分自身だけなのだから、一人で歩いていけるように、教え導くのではなく、きっかけを与える、背中を押してやる、というスタイルをしているから、必要最低限に見えてそう言われてるのかなとか思いました。主人公が保健室登校していた時はつきっきりで見ていてくれたわけなので、何でもかんでも放棄しているわけではなく、本当の意味で自主性を尊重して、一人で立てるまでは全力でサポートするけど、何かを決めるのは自分自身なのだから、そこには干渉しない、という考えなんだろうな、と。作中で悩む主人公に対して、「自分で考えろ。....お前がどうしたいのかは、俺は教えてやれない」って言ってたので、そう思いました。

いつまでも未来から目を逸らすわけにはいかないと思ってうちあけた翔くんは強いなぁと思いました。先生よりも強いかも。変わることから目を逸らすのではなく受け入れ前に進むのが大事というか、それしかできないんですよね。

先生は、距離感がちょうどよくて、話し相手としてかなり好きでこのルートも先生との会話をすごく楽しんだんですけど、ただ、どーにも先生と生徒っていうのはちょっと恋愛関係になるのに抵抗があり、恋愛話が絡まないところを楽しんだ感じでしたね…というか、先生の魅力が出るのが、恋愛しているときではなく「先生」しているときなので…そういう人と恋愛できるのがいいんじゃん!ってことなんですけども。主人公の年齢がもう少し上のゲームで出会いたかった。笑

先生のセリフで好きなのは、主人公を励ます時の

速く走れるヤツがえらいわけじゃねえんだ。

最後まで歩き抜いたヤツがえらいんだよ。

このセリフ。何というか、自分自身も少し救われました。

後ちょっと関心したのが「人間ってのは失敗しないと、別の手段を思いつかねーよーにできてんだよ」っていうやつ。失敗を面白おかしく、でも前向きに受け入れられるいい言葉だなと思います。あとわかる〜ってなったのは

気の毒な篠原くん

これ。だる絡みされている篠原くんは気の毒ですが笑、前半の笑っておけば人生はいい方に転がっていくって言うのは大切にしたいと思いましたし、後半のつまらんと思っているやつにはつまんねー側面しか見えないようになっている、っていうのは私が常日頃心がけて生きていることなので(だから何でも面白いと思って生きるようにしている)、勝手に激しく同意していました。先生のセリフには共感できるものが多かったな。

木野瀬 一輝

他ルートでいいやつだな〜〜〜と思ってたら、まさかの実質元カレ。他ルートでの彼が気の毒でならない。一つ思ったんですけど、一番はじめのはじめは、あ~~~明日来るの嫌だ!!!!って7/29に思うまでは普通に進んでいたってことは、主人公は記憶喪失しなかった時間が一回だけあったってことであってるんでしょうか?木野瀬くんはその時だけ記憶の続く主人公と仲良くできたのかな?そう思うと彼が一番被害者ですね。

木野瀬くんは良くも悪くもいいやつだな〜という印象でそんなに強いインパクトのあるシーンがなかったです。いや、弁当の特訓付き合ってくれるところとか、カガハルルートでも篠原ルートでも背中を押してくれるのとか、色んなシーン出る面倒見の良さとか、あげれば彼のいいところはキリがないんですが、、、幸せになってほしい。

篠原 涼太

彼は泣ける!最後にやって!いう評判をチラ見し、残しておきました。ルート分岐直前の、合宿の動画を見るシーンで何となく察しましたが、確信が確証に変わっていくにつれ、ああ〜...ってなりました。

感情を文字に残すという作業が好きなんです。そしてその表現には、詩という形が、僕には一番ぴったり来るような気がするんです

詩が趣味な篠原くん、失っていく記憶、そしてその時感じた感情を忘れたくないから残していて、そしてその時、事実を詳細に書いてもその時感じた気持ちは思い出せないから、感情を残したいから、そこを抽出した結果詩になったのかななんて思います。詩って、読んでいる人に気持ちを呼び起こすものだと思うし。というか、詩の定義って改めて考えるとよくわからないなと思って調べたけど、分類はできるものの、そもそも何なのかといったものにはやっぱりはっきりとしたものはなかった。詩が趣味っていうとすごく高尚に聞こえるですけど、Twitterでおセンチになってる時にとりとめもないこと書いたりするのもある種そんなもんなのかなとか思って(篠原くんに失礼かもですが)、それこそ感じた感情を残しておきたいから、書いていたものが、結果として枠組みに当てはめるなら詩を書くことが趣味、っていうことになるのかなと思いました。詩のハードルって案外低いのかも。歌の歌詞とかある種詩な気もするし。

彼の忘れてしまうっていうのは、巨視的な視点で見れば人生と同じなのかな〜とか思いました。なんというか、結局永遠はなくて、いつか別れはくるし、人は死んでしまうし、失われるなら初めから意味なんてない、仲良くする意味なんてない...だとしても、"今、感じたその気持ち"は確実にあるわけで、諦める理由にはならない、みたいな...

主人公が悩むシーンで、篠原くんのために何をするべきか、でもない。私のために何をするべきか、でもないし、二人のために何をすべきか、でもない。「二人のために、私は何をしたいか」だ。と気づくところがありますが、ここはなるほどなぁ、と思いました。この前読んだ本に、愛というのは、主語が私でもなくあなたでもなく、私とあなた、二人になる事だって書いてありまして、まさにこの事だなと。自分が相手のために尽くすのでもなく、相手が自分の気持ちを満たすためでもない。互いに自分と相手を思いやり、相手も自分も同じように考えるのだと。そして、「べき」ではなく、「したい」というところも大事ですね。べき思考ではなく、自分の内的動機で動き、自分がやりたいからやってるんだと、自他境界をはっきりさせて、二人のためにしたいことを見つけていくのか大事なのかな〜とか思いました。

上に貼ったバレーボールイベントは、篠原くんルートをやる前に見て、彼ってこんなに素直に喜ぶことあるんだ、かわいいなあ!って、ドキッというよりも、なんか微笑ましい気持ちで見て、このイベいいな〜と思っていたのですが...彼のことを知った上で改めて見ると、技術は持ち越せるとはいうものの、とにかく周りに取り残され、ずっと同じままだという現状に対して、「主人公(他人)と一緒に、前に進めた」というのが、普段のちょっと素直じゃない態度が吹っ飛ぶくらい、本当に嬉しかったんだろうなと......ううっ.....

篠原くんは

現実というのは人の数だけあると思うんですよ。

今僕らの頭上にある月ひとつ取ってみても、僕と先輩では違う感想を抱くはずです。

そして僕はきっと、次のループでは、同じ月を見て違う感想を抱くでしょう。

だから、今ここにある月は僕にとっても先輩にとっても、人生でたった一度きりの、そして他人とは共有できない特別な月です。

このセリフが好きだし、共感しました。人は、物事の捉え方、感じ方、判断の仕方、どれをとっても千差万別で、だからこそ他人のことを理解するのはとても難しく、完全な理解はほぼ不可能なんだと思います。でも、違うからこそ楽しくお話しできるのだし、気持ちを共有できた時嬉しいんだと思いますね。

最後に、思い出はなくなってしまったのではなく、思い出せないだけかも、と、少しだけ希望が見えるんですけど、これはずいぶん優しい設定だな〜と思いました(何から目線?)。

綿森 楓

謎の色白神秘的美少年、カヲルくんポジ(エヴァちゃんと見た事ないけど...)最後の最後に彼のルートが解放されて、色々と真相が判明するわけですが...無限の可能性からありうるものを具現化できるというのは羨ましい限りですね。笑波動関数の話とかもろもろ、今まで経験したSF脳が役に立ってすんなり理解できました。

綿森ルートで印象的だったのは、一番最初に一緒に散歩するシーンです。綿森くんにエスコートしてもらうと、彼がつれていってくれるところは、知ってるところだけど今まで知らなかったお店とか場所なのですが、この、"知ってるつもりが知らなかった""見逃していた"っていうのが、象徴的だなと。まず一つは、見る人によって視点が変わるということ。上の篠原くんの話と同じで、同じ場所に行っても違うところに興味がいくし、気づくところも違うと思うので、もちろんループしまくりのおかげで知り尽くしてるってのはありますが、やはり主人公の目では気づかなかったものに、綿森くんは気づいたという点が、違うからこそだよなぁと。もう一つは、知ってる"つもり"の場所に、知らないものがある事。自分が知り尽くしたと思ってるのなんて、ほんの一面でしかなくて...思い込みは視界を狭くするんだなと。この後、お母さんと仲直りするシーンや、クラスメイトに話しかけるシーンもですが、分かったつもり、知ったつもりになって、決めつけて諦めてそれ以上見るのをやめてしまう、知るのをやめてしまうのはありがちなので...常に扉は開かれていて、見ようとしなかったのは自分だけなんですよね。だから、何に対しても常に知ろうとする事、心、そして視界を閉ざさないこと、そして100%わかることなんてできないことを常に自覚し、歩み寄る姿勢が大事だな〜と感じました。お母さんが、娘にひどいことを言ってしまったって、自身も申し訳なく思っていたというのが、視点が変わらないと気付けないことだなと思って、それぞれの立場で物事を考えるのを忘れないようにしたいですね。でも一方で、一度言われたことや感じた印象ってなかなか拭えないもので、主人公の気持ちもわかるし、母親がいくら謝っても主人公が傷ついた事実はやはりなくならないので、、、でも、そう言ってると一生仲直りできないから、時に間違えることは絶対にあるので、歩み寄るのが大事ですね、やっぱり。部長さんが、木野瀬くんルートで

人を傷つけない人間は存在しない。

かえりみて悔やむことができるなら、君に罪はない。

というのですが、まさにこれだよな。

あと画像に貼った綿森くんのびっくりするくらい素直な笑顔にグッときました。同年代とバカやる経験なんてなかったでしょうから、もしかしたら初めて心の底から笑えたのかもしれないですね。

綿森ルートでは、どのルートでも解決していなかったお母さんとの関係や、クラスメイトの関係を、主人公が勇気を出して踏み込み、明日に向かっていく姿が印象的でした。どのルートでも、居場所は科学部しかありませんでした。でも居場所は、一つになってしまうと、そこだけが頼りになってしまうし、いつまでもあるわけじゃない。居場所は、いろんなところにあるほうがいいし、そして、探すだけでなく、自ら手で作れるんですよね。科学部は、部としては無くなってしまうけど、皆の絆は無くならないし、主人公の世界はこれからもっと広がっていくんだろうなと前向きな気持ちになれました。

ただ、、、やはり科学部は無くなってしまうし翔くんや篠原くんの未来や、、カガハルはいなくなってしまうし、、そう考えると全ルート両立する世界じゃないと誰かしら悲しいままな気がしてちょっと寂しいです!!!!!!!法律で一妻多夫合法にならんかな??

まとめ

明日がなければ、今日はなかった。何があるかわからないからこそ、楽しいのだ。私たちにできることは、より良い未来を信じ、希望を持って今を精一杯生きること。

いろんなことから明日を受け入れられない人々が、前を向いていく姿がどのルートでも描かれていて、元気をもらえたし、私も頑張ろうと思えました。

制作者の方々、おすすめしてくれた方、ありがとうございました!!

 

ファイアーエムブレム風花雪月青獅子ルートをクリアしました

先日風花雪月の青獅子ルートをクリアしました。そろそろ金鹿もやってみようかなと思って、見返すのもいいかなと思って当時ふせったーに感想や考察を書いていたのをただまとめました。主にフェリクスとローレンツへの執着が強め

〜霧中の叛乱

支援会話って仲間の間でもあるんだね(主人公ー生徒だけかと思ってた)
•ディミトリとフェリクスの支援会話不穏なんですけど🥳🥳🥳その顔が見てえなあ!!!!!!二年前なのかー
•ドゥドゥーとイングリッドははやくなかよくなってほしい 二人とも大人だったわ会話が(互いに弁えてるというか)
メルセデスさんはふわふわお姉さんだねえ〜
•アッシュくん可哀想〜レア様無慈悲〜レア様絶対裏あるだろこれ
 

〜黒風の塔

ゴーティエ家の鎮圧手前まで
•ディミトリ支援C ディミトリは人を支えになるような、心を救えるような人になりたいらしい ディミトリはとにかくいろんなものを失った香りがすごいyo しかもそれについてかなり割り切れてなさそうだyo(フェリクスの態度からするに心の中ではまだその過去を消化しきれず今は頑張って外面よくしてるだけな気がする。いつか壊れそう) 今度詳しく聞かせてね
イングリッド支援C なんか父さん…不穏なんですけど.. 文字が書いてあるって、それ日記とかじゃない?
•アネットフェリクス支援C 歌ってるアネットをすぐに小馬鹿にしないフェリクス意外といいやつだと思う
•お茶会解禁した!クロードの誕生日に試しにお茶会してみたらハンサムすぎて目が潰れた
いやディミトリもイケメンなんだけど…クロードの方はなんかこう…甘いマスクっていうか….二週目は金鹿だなこれ
•馬世話のセットディミトリとシルヴァン、小言を言われるシルヴァンウケる
•ドゥドゥーとフェリクス支援C どいつもこいつも..というフェリクス、これは多分馬鹿にしてるのは心配の裏返しだと思うんだけどどうなんですかね 狂犬とか獣とか、もっと自分を大切にしてほしいと思ってるのが根底なんじゃないかな〜いや知らんけど!
•フェリクスアッシュ支援C ここの会話もあって上の考察になってる、本の中の英雄と同じ、口が悪いけど仲間思い!ってのね。友情や忠義、正義のために命を捨てる愚者を英雄と囃し立てる。と言ってて、これは大切な誰かを失った側の人の発言だと思うんね〜そんなものよりあなたの命が大事なのに、、っていうのを、ディミトリやら周りの英雄タイプの人に思ってそう。でも素直に言えてなさそう この支援会話はフェリクスがアッシュに振り回されてるのが可愛かった。人から悪意や敵意を向けられたり嫌われるのには慣れてそうだけど、こういう純粋な気持ちを向けられるのには慣れてなさそう
•フェリクスメルセデス支援C 他の誰かと重ねられるのはうんざりだって言ってますけど兄さん絡みだと思うんですけどディミトリどうなのそこんとこ
•イングリットメルセデス支援C お互いにないものに憧れる会話が可愛い🥰布に香水をかけるという発想がある時点で、違う世界の女性に見えますというイングリットの発言可愛いしめっちゃ共感する。笑
ドゥドゥーメルセデス支援C ダスカーは滅びたけどドゥドゥーはいるというメルセデスさんが好き!失っても形を変えて受け継いでいくことはできるんだよ〜
ローレンツ君!!!!の支援会話Cきたぜ!!ナンパ注意だったわ!!!笑こつこつやったかいがあった ローレンツ君の喋り方高らかすぎて好きなんだよね 声がよーく伸びる
•教会の棺から秘められし剣が!!なんか使えるぜ!?もらっちゃったぜ!!西方教会がレア様に滅されたよ
•ゴーティエってシルヴァンの実家なんだね 学校内ですげー気まずいじゃんねそれ
•シルヴァンディミトリ支援B 深刻に話してるし爽やかに終わったけど対象はナンパっていうのが少し笑える 抱え込む英雄さんに一人で背負わず頼ってよ!というお話は好き
•リシテアちゃん支援Cもきた!!先生の登場にすごい叫ぶリシテアちゃんめっちゃ可愛いネ
•ディミトリアッシュ支援B 互いを尊重しあえる仲は素晴らしいね 敬語も距離があって無理してとか気負ってとかではなく本当の意味で敬っているのだからさせてくれ!っていうのは、フィクションではタメ語に落ち着くことがおおい=対等がいい、ってなることが多いイメージだったので意外だったな。
明日はシルヴァンの親族をボコしにいくよ
 

〜死神の噂

•東の商人が来た、イラッシャイマセーマタドウゾーが好き 留学生管理官のアナターニ、オネガイガアリマースも好き てか外国語のカタコト雑すぎて好き
•まずはゴーティエ家督争乱鎮圧
•紋章がないから継げなかった系ね〜兄さんの方の話のバックグラウンドのほうが正直気になる
•シルヴァンでトドメを刺したよ
•Wow バケモンネー
•ソティスのTipsのなかに「なぜ詳しい?」がわざわざ用意されててウケる
•撃破後のディミトリの会話、誰もがどうしても認められない何かを持っている、との話だが、ディミトリのはなんなんでしょうね
•フレンが行方不明!セテスが死ぬほど動揺してて正直ちょっと笑っちゃった
•妹と言い淀むレア様、なんかあるね〜
•イングリットアネット支援B イングリットは男物の服で遊ぶタイプだったんですか!? アネットが断ち切ってくれました、というイングリット アネットは事情を知らずにごめんねと言ったけど、事情を知らないからこそ背中を押せるってのもあるよね、ちょっと違うかもだけど親身にならない相談相手の方がいい時もあるっていうか。 
•フレン捜索の時のシルヴァンの無神経って言葉で視野を狭めちまうのもどうかと思いますけどってのはなかなかなるほど確かにと思った。偏見で頭ごなしに否定するのは考えることもしないということになり、確かに僅かな可能性も見逃すことにつながるかもしれないしね。
•初週に突入しなくてもよかったらしい、今月のイベント全部すっ飛んでしまった
•あと死神騎士も倒さなくて良かったんだね、いや強かったからクラシックは無理だろこれって思ってた
•大真面目に魚釣り大会を開催するセテスウケる
•イングリットのやつは子供の頃から料理の話になると目の色が変わるというフェリクス、確かに魚釣り大会でのセリフもそうで笑っちゃった その前にフェリクスイングリット支援Bを見たけど、イングリットはディミトリとかと比べると真面目だけど使命に命を捧げるまでは行けない系なんだね、だからフェリクスはイングリットにはすこ〜しだけ素直な気がする
•魚釣り大会に対して竿を壊す様が容易に想像できるからって言って参加しないでおくディミトリ笑う
•ローーレンツ君のスカウト成功!!支援C、魅力17、理学D+でいけた、意外と緩いな
ローレンツ君の外伝も行ったよ アケロンの軍勢がいちゃもんをつけにきました。っていうシステムメッセージ笑う
ローレンツ君は父親よりも視野を広く持ちたい正しい意味で意識高い系貴族
メルセデスローレンツ支援C、ローレンツ君は貴族以外の女の子にも手を差し伸べる、ではなくそもそも女の子としてすらみていないみたいな評価をメルセデスはしてたけど、果たして?
•ディミトリ支援B、最初は信頼されていなかったことが発覚する そんなに主人公無表情なのか、、
あと少ししたらグロンダーズ鷲獅子戦だー
 

〜炎と闇の蠢動

•まずはグロンダーズ鷲獅子戦だー
•曲がめちゃめちゃかっこいいぞ!
•ディミトリにたいして、戦闘中も戦闘後もエガちゃん冗談抜きで好戦的すぎない?冗談抜きでというのは本当に戦争を真面目に仄めかす言い方がね
•フェリクスとイングリットのご飯会話可愛い お前はいつも食べることばかりだな
ヒルダが彼らがずっと仲良しでいてくれればフォドラもきっと平和よねーと言ってるんですがこれはフラグだわね知ってるんだから
•私は特に聖セスリーンに思い入れがあるというセテス、フレンも歳っぽいし、化身とかなんだろうな
ローレンツ君!!!!!!!先生の体調不良に気がついて休みを勧めてくるローレンツ君!!!!
•アネットドゥドゥー支援B 最後のドゥドゥーの頑張った笑顔、いいね!思ったよりもぎこちなくない
メルセデスアッシュ支援B メルセデスの失敗の規模が敵襲レベルで笑う でもって、失敗したままやめたらそれで終わりになるからもったいない、もう一度やるというメルセデスの考え方が好き、ポジティブウーマン!失敗というのは経験したという意味では確実にプラスで、試すということの結果にマイナス要素はないんだよな
•アッシュ支援B アッシュの意外な過去!そして泥棒を助けたのに対して自己満足では?という選択肢があったのが結構ぐさっときたというか、、
•マリアンヌさん狙いをしているのでマリアンヌさん支援Cがきた 気の毒なくらいコミュ障 寄り添ってあげたい
•アランデル公?エガちゃんとディミトリは繋がってるのね?
ローレンツ君支援B 相変わらず苦情案件で笑う シルヴァンと違ってローレンツ君は自分が女好きとかではなく家のためなんだね 結婚は個人と個人以上に家と家とかいってるし、家のために自分を蔑ろ、、とまではいかないでも家にアイデンティティを委ねている部分がかなりあるのね でも最後に先生に迷惑をかけるのは不本意だからなって控えてくれるの、SUNAOじゃん
•マリアンヌローレンツ君支援C マリアンヌさんに静謐の美を見出すの笑う
•レア様支援Cが湧いて出た すごいデレてくれるけどなんか信用ならんのよな、、 まさかの父さんが命の恩人だったとは
•記憶探りの谷イベ、生徒のみんながきてくれたの可愛かったな
•フェリクス外伝、兄さんが死んだ時に父さんがかけた声、それでこそ騎士の最後だ、っていうのが騎士道を嫌う理由なのかな
受け入れられない苦しみに対して人は意味という幻想を与えることでそれを凌ぎますが、それで死を美化するのがフェリクスは許せないんだろうなと私は思いました だっていくら意味を後付けしたって、死んだという結果は全く変わらないですからね。その事実に対して正しく向き合うのではなく美化して目を逸らしているように感じているのかも。フェリクスは、すごく現実を重視する人だなというのがよくわかったのが、これもそうだけどコレの前のセリフ。死んだ国王に顔向できないかどうかなんて関係ない、俺がここにきたのは己の剣を磨くため、戦ったのは村の連中を救うためだというもの。目の前の現実、体に感じられる五感に意味があるのであって、実際にはないものに意味を感じないタイプ(騎士道なんてまさにそうだね。在り方の話で、具体的な何かではない)なんだろうなと。理想家でなく、不足を嘆くことなく今の自分にできることをひたすらやり続けるタイプで、ディミトリとはそこが違うんだろうなーと思いました。
•ルミール村がやばい!うわっディミトリどうした!??!?四肢をもぎ首をへし折ってやれ!!!?!
•まさかのトマシュさん悪いやつ
•戦った後のディミトリとの会話 どうしても受け入れられないものは罪なきものを殺める外道らしい そして炎帝は関わってないって選択肢を選ぶと、奴の言葉を信じるのか?お人好しも大概にしておけと好感度が下がりますが、けっこう、いやかなり、ディミトリは感情に振り回されて客観的な視点を失う傾向がありますね。
そして衝撃の真実ゥ!復讐??やっぱりな!過去割り切れてねえじゃん
•女神ソティス!フレンと主人公似たような感じなんじゃないのかなー

〜涙のわけ

•リシテアちゃん加入したよ!やったー
•舞踏会で浮かれる人と関係ない人と顔を顰める人と色々いて楽しいね
ローレンツくん自信満々で話しかける前から高笑いしてて草
メルセデス支援B メルセデスは教会で人を救いたいという夢を紋章によって諦めてしまっているようです メルセデスさんはこれまでの話で天然めな故に既成概念にとらわれず考えられるタイプだと感じていたので、少し意外 神という概念について自分が思ってる以上に当たり前の価値観として根底に染み付いているんだろうな。ただ、これに対して女神に縛られるなんてもったいない、信仰を捨てて自分のやりたいことやろう!それが善!といいきるのもそれはちょっと考えが浅いのかなとも最近は思う。神を信じている様子を見るとすこし時代遅れだなとか現実にないものを信じるのは盲目だなとか少し感じがちだけど、なんというか例えば自分だって、会社の階級とか人間コミュニティとかそういう見えないものを(心の底からとは言わないかもだけど、それでも)信じてその価値観に従って動いているわけで、、、あとは、自分のやりたいことをやるのが善だという考え方もそれは別に自明ではないからなぁ。
•アネット支援B 頑張らないことを頑張ろうとするアネットかわいい ただ、休み方がわからなくなっちゃったのは心配になる
•アッシュ外伝やったけどこれ続く感じ?
•ドゥドゥー外伝 無意味な報復戦を止めるというのは意外だったな。なんというか、戦ばかりの作品世界だったので、そういう発想がなかったというか。 最後のダスカーの民は受けた恨みも恩も忘れないってのはちょっといいなって思った
•イングリット支援B あ、捨ててたのは父さんの日記だったのね。イングリットはメルセデスと違う方面(家族や地位、コミュニティ)に縛られているパターンなんだな。まあ、ちょっと思ったのは、ここまでわかりやすくはなかったとしても人間色んな形で色んなものに縛られている一方で、逆にそれによって形を保ててる部分あるよね。言い方最悪だけど、イングリットは紋章を持つ希望という扱いをされることによって得られている環境はあるはずで。何も縛るな、縛るの最悪、ってだけで思考停止してしまうのはしたくないなと思いました。
•フェリクス支援B ここでもフェリクスのわかりやすい現実思考の癖がよくわかる会話が聞けました。それは”目的や理由”の話です。フェリクス外伝でもわかった通り、フェリクスは目の前に見えるもの以外にあまり価値を置かないし、考えないタイプです。だから、あまり未来とかについて目標立てたり、何か理想の姿を思い描いたり、そういう”現実にはないけど、頭の中に描いた、向かう先”というものをあまりもたないんだろうなと。もちろん強くなるために鍛錬はしますけど、何かになりたくて、ゴールがあってそこに向かってる感じではあまりないですよね。フェリクスはそのあたりに今回主人公との対話で気づいたのかなとか思いました。私はむしろ目的や意味を重視しすぎて現実的な視点を失うタイプなのでフェリクスは羨ましいなと思うところがあります。
•マリアンヌさん支援C ものすごくかわいそう 本当の私を次回教えてくれ!
•イングリットディミトリ支援B 許嫁のグレンはディミトリを守って死んだらしい。命をかけて騎士の務めを果たした彼を私は誇りに思っていますというイングリットに対して、あんな痛々しい末路を理想に掲げようというのか、そんな理想は捨てろというディミトリ。まえフェリクス外伝の考察で死を美化する話でディミトリ話に出したけど、ディミトリも騎士道の話してなんか騎士道讃えてなかったっけ?記憶違いかも、、騎士道イイ!してるのはイングリットとフェリクス父(と物語で賛同してるアッシュ?)かな。ディミトリはかなり自分の気持ちに振り回されるタイプ
•アネットシルヴァン支援B 結構意外な会話だったな。努力しなくても出来がいい、できちゃうとむしろ人からの目が辛くて、あえて軽く振る舞っている。ちょっと違うけどセルフハンディキャッピングと近いのかなと思いました。結構シルヴァンは逃げるタイプなのかもしれないな。それにたいして変に期待せず偶像を抱かず、正面切って自分に向き合ってくれたアネットは結構シルヴァンにとって救いだったのかもしれないですね。
•舞踏会に対して他人事のようにおっしゃいますが全員参加ですというドゥドゥー好き笑
•五年後、みんなで会おうね(フラグ)
•ムビでクロードに連れ出されたの謎
•ちびエガちゃんとディミトリかわいいねっ でもエガちゃん、髪の毛の色が茶色くない?
•アランデル公はエガちゃんとセットなのか
•シルヴァン支援クエの短剣の話ここにつながるのねー
•願い事の夢が叶うという伝説に対して伝説は伝説だというし、女神も見守ってるだけで手を差し伸べてはくれないというディミトリ、思っていたよりも結構現実思考だ
•約束しなきゃよかったよというディミトリ 仲間の純粋な思いに対して割り切れずにそう言っちゃうところが残ってるのはまだ人間味を捨ててない証拠
•魔物がせめてきたぞー!中身が生徒だったってことは、シルヴァン兄貴の時のアレを人為的に起こしてるんかねー
•パパ、死亡!!結構あっけなく死んでしもうた 時をめちゃくちゃ戻せばどうにかできたんじゃない?ってまあ思いましたけどそこはね、色々試したけど無理だったで脳内補完します(何回も試す描写入れるの冗長だし本筋じゃないって判断でしょう)
•パパの日記から漂うレア様への疑い!!
•ディミトリの励まし、自分は何をするために生きているのか、その目的に縋って歩き出すしかないというセリフはよくわかって、そうだな、、としんみり聞いていたのだが、今の君の目的は、前ではなく後ろ向きに歩いていないか?ディミトリ不安になる、、結構前向きに後ろ向きっていうか、、
•先生への励ましで仇を打つのを割と前向きに支援している雰囲気があるし、、いやまあね、忘れて前向きに生きよう!なんてしたらゲーム進まないし、明らかに父さん以外にも被害は広まる感じの陰謀を感じるので復讐だけではなく悪を止めるというのも入ってはいるんだけど
•一日の行動開始の時主人公が寂しそうな顔するし曲も悲しいのしんみり
•ソティスも胸貸してくれて優C
•盗み聞きパートでディミトリと仇が一致することが判明 ディミトリはダスカーの悲劇が何か仕組まれたと思ってずっとそれを探してたんかな?そして抑えられないディミトリ 激情家〜
•短剣、、、もしかしてエガちゃんに渡したやつすか?(アランデル公がもってたんかな)
•マリアンヌさん加入したよ!やったー
メルセデスシルヴァン支援B 紋章被害者の会
•パパが死んだ後の散策、ちょっとひどいけど、こういう時に結構人の本性というか価値観がよくわかると思っているので各キャラの態度をまじまじと見ていました
心に寄り添うタイプ、思いやりつつでも現実的な視点で助言してくれるタイプ、どちらかというと敵の脅威について心配しているタイプ、に大別されるかな。クラス違ったらセリフ違うのかなー。
ラファエルはオデ•肉というイメージだったのでまったく真面目に話を聞いたことがなかったのだが(ひどい。ファンの人ごめんなさい)、辛い時には無理矢理にでも動いて食って寝るんだぞというアドバイスは結構一番建設的だしなんかむしろ思いやりを感じた。自身の経験から来てるというのもあるけど、私も実際親無くした時今振り返るとそれが大事だったなと思うので、共感したというか。いくらでも付き合ってやるからなっていうのがあたたかいね。
ディミトリはやっぱり敵討に前のめり。お前が望むまま誰だって殺してやるって、重いよ〜怖いよ〜
ローレンツくんは素直に哀悼の意を示し協力を申し出る、めちゃめちゃストレートにいいやつだった。
クロードの、先生が立ち止まっている間も事態は動く、それだけは心に留めておいた方がいいっていうアドバイスは現実的でめっちゃ的確だと思ったな。これは割と大人だからこそ気にしないといけないことな気がする。特に大人になると泣いてばかりではいられないのだ。
お花をあげようと外に出て、これまで逃げてばかりで、、というベルナデッタちゃんに心を動かされて次のスカウトタゲにしました。間に合うかわからんが、、とにかくできることをしようという姿勢、大事ですよね。
エガちゃんは復讐でも力を貸すわと言ってくるし、この二人(ディミトリとエガちゃん)血生臭すぎる。
•ベルナデッタちゃん支援C 贈り物顔面に叩きつけまくったらすぐ来て笑った
主人公はなぜかあまり人見知りせず話せるらしい。
 

〜女神の行方

•シルヴァン支援B シルヴァンは思ってる以上に紋章に縛られていると感じている人でした。紋章を持つことを誇りに思えるタイプとは、何が違うのかねー、とふと思いました。そして最後にすごい妬まれてちょっと引いちゃった….本気じゃなく冗談だったとしてもちょっとあのセリフは私は引いてしまいました
•イングリットドゥドゥー支援B この前TEDで見たシングルストーリーの話を思い出した。いわゆるステレオタイプの話で、例えば何かの国の人についてイメージする時に、実際にはそこにはいろんな物語が存在するのにも関わらず、繰り返し伝えられている印象を持ちがちである、(例えばメキシコ人はみんな不法入国者(トランプのあたりの話)とか、アフリカの国の人は貧しいとか)、というもので、まさにダスカー人の話だなと。そしてこの会話で面白いなと思ったのは、イングリットははじめは悪い方のシングルストーリーを信じてドゥドゥーを嫌がっていて、今回それを反省している。ただ、一方でドゥドゥーはダスカー人の中にも確かに本当に不満を持つものはいたかもしれなくて、ダスカー人全員が無実だとは確信できないという。ドゥドゥーという人を知ってダスカー人にいい印象を持った結果、ダスカー人全員が無実だと思ったりするのも、それはそれでまた逆ステレオタイプというか、個々の差を忘れているということに変わりはないんだなということに気づきました。
•フェリクスアッシュ支援B 理想ばかり見て目の前のロナート卿の悲しみから目を背けていた、というアッシュに対して、相手の全てを知っていたところでその悲しみを消してやれるわけではない(これ絶対ディミトリに対しての思い入ってそうだなと思いましたがどうなんですかね)、現実から目を逸らすのは愚かだが、理想を求めて走ることは価値を失わない。お前はお前のまま、生き方を曲げなくていいって言ってくれます。この二人の組み合わせ、好きだわー。この支援会話、フェリクスも色々経験した結果ちょっと影響されたところもあるんじゃないかなと勝手に感じました。だって、あんなに現実思考なフェリクスがこんなことを言うなんて!っていう驚きがあって、その変化は周りのいろんな仲間から受けてきたものなのかなとか勝手に想像してます。理想に向かって頑張ることは、現実から目を逸らす手段にもなりうるけど、でも前に進む手段、生きる意味にもなりうるので、そこは違うというのはフェリクスも理解しているんでしょう。だから目標とか理想とかそういう現実にないもの全てに意味を感じていないわけではなくて、現実逃避の手段として現実にないものに縋る、それを言い訳にするのが嫌というのが正確なのかな。
アッシュはすごく素直な人で、きちんと反省もできているから、フェリクスは意外とアッシュのこと気に入ってるんじゃないかなーとか思いました。自分にないものを持っている人だなって互いに思ってそうです。 本が実は兄さんが読んでたってのも良かったなぁ。
•ディミトリフェリクス支援B 普段険悪なのに剣の話で幼馴染感のある会話でへへへ、、と思ったら死んだやつの話をするとは、と自分にイラつくフェリクスに悲しくなっちゃった。思わず気が緩んで口走ってしまったという点は非常に萌えるのだが、、二人に仲直りしてほしいヨ なんか、互いに、自分自身を許せてない感じがする。
•ディミトリメルセデス支援B1 ディミトリ怪力にも程があるやろ 悲しきモンスター感がすごいよ、行動動機が復讐っていう話も含めて
•敵討に行くよ〜
•斬るとき顔を見なければわからない、か、、どんな相手でも、、と不穏な感じのディミトリ、これはなーフラグよなーだってこの後の自由行動でエガちゃんいないんだもん、、
•暗闇に囚われた〜→融合!!ピカー!!
•髪色とか目の色前の方が正直好き….
•指の先から刻んでやるっていうディミトリ、こう、、えぐい痛めつけ方の言い回しのレパートリーが豊富よね、君、、、
•ベルナデッタたん入ってくれた
 

〜煉獄の谷

•変身先生に対していろいろなリアクションをする生徒たち
リシテアちゃん支援こなした後今見返したら、この、髪の毛の色に言及して何かを得た代償に何か失ったりしてないですよね?って質問、自分のことだったのね…
•フェリクスシルヴァン支援B 謝るフェリクス、、素直じゃん!!小さい頃のフェリクスくんの話もっと聞きたいですねぇ
•フレン外伝 まさかのこんな重要な事実が外伝で明かされるとは フィールドの海が綺麗だった 過去を振り返ってばかりでは前に進めない、今を一生懸命生きなさいという話、ディミトリの顔面に叩きつけてやりてえな
•マヌエラハンネマン外伝 喧嘩した後仲直りするのはみてて楽しかったのだが最後急にはぶられてすごいハァ!?!?ってなった。ゆるさん!!😡
•フェリクスの誕生日、お茶会した。初っ端からおい、何の用だっていわれて、いやお前から来たんやろがいってなって、そしてパーフェクト失敗トーク(全問不正解)をやらかし、リセしてやり直したら迫真のアッッッッツをいただき(顔は別に熱がってないのがさらに笑いに拍車をかける)、なんだか面白いことになってしまった
メルセデスドゥドゥー支援B 本当に国(人や家も、お菓子も)が滅びるのはその国が人に忘れ去られた時だと思うのよねというメルセデス理論は私の考えと完全一致なので納得しながら聞いていた。最近思うのは、とくに国や家ってのは、そもそも現実にはなくて、人がそう決めて概念上そう取り扱ってるだけなので、今だって例えば急に全員がある国のことをすっぱり忘れたら、物理世界には何にもないので国は消えるわけで。何かが存在している、”在る”というのは、物理世界と、認知の世界の、二重の現実にまたがっていることや(人の場合はこれ)物理世界にはそもそもなくて認知の世界だけ(国や家はこれ)の場合もあって、死が物理世界での消失なら、認知世界での消失もまたもう一つの死なんだろうなと。だからこそ、語り継いでいくことで生き続けるんだと思うねー
•墓に行くぞ〜
•帝国軍と炎帝も来たぞ〜
•すごい玉泥棒されるバトル
•まさかの中身!ガタイがいいから全然察することができませんでした!ディミトリが壊れはじめました!
•エガちゃんは母親も?私の知ったことではないということはもっと上の方の意思でなんかこう動いとるんかね?
•でエーデルガルトを俺の手で必ず殺すって決意した後にさわやかにさあ、先生、大修道院に戻ろうって声色を切り替えてくるのがいや〜怖いっす
•ようやく本性を出したなっていうフェリクス、四年前を気に、ずっと後ろだけを見続けて、その胸の憎悪から必要以上に敵を痛めつけ、そしてさらにその胸の内を表では取り繕うようににこやかに振る舞う姿が本当に気に入らなかったんだと思います。(そのあとの昼に話しかけると奴を動かし続けてきたのは復讐心、いまの今まで取り繕っていたようだがなって言います)ここでまず一段階皮が剥げて逆に素直になったかって思った面も少しあったんじゃないかな。でもその剥げた中身は変わってしまった後で、死んだ人のことだけを、そして仇はエガちゃんだってわかってさらに捻じ曲がり、仇の首のことしか考えなくなった、そんなディミトリを、救ってくれフェリクス!!!! 
•なんか帝国と教団が争い始めました 教団(とレアさま)もなんか心の底からは信用できひんのよな、、
•敵になったのは今の所エガちゃんとヒューベルトだけなのね
•てかこれ他のクラスルートでも同じ話でクラスが変わる感じなのかな?
•敵が攻めてきたぞ〜
•気分が悪いだと?むしろその逆だ、俺はな…今、嬉しくて仕方がない。父が、継母が、朋友が、あの女の首を…その命を求めている。彼らの声に応えてやれる機会がやっと回ってきたのだからな、って言いますけど、自分の憎しみからの行為を今いない人の思いにして正当化してませんか?ってちょっと思っちゃうねー復讐は私はちょっと反対派なので…まぁ..今生きている自分が、結果としてスッキリすることを至上の価値とするならば、正しいのかもしれないですがね
ローレンツメルセデス支援B まさかの、ローレンツくんは家のことが大事なので平民の子は気を惹かれないようにしていたことが判明! ローレンツ君の、家のために役立とうとするという思いと、自分の好意は、どちらも嘘ではなく、本人も悩んでいると思うので、そこに対して縛られてない?諦めてない?って外部が助け舟を出すのは大事だと思うけど、メルセデスローレンツ君が自身の意思でやってることに対して勝手に可哀想って自分の価値観で決めつけてくるのはちょっと一方的かなと、少しだけ思いました。それが僕が選んだ道だからだからな、僕は君に憐れまれる筋合いなど..って言ってるしね。自分の思いに従うのが一番、家のことよりも、っていう価値観がこのゲームには結構あるっぽいので、そこに則るとローレンツくんは可哀想な人になっちゃうんですかね。言い方変えれば、家に役立とうとする意思も、ローレンツ君自身の思いだと思うんですよね。まあ、犠牲にせず役立つ、両立する道もあるかもしれないし、決めたっていってもまた環境や考えもいろいろ変わるし、本人も自覚してないけど諦めてたりとかしている可能性もあるので、そう生きると決めたローレンツ君にまた改めて問いかけをするのは、きっかけになるかもなので決して無駄ではないとはもちろん思います。ただ、悩みに悩んだ上で本人が決めたことならもう口出しはできないよなーと思っちゃったな。いや、アドバイスはしていいんだけど。私は人の決断に対して勝手に同情されるところが嫌だったんだな、多分。まあごちゃごちゃ書いたけど、ふりまわされるローレンツ君は大好物なのでメルセデスありがとう。
•大怪獣レアドラゴンになったが主人公は案の定退場!そして5年…
•ディミトリ君、闇堕ち!!
•初っ端から幻覚見てるよ〜〜
•だんだん仲間が来てくれるバトル、見た目や声の変化が楽しい バトル中の会話があることに最後の方に気づいてフェリクスだけ聞いた
•政情やばいのにここ来れるみんな強くね?
•ドゥドゥー死んだらしいけど多分生きてると思うよ
修道院の掃除をしようよっていう皆んなに対してスッゲー愛想悪いディミトリ 思ったよりも刺々しく闇堕ちしているな!ずーっと五年間、自分の存在を肯定してくれる人もおらず、そういう場合自分が何者なのかを自分でしか定義できなくなってくるんじゃないかなと思います。で、そこでディミトリがたどり着いたのはやはり仇の首を死者に手向けること、ただ一つなんだろうなと。それ以外のことはそれを達成するためには無駄なので不要だし、そして精神的に余裕がないと一つのことしか考えられなくなるし、後多分、自分の存在意義がそれしかないと自分で思っているので、それを満たすため以外の行為はそのアイデンティティをゆらがせることになるから、とにかく他のことは何も考えられない状態だし、邪魔なものは消す以外選択肢ないし、あと普通に裏切られまくった結果人に対して疑心暗鬼だし、存在意義が復讐だけだったためもう行動動機が負の感情しかない(たとえば盗賊とかを殺すのは、悪い行為をしている人に対して罰は必要かもだけど、本当は多くの人を救いたい、ってのが根源の動機のはずなのに、そこがすり替わっているというか、途中で切れてるというか、そんな感じがする)んだろうな。久しぶりの仲間に対して酷いなーと当初は思いましたし今でも思うけど、でも振り返って思うのはまあずーっと孤立無縁(だしこんな自分を逃すために人が死んでいる)ならこうもなるのも仕方ないかなとは思った。
•アッシュ支援A 焦って身の丈に合わないことをしなくてもいい、できることをやっていくんだ。アッシュはとにかく素朴でいいですね。
•大聖堂に佇むディミトリに対して、あれをなんとかしろ…死霊か何かの類か?辛気臭くて見るに堪えんって言ってくるフェリクスにちょっと笑っちゃった。実際にディミトリの後ろ姿を会話画面に入れると尚更マジで死霊みたいで。笑あんなことになってしまったディミトリにも変わらずいじってくるフェリクスに安心する。ただ、あれではまるで死人だな。人を殺すのは上手くなったようだが、代わりに人の心を失ったのだろうよというフェリクスは、自分への悔しさや無力感、そして悲しみと同情などいろんな感情が混ざってるんじゃないかな〜。
•フェリクス支援A 前から話してた目標の話、無自覚だったけどお兄ちゃんの存在が実はあったと。(かわいすぎ)新しい目標、ライバルに主人公がなりましたと。これはあれですね。きてるねー。そんな唯一無二の存在なんて分かりやすく言ってくれるなんてな!落ちる女子多そう。ただ私の好みとしてこれは男主人公で見たかった、、このあとバディ組んでほしい、、、
•フェリクスアネット支援B 5年前の歌覚えてるの記憶力良すぎ(多分5年前にも聴ける支援会話だが今聞いたのですごい記憶力良くなっちゃった) どこどこど〜ん
•リシテアちゃん支援A 未来を諦めていたリシテアちゃんに希望を気づかせてあげた主人公には、何もかもダメだって思ってしまった人に対して道を照らしてあげていていいなと思いました。根拠ない無責任な発言だともいえるけど、でも、見つからないかもしれないけど、諦めないで探して見ることくらいはしてもいいもんね。
一人じゃ難しいかもしれないけどいろんな人がいればできるかもしれないし。
メルセデスアッシュ支援A 失敗したお料理をついに成し遂げたメルセデス!失敗しても諦めないから見てると元気がでる、養兄を思い出す…養兄はいつも前向きで失敗しても次がある、一緒にいれば次はうまく行くって励ましてくれて、いつも明るい気持ちになれるんだっていうアッシュ。迷惑かけてばかりだけど一緒にいて励ますことは私にもできるっていうメルセデス。二人の会話に、なんだか暖かい気持ちになりました。
•マリアンヌ支援A 学生時代の祈りが実は希死念慮だったマリアンヌさん しかし仲間を経て死ぬことが怖くなったと。受け入れてくれる仲間がいて、暖かさを知り、生きたいと思った。そして、そうやって思い出を振り返るマリアンヌさんに対して、これからも一緒に行こうと話す主人公。いろんな理由を話してくれたマリアンヌさんだけど、最後の最後で本当の意味で前を向けたのかな、よかったね〜
•幻覚のグレンやら父やらに話しかけるディミトリくん〜きがふれてる こんなに焦ってるのは、自分の存在意義、行動理由に過去の人々の無念を含めた結果、自分が何もしてない間にもずっとその人たちが苦しんでいると思うようになっちゃったからなんだろうなと思った
ランドルフとかいう若い将軍と妹トーク あーこれランドルフディミトリに惨殺されるやつだわ
•ここ火攻めってセリフの意味を理解してなくて仲間の人が砲台に行くのをずっと阻止してしまった結果仲間がほぼ死ぬというかなりキツい戦闘になった笑
大義のために死体を積み上げるのも、死者のために死体を積み上げるのも、とどのつまり同じ人殺しだっていうディミトリ。確かに、結果として人殺しになるのは合ってるし自身の行為を第三者視点で見れているように一見感じられるが、たぶん今のディミトリって人殺しが手段じゃなくて半ば目的になってる気がするので、そういう点では、動機は何だったとしても人殺しという結果が生まれるのは両方とも同じですが、その後を見据えている(未来に目的があるかないか)か否かというところは違うんじゃないかなと思います。
•お前も仲間も骨の髄まで利用してやるってお前なー!闇落ちにも程があるぞ
•親父が今のお前を見てどういうかある意味実物だなっていうフェリクスに対してフツーに舌打ちするディミトリ、なんかここで急に、ほんとに変わっちゃったんだな(変わったというか、かなーり心の余裕がないとも言えるかな)って悲しくなりました。今これまでの悪態やらなんやらも十分違うのですが、なんだかんだ復讐一直線なのは前から実はあまり変わっていない気もして。他の仲間とのやりとりでもまあ態度悪かったけど、その中でも昔からの仲の2人のやりとりでディミトリ側から全く好意が感じられなかったのが結構大きめのショックだったのかなー。
•学校での会話で、メルセデスが、もしかして彼自身(ディミトリ)、自分がどうしたいのか、わからなくなってるんじゃないかしら〜?って言ってて、そうだよなー、と思った。これは多分目的がすり替わってる話(人を助けるのが最終目標のはずなのに..ってやつ)なのかなーと。
•ディミトリに失せろって言われてショックですよ!!!
•リシテアマリアンヌ支援B 話す前から諦めるマリアンヌに対して同情するのではなくその行為は逃げだと、誰でも悩みはある、でもできることやるしかないのよ!って喝を入れたリシテアちゃん好き。
•アネット支援A 頑張らないこと頑張ってみたけど、自然体が一番だよね! 努力はいいけど、無理はしなくていいと私も思います。あと、なりたいものになるための努力は否定しないけど、できないこともあるしね。
•マリアンヌ外伝すごいバトルむずくて死ぬかと思った 紋章の呪いがとけてよかった
•フェリクス誕生日お茶会、初っ端の発言が来てやったぞ(若干のドヤ味を感じる)になった!!笑 これ、好感度?5年後だから?
•フェリクスパパの援軍と合流しようと思ったら敵が来たので殺すぜ!!
•フェリクスパパは、王都に行こう、死んでしまったものと、今を生きる民、大事なのはどちらだとお思いで?きっと陛下もそうしろとおっしゃるはず..と殿下をさとします。パパお得意の今いない人の話を引き合いに出す論調ですが、でもこの指摘は正しくて、本当は生きる人が虐げられるのを無くしたいのが目的なのに、死人のための復讐に目的がすり替わってることを言ってるんだと思います。これに対してディミトリは死者の言葉を安易に語るな。それは彼らの口を借りただけの、お前の言葉だっていいますが、完全にブーメランです!!!!このセリフの直後に、死んだ父上はあの女の首を捧げるその時まで無念と憎悪とに囚われたままだって言うんですよ。完全にその考えも言っちゃ悪いですがロドリグと同じで妄想で死者の言葉を語ってるのに、それに全く気づいてないんですよね。そこに気づけないくらいもう認知が歪んでるし、それくらいもうなーんも見えてないってことがよく分かりました。
 

〜薔薇色の大河

•(前回書き忘れ)アリルの谷の逸話、女神が罪に対して罰を下したという伝承から、炎によって罪を焼き清める煉獄という考えが生まれたという話に対して犯した罪がそう容易く消えるはずもないというディミトリに、己の罪に向き合えぬ矮小な人間は縋るしかないのですというギルベルト。ちょっと違うかもだけど、昔は免罪符が金で買える時代があり、しかも本当に信じられていたんだよな。それを思い出した。自分の行為に対して意味づけをできるのは自分しかいなくて、罪と感じている行為に、この後に及んでもその行為に対して許しや意味づけを他者に求めてしまう=受け止めもせず、乗り越えもせず償いもせず、、むしろ無視するくらいのほうが気持ちいいくらいなんだけど、人は許しというレッテルを望んでしまうんだな〜
•帝都に向かうためにはミルディン大橋、グロンダーズに行く必要があり、そこでは同盟軍ともかち合うかも、というのに対して、顔見知りを斬りたくないのならその顔を見ずに斬ればいい、っていうディミトリですがフェリクスのこの発言がブーメランになって喉元えぐってるよ
•ていうかずっと思ってたんですけどやっぱりローレンツ君の家帝国派になって抜けてますよね、、、これ、会うやつだよな、、、
•死者の言葉を聞く術がないからこそ、呪いのように今を生きる人間を縛り付ける。大切に思うほどがんじがらめになって苦しむことになる、とロドリグ。思い出の中にしかないから、自分でしか想像できないからこそ、そこに縋ってしまうんですよね
•なんであろうと俺のすべきことは変わらない。1人でも多く、殺すだけだというディミトリに対して言い返すと、お前は自分から全てを奪ったものたちが罪悪感も抱かずのうのうと生きているのを目の当たりにして平気でいられるのか?ジェラルトを殺した女を許せないと思わなかったのか?違うはずだ、許せないと思ったからお前は剣をとり奴らを追ったのだろう、と。(私は返事は違うにしました)ここでフェリクスが、家族や友人の1人や2人を失った人はいくらでもいて、でもみんなその怒りや悲しみを殺して日々を生きているんだといいます。ここでも選択肢があって、諦めているからと無意味だと思っているから、になりまして、私は無意味にしました。いくら嘆いても帰ってはこないし何をしたって死んだ人のために今から実際にできることはなにもない(あるとすればその人のことを語りつぐこと)と思ったので。フェリクスにも同意してもらって嬉C。返事をすると、フェリクスは、そのとおりだ。だがこの男はただ意味もなく死体の上に死体を積み上げているといいますが、ディミトリはお前は死者を悼み弔うことにさえ意味を求めるのか?といいます。ここディミトリの返事がちょっとうまく飲み込めてなくて、多分自分の復讐を正当化してるんだと思うんですけど…うーん、あ、上で、いくら嘆いても意味ない、って書きましたけど、でも流石にそれはドライすぎるのもわかっていて、実際には意味がないのだとしても死者を弔うことは必要だろう、お前は現実世界に意味があることしかやらないのか?だから自分の人殺しは弔いである=無意味ではあるが自分の行為は必要なこと、だと思っている。ってことなのかしら。ここら辺の問答、前から常にフェリクスの言うことがよくわかるのでフェリクスを応援したくなりどうしてもフェリクス派の意見になってしまう。
•ミルディン大橋戦 ドゥドゥー生きとったんかワレ!!!ディミトリ立ち直りフラグが立ち始めた
•アケロンがきた、これローレンツくん外伝でいた奴だ!しぶとく生き残ってたんだねグサー🔪
•うわっ…フェルディナント来た…うわー、あれだなぁ、旧友が戦場に敵として出てきて、そして殺すっての、このゲーム買う時に最初からその展開は知ってたのでサプライズではなく、予想はしていたのだが、実際にそれを体感する時の心持ちまではやはりイメージしきれないね。予想以上に嫌〜な気持ちになって、自分にちょっと驚いた、やっぱり理屈では割り切れないんだな
•と思ってたらローレンツ君!!!!!!!!!!!うわー!!!
•なんかすげーイケメンになってる!!!!!!!
•いや顔は変わってなくて髪型と若干の言い回し?だけなんだけど成長を感じずにはいられない….えーかっこいいよ…敵、、やめてや、、
•この時勢下で帝国に抗うなど無謀だってローレンツ君言って攻撃してくるんですけど、どういう経緯でグロスタール家は帝国側についたのかしら。ローレンツ君自身も後で支援Aで言ってたけど貴族が力があるということを疑いもせず信じていて他の可能性を考えすらしなかったって言ってたことから、割と力を信じる(=それが未来のためになる)タイプの価値観なのかな〜?金鹿やったらもう少しわかるのかな、、やりたいな、、
•実はちょっとは殺したくなかったって感じの雰囲気を出してくるディミトリ 一応そこはギリギリまだ快楽殺人鬼までは堕ちてなかった
•シルヴァン支援A 謝ってくれたけどやっぱりちょっと苦手だ!!笑ごめんシルヴァン こういう真意を隠して、軽薄なノリで自分と周りを誤魔化してるタイプ、いつまで経っても本心から話してくれる印象があまり受け取れなくて、怖い印象が抜けないんですよね、、いやこの支援Aシルヴァンは心の底から話してくれてるとは思うんですが!私がみみっちいだけです。自分の好みの問題です。自分でも自分が不思議、、こんだけ心開いてくれてるのに!
•彼の執着のおかげで無駄な時を使わず最短で帝国打倒に突き進めていますが、妄執の王子を旗頭に戴くこの軍の行末に、明るい未来など望めるはずもありませんというリシテアちゃん。前も、ディミトリのエガちゃんへの執着は正直どうでもいい、父さんと母さんが平和に暮らせれば、、と言っていて、めっちゃくちゃ第三者視点で冷静に話してくれるので、ドライっていう人もいそうだけど私は結構ありがたいなと思って聴いてました。こういう立場の意見もないと内側の価値観だけで行っちゃいますからね。
•仮にエガちゃんを討てたとして、その後殿下はどうするのか?そこさえはっきりしてくれれば俺文句とか全然ないんですけど。っていうシルヴァン、王都?って選ぶと、そうはいかないだろうな、あの人の復讐はもう皇帝だけを討ったところで終わるようなもんじゃない…って言ってて、うんうん、って聴いてました。そう、目的がはっきりしてないんですよね。いや、エガちゃんの首を取るという目的ははっきりしてますけど、それはそれ以上でもそれ以下でもなくて、その事実だけを求めているだけで、その意味も、その行為によってなにをしたいのかもはっきりしてない。前メルセデスも言ってたけど自分自身でもわかってないんだと思うね、だから首を取ったとしても、何したいのかわからないんだからそこで満たされはしないだろうし、そしてそのあとは憎悪の気持ちだけに突き動かされて制圧とかするだろうし、そしてそれはやはり意味のある制圧ではなくただ感情に任せてやるだけだから、このままだと死ぬまで何したいかわからないままいっときの感情に身を任せるだけになりそう。
•ローーーレンツ君仲間になってくれたよ!!髪形そうなってたのね、後ろから見ると五年前の名残があるのがわかるぞ! くぅーーいけめんち… そして父(とクロード)の行動基準は利があるかどうかだって言ってるから、帝国にもそれでついたのかな〜なんて思う
ローレンツ君支援A 苦情の話まだ続いてたのか笑 戦争で一旦嫁探しをやめたことが過去の自分を見つめるいいきっかけになった。自分の信念を貫きたいがために相手に対する配慮を欠いていた、それに、自分の、”フォドラの歴史が、貴族の力を証明していて、フォドラの未来のため=歴史を動かすためには力のある貴族を配偶者にしないと..”という考えに、主人公の存在によって疑問を抱くようになった。先生は、周りの人を巻き込み、いつしか巨大な力となり歴史すら変えようとしている、貴族というだけで力を持つと信じた自分を恥じている..と。
世の中地位の高い声の大きい人で世界が動いているように見えるけど、実際は1人でできることは多くなくて、多くの人が動くことで歴史は変わるんだと思う。で、そのきっかけになりうる人は、地位のある人ではなくて、、いや、地位のある人かもだけも、地位とかって結果としてついてくるもので、多くの人と繋がっている人は、地位があるからではなくその人柄から信頼されているのであって、むしろ地位だけだとそれが失われると人は離れてしまうので、本当の意味での力というのは肩書きではなく行為、人柄なんだと、わたしも思いますね。ま〜、でも、これは初めからある程度地位があるような、恵まれている立場からの意見、理論だというのもあるとは思います。何も持ってない人はそもそもスタートラインにすら立てないこともあると思います…
てかローレンツくん、、お、お前、、めっっっちゃ成長しとるやん、、、母さん感激や、、でも、今まで頑張ってたのも事実やんか、、そんな恥じるなんて言わんといて、、と、自分を恥じることはないって選んだら、僕は理想の貴族であろうとした、そのことは間違っていなかったと思いたいっていってくれて、そう、過去を全部否定する必要はないんだよ!!となんか思ってることが伝わった感じがして勝手に喜んでた。そして、自己の思想を他者に押し付けず受け入れ包み込む器の大きさ、それこそがあなたの魅力であり、そして自分もそうあらなねばならない..っていうんですけど、もうなんか私の価値観的に100点のこといってくれてだめだよー好きだよー(自分の価値観を他人に押し付けない、そしてなりたい自分に向けて頑張る、という姿勢が私は好きなので…) 最後の最後に僕ならできる、容姿端麗にして才気煥発、ローレンツ=ヘルマン=グロスタールだからな!!って締めてくれるの最高!!
 

〜鉄血の鷲獅子

•シルヴァンフェリクス支援A 戦闘の礼をいうなんて、、フェリクスって支援Bでも思ったけど意外とシルヴァンに対して結構素直っていうか、自分が素直に感謝を伝えられないタイプなの自覚してて、でもそれで吹っ切れないで言わないで終わるんじゃなくてちゃんと礼を言いに行くの偉すぎるし可愛すぎる
•シルヴァンローレンツ支援B 自分への助言を頭から否定するのはただの狭量だからなっていうローレンツくんのセリフに感銘を受けた プライドはあるけどプライドの不要なところ(威張るとか相手を否定するとか)はわきまえてて素晴らしいぜ
•セテスイングリット支援 力を持つものはその力をいかに使うかで評価されるべきだと私は考えている、家柄や財産は当人の生き様には関係なく他者から譲られたもので、それで人の価値を論ずることなどできない、とセテスはいうのだが、この前のローレンツくんの貴族の話にも通ずるきがするなぁ 貴族という立場は正直運で、それだけで偉いのではなく、貴族だからこそ財で支えたりするべきであり、その行為が評価の対象になるというか..ノブレスオブリージュというか….
ローレンツマリアンヌ支援B そのままの君でいいんだ、そして君の真価は僕だけが知っていればいいのだっていうローレンツくんたらしすぎる
•同盟側からは協力を拒否られました…でもこれ敵が誤解させてきている気がする、バトル開始の時に王国軍に俺たちと組む気はないらしいなとか言ってるし
•グロンダーズ戦のBGMやんな、、、これアレンジ違うよね?より悲壮感が、、ていうか、自分が生徒殺すのに慣れたのに悲しくなってしまった、、戦争もこうして人殺しに慣れていくのでしょうか、、
•エガちゃんまたしても逃げた!村娘に刺された!パパ死亡!!主人公のパパの時はアニメだったのにMAPでやるからちょっと面白かった
•お前これフェリクスの家族2人もディミトリ守って亡くなってるじゃねえか
•これは時間で戻さないの??って思っちゃった笑
•お前も、、俺のせいで、俺が..殺したって、ディミトリは言いますが、これに対して、ロドリグパパは、誰もあなたのために死んだのではない。私は私の信念のために死ぬのです。あなたの命はあなたのものだ、自身の信念のために使えと。
そのあと、主人公との問答で…「彼らのためにも前に進めというのか?それは生ある者の論理だ、無念の中で死んでいった者たちは誰もそんなことを望みはしない。どうしたら彼らを救ってやれる?9年前から彼らに報いるために生きてきた、それしかなかった。あの日、生き残ってしまった俺にも、自分のために生きる権利があるのか?…とディミトリは語ります。
ここでようやくすっきりしました、ディミトリはサバイバーズギルトをずっと感じて生きてきていたんですね。直接庇って死んでいった人々だけでなく、他の死んでしまった人々全てに対してそう思っていたのでしょう。だから、復讐も、皆が死んで自分はどうして生きているのか、という罪悪感から、自分の生きている理由、生きていていい理由は死者に報いることだけだ、と思ってずっとやってきていたのかな、と思いました。だからやりたいというよりやらねばという感じで、そうでもしないとこんな自分が生きていていい理由がないからってそれに縋っていたのかな〜なんて思います。死者に報いない自分に価値はないと思ってずっとその思いに急き立てられるように生きてきたんだろうな。人間、何か意味がないとなかなか生きていけないもの(だと私は思っています)ですが、前に進むための意味がディミトリはずっと罪悪感と贖罪で、その結果が復讐だったんだろうな。だんだんとエスカレートして復讐が手段ではなく目的になって、憎しみが全面に出てきちゃったのかしらね。復讐が全面に出ていて気付きませんでしたが、憎しみと同時に、その裏に罪悪感があったのは盲点でした。
あと、このサバイバーズギルトと、ロドリグパパの、誰もあなたのために死んだのではない、って理論は、自他境界の話に通ずるものがあるのかなとも思いました。人はそれぞれ別個の意思を持っていて、その人の行動を決められるのはその人自身しかおらず、魔法で操りでもしない限り全てその人の意思で行われるものです。だから例えば誰かを助けるのも、助けたい対象ががダメだったからそうさせたのではなく、その人が助けたいと思ったからやったわけで。そこで、助けられた側が自分のせいで….と思うのは、自他境界が曖昧なんですね。その人が助けたという行為をした責任は、その人自身にしかないのに、それを背負ってしまっている。その人は見捨てる選択肢もあったのに手を差し伸べたのはその人自身の選択です。だから、そこを背負う必要はないんだ、とパパは伝えてくれたんですね。そして逆に、自分のことは自分でやらないといけない、自分のやりたいことをやれるのは自分だけ、だから自分の命は自分の信念のために使おう、信念に生きようという話なんじゃないかなと思います。
•そしてここでディミトリ光を取り戻します!ようやく、生きる意味が後ろ向きかつ答えのないもの(死者からは答えが得られませんからね)ではなく、前向きで今を生きる者のための目標をはっきり持てたからなのかなーと思います。おめでとう!目のクマがなくなったよ!あった方が好き(最低)
•てかまじでフェリクスほんとかわいそうなんだけど、、
•でもフェリクスは、親父殿の死の始末、お前はどうつけるつもりだって言って、謝罪の言葉もないっていうディミトリに対して、そんなものは最初から求めていない、行動で示せっていっていうんですね。八つ当たりもせず見捨てもせず責めもせず、これからのディミトリに期待してくれてるなんて優しすぎるし人ができすぎてるぜ。あー思ったのはフェリクスは自他境界がはっきりしているタイプなので、父さんの選択は父さん自身の責任だって思えるのかもな。感情的にどこまで割り切れるかは別として。
その後もディミトリの決意に対して親父殿の分まで手を貸してやってもいい、その代わり必ず勝てって言うんですよ!!!!!フェリクス偉大すぎるわお前!!!
•ディミトリ支援A やっとだよ〜
盗賊団で育てられた子供に斬りかかられた話、つらいな。自分の正義と他人の正義は同じではなく、何もかもが人によって違うから、良かれと思ってしたこともある人にとっては害となることもあるんだよね。もちろん盗賊団によって被害を受けていた人もいるわけで、その人たちが救われたのは事実だけど、子供の育て親が亡くなったのも事実。誰にとっても100点満点はなくて、最大公約数を探してくしかないんですよね。
•昼間会話、フェリクスが、親父殿の死に見合うだけやつには働いてもらわねばならない。まあ、今のディミトリを見れば親父殿も満足することだろうよ。…おい、俺がそう言っていたなどと死んでも奴に漏らすなよって言うんですけど!??さっきからフェリクスの株がストップ高なんですけど、、、
あと、ドゥドゥーが、王となるには優しすぎる、弱者や死者に肩入れしすぎるって言うんですが、これは自他境界が曖昧=共感能力が高く、他人の辛さを自分ごとのように感じて背負ってしまう、っていう性質のことな気がしました。
•ディミトリフェリクス支援A 会話の全てがなんかもう答え合わせっていう感じで私にしては珍しく声をすっ飛ばさないでしっかり聴いてしまいました。
死んでいったものたちに対して、俺が彼らの無念を背負ってやらずに誰が背負ってやれると言うんだ。と言うディミトリ。これはまんま、ここまで話してきている他人の辛さや責任を背負ってしまう、共感しやすい境界の曖昧さがよくわかるセリフ。
これに対して、そうして自分の悪行を正当化するのか、お前は。というフェリクス。この理論は私も感想で結構言ってきてますけど、過程がどうであれ結果として人殺しをしているわけで、フェリクスは背後の背景とか至るまでの考えや理由よりも現実の結果を重要視している。その次の、亡き王への忠義を果たす、親父殿の口癖だった。反吐が出る、死者への義務、忠義..そんなものを果たしてどうなる。そんなのはふざけている、自己満足だ!というセリフからもよ〜くわかりますね。人の行動は、結果としてやった行為は自分の判断で行われたことであり、何かのためと言っている理由づけは全て本人の中の都合だけで、現実にはなんの意味もない。全部言い訳、自分の行動の責任を他人になすりつけているんだっていう考えじゃないかなと思います。現実重視フェリクスくん。
違うって言うディミトリに、いいや違わん、死者は死者、生者は生者だ。そう折り合いをつけて生きてゆかねば、自分でくくりつけた重荷に潰されて死ぬぞっていうんですが、優しいですよね。フェリクスは生者の方を大事に思っている(死者を蔑ろにしているわけではなく、現実を重視すると言うことです)ので、ディミトリを思い遣っていってくれてるんだと思うんですよね。あ、死者の思いを背負う必要はない、ってこれ、パパと同じこと言ってるな。ここの根底は親子なんだな。
あと、正当化?って純粋に驚いていたり、違うって否定しているところ、見た時は無自覚なんだろうなって思ってたんだけど、このもう少し後のメインの話で、復讐はやらねばやらないことだったって義務っぽく言ってることから、ディミトリは本当に心の底から他者の無念に同化してしまう=優しすぎる、ってことだったのかなと思いました。側から見たら自分の欲望、行為をを正当化しているように見えるけど、本人の意思としては本当に本気で他人のためを自分の行為だと思ってやってるっていう。すごく自他境界の曖昧さを感じる。
..そして、フェリクスは、こう言います。俺とて父や兄の死に何も思わなかったわけではない。なぜ彼らは死に、自分が生きているのか、今でも問わん日はない。だが、俺はお前ほど甘ったれた男ではない、これ以上の後悔は墓の下に持っていく。そんなことよりも大事なものが今の俺にはあるのだからな。
フェリクスくんももちろん血も涙もない人間ではなく、他人の死を悲しんでいます。そしてさらに、生きている人を失うことを結構恐れているとも思います、いろんな支援会話見てるとそう思う。庇った人に文句言う(=心配の裏返しですね)支援会話が多いよね。
でもその悲しみに浸るのは乗り越えてきていて、理由や言い訳や意味を他人に求めず、今を生きている。
フェリクス強い。彼の生き様尊敬します。推しって言うより、なんかリスペクトです。
そして最後、礼を言うディミトリに対して笑っちゃうくらいツンデレ。かわいい。やっぱ推しかも。
上を思い返して思ったのは、ディミトリは根っこがJ型思考で、「すべき」思考しがち、フェリクスは多分Pよりで、「したい」が先に来るんじゃないかな〜という印象。復讐もしたい、んじゃなくてすべき、だし。したいで動くタイプのフェリクス(や私)からみて、ディミトリは復讐したくて動いていたように見えていたけど、本人はしたい思考ではなくべき思考で動いていたからこの齟齬が生まれてたんじゃないかなとかも思った。
 

〜鉄壁の要塞

•コルネリア笑っちゃうくらい悪者口調
•継母が犯人の話が上がってきましたよ
•王都奪還、民衆HAPPY
•墓参りに行ってきたディミトリ、怖かったと。頭の中で考えるのと直視するのは違うもんね、わかるわ。 ここで、復讐は俺のしたいことというよりも果たすべき義務だったって言ってて、前回の考察にも書いたんですけど、なるほどなーと思いました。
その後、人には受け入れられないものがあるといつか言ったが、エーデルガルドはセイロス教がまさにそれで、だからこそそれを切り捨て打ち壊して変革しようとしているのだと思う、だが、たとえあいつが新しい秩序を敷いたとしても、それは、、…俺は、ただ切り捨てることではなく認めることで、この戦争を終わらせたい。民衆が俺を受け入れてくれたように、彼女をも俺の考えを…って言ってくれるのですが、ここがキモですよね。譲れないものはどうしてもあるから、みんな100点ではできなくて、じゃあ相手を叩き壊すのか、みんな80点で我慢するのか、どっちがいいのかは、正確にいうなら価値観によるので断言はできませんが、現代の私の感覚でいうならば、妥協しつつも譲り合ってなるべく多くの人が満たされる方が良いかなぁ、と思いますので、ディミトリの理念は応援したいなと思いました。後思ったのは、あんなに譲れないものを切り捨ててきたディミトリがこう思えるようになったのは、仲間が、民衆が、思うところはあるだろうに、受け入れてくれたからなんですよね。別ゲーで、信頼は伝播するものなんだ、っていう話があったのですが、まさにこれだなと思いました。誰かが優しくしてくれたら、誰かに優しくしたくなる。誰かに殺されたら、その憎しみは連鎖していく。プラスの連鎖を起こし、負の連鎖は断ち切っていきたいなと思いますね。
•クロードが助けてちょって言ってきた
•シルヴァンイングリット支援A ここの二人はここの2人の時だけの雰囲気があるよな、イングリットが一番素をだしてるのシルヴァンじゃないか?
ローレンツくん、クロードがディミトリくんに助けを求めた?..違うな、そうではない。遠回しに僕に泣きついてきたのさ!助けを求められては見捨てられないな。仕方ない、助けてやろうじゃないか!っていうローレンツくん爆笑 金鹿だとクロードに楯突くんだっけ?
•シルヴァンマリアンヌ支援 人の価値は笑顔で決まるっていうシルヴァン、この理論はなかなか聴いたことない話だったのでちょっとびっくりした。笑顔ってのはいい、強くなれるからな…望まない力でも利用してやる、強い気持ちになれるのさ。っていう、てっきり人の笑顔で元気が出る、そのために頑張るって話かと思ったら、それもあるかもだけど、ままならない現実に対して立ち向かう手段としてっていうのは結構びっくりして、でも勇気がもらえるなと思いました。強かに行こうぜ、マリアンヌ。って言ってますが、めそめそしてるんじゃなくて立ち向かうための武器なんだな。弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うっていうし(急な別ゲー)、辛いこと楽しいことあるけど笑い飛ばして行こうぜっていうシルヴァンらしい理論だな。そのあとのにいって笑ってるマリアンヌかわいいね。 部屋に帰って笑顔の練習がしたい、その後の方がシルヴァンさんと楽しく街へ行けそうですからっていうマリアンヌさん素敵だわー
メルセデスローレンツ支援A あなたって本当に恋愛に不自由な人ね、でもそういう不器用なところがあなたの魅力なのかも、..ここではぐらかして、これからも頑張って貴族の責務を果たしてちょうだいって言うんですけど、ローレンツくんはやはり自分の前に家のため(=フォドラの未来)を考えてその益になるかどうかが重要な価値を持っていて、自分個人の欲を満たそうとなかなかしないんですよね、だから、恋愛って現代の感覚で言うならやはり互いに好きになった、相手を支えたいと思ってするものなので、本来はそこが先に来るが、自分が二の次のローレンツくんはそこが逆になっちゃうんですね。
ローレンツマリアンヌ支援A 相手を気遣って自分の紋章のことを打ち明けようとするマリアンヌさんに、そうまでして何かを打ち明ける必要はない、僕が見たいのは笑顔の君なんだ。君が笑顔で話せる日が来るまで、僕は聞きたいとは思わない。僕はね、相手の全てを知りたいなどと言う貪欲で下品な男とは違うのだよ。っていうローレンツくん、これは人によってこの振る舞いが加点になる人と減点になる人がいそうだなと思いました。言いたくないことを無理して言わなくていいって、相手の辛さにフォーカスして気遣ってくれたと考える場合と、そうまでして言おうとしたことを悪くいうなら無視した、そこまでして打ち明けようとしたことを聞こうとしなかったっていう言い方もできちゃうのかなと少し思いました。まあそこまで深く考えなくても、ローレンツくんのこの気遣いは素敵だなとシンプルには思いました。あと、相手の全てを知らなくてもいいっていうところ、なんか安心しました、私は仲がいい人の知らないことがあると少し不安なるタイプなのですが、それは、仲がいいなら何もかも知ってないと仲がいいとは言えないっていう私の中にある謎の理論によって、あんまり仲良くなかったのかな、、って勝手に不安になっちゃうんですよね、、でも別にそんなの関係なくて、むしろ全部を曝け出さないからこそ理想の自分でいられる相手とかもいるわけで。だから、笑顔のあなたが見たい、ただそれだけが大事なんだって思えました。
•シルヴァンフェリクス支援A+ マジ心配するフェリクスちょっとあざとすぎませんか?
普段は頼りないくせに大事な時にはいつも体を張って助けてくれた、その度に平気な顔をして笑うシルヴァンに、少しの憧れを抱いていたのは否定すまい。……..はっ!!?!?激激デレじゃん!?!?!どうした!?!!?SUNAOかよ…….いやこれ、マジ心配していつも言えなかったこと死ぬ前に伝えておこうって思ったんじゃないかなって今思って少し切なくなったわ…..そのあと先には死なない、死ぬ時は一緒だってシルヴァン言うし、その気持ち察してたんかね〜
•フェリクスセテス支援B 信念を曲げろとは言わん、他人の信念を受け入れる(許容ではなく)度量を持てというアドバイス、みにしみるわ
•クロード、すごく前から読んでたみたい、末恐ろしいね。得がなきゃ動かない俺とは違う、ってクロード言ってるけど、クロードはこう、表向きは人当たりのいいやつだけど、実際は情とかマジ皆無で全部計算ずく、血も涙もないタイプ…とかだったりして?金鹿やりたいyo 金鹿だときっとこれを克服?成長?するんでしょ でも金鹿の場合ディミトリはどうなるんだ、、
•クロードフォドラの外に行くとか..やっぱり気になる!金鹿では教えてくれるんだろうな
•エガちゃんのこと説明会、あっそうかフェリクスも知らなかったのか
•えがちゃんと話し合う決意をするディミトリ いやー多分ね、うまくいかないと思うな、、、残念だけども、、
•ディミトリドゥドゥー支援A ディミトリってすっごいぎこちなくいうドゥドゥーかわゆす
•メリセウス要塞にいくどー
•死神騎士とメルセデスの因縁がわからなかった 調べたらカスパル入れてないとなのかー
 

〜短剣の誓い

•結局継母がやったのねえ
•コルネリアに可哀想だと言われたけど、もし継母に愛されてなかったとしても、俺はそうは思わない、今は仲間や友人や…、お前がそばにいてくれるのだから、というディミトリ。そう、過去は過去、もし過去によって今の自分が全て決まってしまうのなら、永遠に変われないことになる。過去なんて、頭の中にしかないのだから、極論、忘れてしまえば、本人にとっては無かったことになるわけで、自分を過去に縛り付けているのは自分だけなんだよな。そこに気づけたディミトリよかったなあ。
•アッシュドゥドゥー支援A 僕は死んだ人が遠くにいっちゃうより生きている人の中に残る方が好きだな、っていうセリフ好き
•イングリットシルヴァン支援A+ まさかシルヴァンがこんなに動揺するとは笑ここの2人のコンビ結構好きだわ
•エガちゃんマジで来てくれた
•目の前の犠牲はあるけど長い目で見たらむしろ少ないんです理論な、反論がなかなか難しいね。どういう根拠で言ってるのかにもよるよな。作中でも言ってるけど完全に正しい理論でなくて、全員を救える方法はないので何を優先するかの問題なんだよね。
•弱者が変わらず弱者であろうというのであればそれはただの甘え、っていうのは少しわかる。生まれ持った環境は平等に違い、強い人間は楽してるわけではなく、弱い人間はそれに甘えていてはいけない。強くなりたい、変わりたいと、生きたいと思うなら、自分の力で変わらないといけない、環境に文句言うだけじゃなくてね。でもそれに対して強い人の理論だっていいかえすディミトリもわかりますよ、そもそもそんなことすら思えないような環境もあるわけで。どっちも合ってると思う。私は最初のきっかけはあげるけど、そのあと立ち上がって走るのは自分でやってもらう、ってくらいのバランスがちょうどいいかなと思います。エガちゃんが自分をむしろ弱いもの、持たざる者だって自分を言ったのは、理解者の存在なのかしらねえ。髪の毛白くなってるしリシテアちゃんみたいなことあったんかな。君は人が立ち上がる力を信じていないんだなってディミトリいうんですけど、やはり人間不信なのかしら。
•えっここで相手決めるの!?!セーブしてないよ!!やり直し!
•とりあえずディミトリにした
•ヒューベルトアッシュのクリティカルで一発で昇天してしまった
SRPGって構造上ラスボス戦をラスボスむっちゃ強くして熱くするの難しいから大変だなーと思ってどんなのかなと思って挑んだけど、えがちゃんにたどり着くまでが一番ハラハラしたな ちょうどいいバランスだった 曲が今までのフレーズたくさん入ってて胸熱だった!!
•なんかバケモンになったエガちゃん
•死に際まで手を取らずに逝ってしまわれた…分かり合えず悲しいね..信念に生きたね..でもディミトリくん、たぶん怪我した時はすぐ抜かない方がいいと思う
•おわたー!生徒たちがみんな結ばれてったよ
•謎がけっこうめっちゃまだあるよね?レア様なんだったの?主人公なんだったの?いろいろ、、他のもやれってことだな!
•キャラごと雑感

ディミトリ
ずっと前から闇堕ちイケメンってことだけ知ってたキャラ。好きだろうなと思って買うきっかけになった程なのだが、やってみると意外と推しにはならなかった。いや、もちろん闇落ちを見守るのはめちゃ楽しかったですよ!
バトル面はなんかとにかく力が強くてフェリクス以上にどんなやつでもワンパンで倒してくれるゴリラって印象でした。強い。見た目は馬に乗ってた方がカッコよかったので後半馬に乗れなくてかなC

ドゥドゥー
忠実な盾でした。知らなかったんですけど外伝やってないと死んじゃうのか。彼の支援会話は失われてしまったものとの付き合い方の話が多くていろいろ思うところが多かったですね。
バトルだと序盤は頼りにしてたのですが後半抜けてた間にイングリットが回避盾として完成されてしまい後半はベンチあっためてました。ごめんよドゥドゥー。だって魔法で溶けちゃうんだ君…

フェリクス
こういうやつがギャップ萌えの宝庫だって予期はしてましたし、意外性という面ではあまりなく堅実なギャップ萌えだった(意外な面があるのがギャップ萌えなので日本語がおかしいんですけど、わかってくれるはず、、なんというか裏返し方が素直)のですが、それにしても思ったよりもグッと来てしまいましたね。彼の考え方に終始同意してましたし応援してました。単独でも好きですが、私はアッシュとの組み合わせが好きです。素直とひねくれの組み合わせからしか得られない栄養ありますからね。アッシュの素直さがフェリクスの出汁をだしてくれるし笑、フェリクスといることでアッシュの素直さがより輝いて見えるとおもう。互いにリスペクトしてる感じの関係好き。BLじゃなくてコンビものの漫画とかを一生読みたい。
バトルではマジで頼りになる特攻隊長でした。大抵ワンパンしてくれる。特に考えずにテキトーに手に入ってた行軍の指輪のおかげで色んな敵を叩きのめしてくれました。エピタフつよい。

アッシュ
素朴で素直でピュアで輝いている…ほっこりするキャラです。見守りたい。誰かとセットになることで輝くキャラだなと思います、相手の良さを引き出してくれる。ただ、ロナート卿がどうしてあんなことしたかって答え出てる感じでいいんですかね?まだいまいち掴めてない笑
バトルでは大変お世話になりました。序盤からラストまで、遠いところの敵を倒してくれて本当に助かった。あんな穏やかなのに遠くから確殺するの、かっこいいよな。ボウナイト最強だし、むっちゃ頼りになった。なんどアッシュに助けられたか…

シルヴァン
支援会話での衝撃の闇告白により引いていたが、なんかラスト付近の戦いやってる間、いろんなことあったし、お前の言葉確かに怖かったけど、でもお前もいろいろ頑張ってきたんだよな、、ここまで長い間一緒に戦ってきて、ダークナイトになって、敵を倒したり盾になったりしてくれて、、、みたいな感情を抱いて、、なんか走馬灯みたいな感じで、、で、なんだかんだこう、幸せになれよ!って思えました(何から目線?)謎の感慨。笑シルヴァンはイングリットとの組み合わせが好きですね。
バトルではめちゃ強ではないけど移動距離も長めで小回りがきき、結構頼りになりました。

メルセデス
ふわふわお姉さん、メルセデスに勝てる男性いない説。色んな意味で癒し系だったな。ローレンツ君との支援会話が案外好きでした。バトルでは足が遅くてあんましレベル上げてあげられなかったな、、

アネット
頑張り屋さん、アッシュと並んで素朴で元気な子で、暗めの二部では結構救いだったと感じました。前向きな発言が心を上向きにしてくれるなーと。バトルではリシテアちゃんが強くて後半ベンチあっためてました(その2)。ごめんアネット。

イングリット
生真面目女子(ただしギャップ萌えあり)って感じでした。私が一番ギャップ萌えを感じたのはシルヴァンへの態度です。雑でいいよね。幼馴染!って感じが一番します。あとご飯好きなのかわいい。バトルでは最初そんなつもりなかったのに最後いつの間にか回避盾として大成し、めちゃくちゃお世話になりました。機動力も半端なくて、二週目でも多分お世話になる。

ベルナデッタ
会話と声が面白くてスカウトしちゃった子。スカウト後も確実に会話と声が面白かった。ボウナイトまで上げきれませんでしたがやはり弓は強い。

ローレンツ
最初に色んな生徒に声かけてった時一番気になった(おもしれー奴)のでスカウトした。セリフがいちいち面白いのにでも目指している先は心底真面目でそこの差にじわじわと灼かれていきました。まあ推しだと思うが金鹿をやってないのにそんなこと言えないと思うので二週目は鹿やります。偉そうだけどよくきくとそんなに嫌味なやつではないという絶妙なバランスの一部の時点でにこにこでしたが二部の見た目の変化にやられてしまいました。あと理想に向かって頑張る人に弱いんですよ、、あとやっぱりおもしれー奴ってところもポイントでかい。ドヤ顔が似合う。こういう人のな…心が折れるところをな…み..みたい
バトルでは離脱期間のせいで最上級職まで上げてあげられなかったな。

リシテア
多分見た目がかわいいってのが8割でスカウトした記憶があります。あとセリフもまとも(そんな癖強くなさそう)だったから。予想外の辛い事情持ちでした。これ女主人公だと治してあげられないってことになるんですかね?つらい。常にドライな視点で冷静に物事を見てくれるコメントをくれてある種勉強になるなーと思って聴いてた。
バトルではめっちゃ強くて頼りになった。

マリアンヌ
あまりにも暗くて事情が気になりスカウトした。二部でようやく判明。だんだん元気が出て生きる目的を見出せるようになっててよかった。
バトルではうまいことレベルが上げられず中途半端になっちゃった。金鹿ルートでは活かしてあげたい。

先生方や教会メンツぜーんぜん支援見てないんだけどいつか見ないとな。

ということで金鹿🦌行ってきます!

 

Chants of Sennaarをクリアしました(ネタバレあり感想)

ゲームについて

フランスのRundiscが開発したパズルアドベンチャーです。ジャンル名だけだと何がなんだが分かりませんが、ざっくりいうと言語解読ゲームで、全く知らない言葉を話す世界に放り出されて、道端にある標識や、会話を聞いたりして、文字が何を指すのかを推測して解読しつつ、ちょっとした謎を追っていくゲームです。

store.steampowered.com

きっかけ

Twitterで流れてきたか、おススメだったか忘れてしまったのですが、言語解読ゲームだっていうのを概要で知り、もともとそういうジャンルにとっても興味があった上、レビューでも非常に好評だったので、セール時に何も考えず買いました。

感想

約12時間でクリア!やー素晴らしかった!言語解読というゲーム性はもちろん100点満点、期せずしてストーリーも爽やかな読後感で素晴らしく、グラフィックも良い味を出していました。ギミックなどの誘導も丁寧で、何すればいいかわからないシーンはほぼありませんでした。ローカライズも全く問題なし。難易度もちょうどよく、詰まってしまいそうなシーンはほぼないと思います、本当に最悪は総当たりできるし。思ったよりもステルス要素が多かった点くらいかな、気になったのは。手放しに勧められる作品ですね!

・ストーリー

終盤までは、世界観についてちりばめられた謎はありつつも、そんなにはっきりしたストーリーはなかったように感じていました。もちろん、上の階層はどうなっているんだ?という点ではすごいわくわくさせられましたし、最上階にたどり着いたときの「えっ!?」感はすごかったです。笑上の階に行くほど、幸せってなんなんだろうなってなんだか考えられされました。

画面が砂嵐の人、怖い

ただ、最上階にたどり着いてあそこの扉を開けてネタ晴らしされた後からは、「断絶せず、互いを分かろうとし、異なる人々と手を取り合う」というのがメッセージ、テーマなのかな、とはっきり感じられて、これまでは単純に興味本位で言語解読をしていたけど、それが異なる階層の人々をつなげる手段となったときに、なんだか嬉しくなりました。

このゲームでは、物理的な断絶と、認識的な断絶の二つがあるなと思いまして、問題なのは後者のほうですよね。後者は、例えば一番露骨なのが2階と3階、兵士は音楽なんて好きじゃないでしょ、馬鹿だよね、入らないで!っていうやつ。端末で翻訳してあげてここの誤解を解いてあげられたときは特に嬉しかったな。兵士が一番使命にとらわれているというか、自由がない感じがしたので。あと、音楽って非言語コミュニケーションなんですよね、そのおかげでいろんな階層を繋ぐ手段になっているのかなと思いました。あ、言葉のいらない「遊戯」もそうですね。

音楽聞けて良かった。 左の兵士が肩を揺らしているのが可愛すぎる

兵士は来て…いいよ!

物理的な断絶は例えばモンスターが出たことによる3階と4階の断絶で、二つの階層はもともと兄弟だったという話もありますし、ここは予期せぬ事故で分断されたのかな?と考察しています。ここは兵士の強みを生かすことで脅威が排除され、「互いの良いところを尊重し、生かす」ことで手を取り合えているのがすごくいいなと思いました。

結構豪快に研究対象にしていて笑った

同じように、再序盤エリアの、「植物が枯れちゃうよ~」って言ってた人も、学者さんのおかげで無事たくさん生えて、よかったなあと思いました。こういう、ほっこりした温かい感情を得られる素敵なゲームでしたね。

もさもさ!

あと、主人公まさかの人造人間オチは、結構びっくりしましたが最後に今までの演出を振り返るとなるほどな~と。初め地元なはずの起きた場所の言葉何にも知らないこととか。そんなやつでも最後に少年と絆が生まれててなんだかよかった。

仲良くて嬉しい

ただ、最後の一個手前、洗脳マシンで幻覚バーゲンセール!のシーンは、こういう演出(世界がバグる系)は好きなので楽しませていただいたんですけど、ストーリー的にはこれ居る?って感じで、考察できてません笑。手を取り合えなかった未来・・ではないですよね。孤独の民のAI?的なアレの嫌がらせですよね。

他のサイトさんで、モンスターは孤独の民が変化したものっていう考察があって、でも確かに最後に兵士が捕まえて研究してる部屋には人に戻そうとする画がカンバスに書かれてたり、あと四階で扉を開く鍵の式を見つけた錬金術師がおそらくモンスターにやられたっぽいのは、孤独の民が孤独でなくなるのを拒絶したからなのかな?とか思いました。

最後の追っかけも怖かったけど個人的にはココの墓が一番不気味だった

・ゲーム部

架空言語ですが、それぞれが本当によくできていて、解読するのがただの暗号時ゲームではなくきちんと「言語」解読になっているのが特に面白かったポイントです。

例えばあたりまえですが、ちゃんと文法が違って、それぞれにルールがあるんですよね。例えば複数形。一階の人たちにはそもそも複数形を表す接頭語がなくて、「人々」を表したいときには人を2回重ねて使うしか表現方法がなく、またそれ以降の階層には、あるけど語順が違う場合があるとか(前に着けるか、後ろに着けるか)。接頭語って便利なんだな~~って、普段言葉をこうやって分解して感じることってなかなかないので、めちゃめちゃ面白い。あと、生活が違うと、性格が変わり、言語にもそれが反映されて、よく使う単語がまた変わってくるのも面白い。一見優雅なふるまいをする3階(遊ぶなんて単語がある)に、唯一罵倒語(愚かな)があるのが、なんだかすごい含蓄があるなと感じました。でも確かに、「美しさ」を愛するようになったということは、「醜さ」を嫌うようになったことでもあるよな~とか。あと吟遊民は自分のこと馬鹿にしてきたりだましてきたり性格が悪いイメージがあります(怒り)。笑あと文字の形も性質を表しているようで面白い。兵士は固い印象があるし、吟遊民はカリグラフィーっぽくて優雅な印象、学者さんはそのまま化学式っぽさみたいなのを感じます。孤独の民はものすごく古代な感じもしつつ、逆にデジタルな感じもする。

あと、会話や標識などからだけではなく、文字の形で意味が推測できるようになっているのが、本物の文字っぽくてすごく楽しかったです。象形文字の傾向が多いのでなおさらですね。例えば「動詞は四角いな(兵士)」とか、「匚のなかに文字が入っているから、中の文字と関連しているだろう(教徒)」とか、「壁画の絵の形が似ている文字がある(多数)」とか。そもそもの現実世界の私たちの普段使う文字たちの成り立ちも知りたくなりました。現実で言うと、海外旅行して、中国語のメニュー見て、全然わかんないけど魚偏だから魚のなんかだろ!とか推測できる時とかみたいな楽しさがある。

また、言語によっては複数の意味が1つの文字になっている場合もありますが、この「同じになり方」も、違いを表していて非常に興味深かったです。現実世界でも、例えばこれとこれ同じなの?とか、これわざわざわけるの?用途によって変えるの?っていう、例えば日本語では蝶と蛾は違いますがフランス語では同じとか、逆に日本語では牝牛と牡牛はメス・オスと牛で合体した単語ですが、英語ではcowとbullで、全く違う単語だったり、「運命」とかも、destinyとかfateとか、「復讐」もrevengeとかvengenceとかavengeとか。ほかにも、虹色が国によって何色あるのか違ったりとかしますが、こういうのって、人々が「分ける必要があるから」別単語になっているわけで、つまり物のとらえ方が人々によって違うのが言葉に反映されているんだと思うんですよね。私が好きなのは一階の教徒の単語の、"行く"と"上"と"大いなる"が同じになるのが、はじめこれに苦戦させられた(この三つを同じ単語に想像できなくてなかなかあてはめられなかった)んですけど、分かった後は面白いなと思いました。これ、母国語の違いで苦戦する箇所違いそうですね。面白いな。逆に、自分と他人を表す単語はどの階層にもあるのはもちろんですが、「死」はほぼすべての言語にあるのも、人という生き物である時点で皆死ぬのは共通なので、そこには違いが生まれないのも興味深いですね~。またEDで、すべての言語において、おそらく「最も大事なもの」にはすべて四面体で作られる図形が含まれているというのが表されていたのには感動しました。たぶんこの塔の人たちは異国の人々も入ってきてはいますが文化的にはきっと各階層で受け継がれていったものもあったと思うので、そういうところで語源を同じくするが意味が変わっていったもの、みたいな感じ伝わっていったのかな~とか考えるのが楽しいし、ほんとこのゲームの言語よくできてるなーって思います。

神/使命(兵団)/美しさ/変化・合成/孤独(孤独の民)

あと文法がしっかり違うのがとっても面白かったのですが、正直吟遊民のがいまだによくわかってないです笑目的語や動詞の順番がなんかいまいち理解できておりません。ただ、この「"私にとって"分かりやすい文法と分かりにくい文法がある」というのに気づいたとき、あたりまえですが私もある国のある言葉や文法を使う民であるんだなというのをなんだか強く実感しました。それぞれの階層でそれぞれの話だけ聞いてた時は、これはそんなに強く実感しなかったんですよね。各階層を比較して翻訳しようと思ったとき、読み解くのではなく半分自分で文章を作らないといけないため、この時初めて"文法"を強く意識したんだと思います。なので言語習得にはやっぱりアウトプットが大事なんだな、使う頭が全然違うんだな~というのも実感しました。

あと、孤独の民たちの言葉は、話されなくなって失われつつある、っていうのが、当たり前ですが言葉というのは使う人がいなくなると意味もわからなくなって伝わらなくなり消えてしまう儚いものなんだな、、というのを実感しました。現実でもありますよね。

・グラフィック

ゲーム性には全く影響していないが、このゲームらしさの半分くらいを占めていると思う、特徴的なグラフィック。どこをとってもポスターになるような、印象的な映像は、独特な空気感・雰囲気を作りだす一因となっていて、非常に良かったと思います。いちいち見とれていました。一階層は特に、砂漠の熱気、太陽の刺すような激しい光が、こんなにシンプルな映像なのにはっきりと感じられて、本当に表現力がすごいな~と思います。流石フランス。

ここの夜空が好き

熱気の中のオアシスのような空気が感じられて好き

・好きな人々

一階層の、音楽に合わせて揺れているこの人が好きです。「音楽」を教えてくれた人でもあります。一階層ははじまりの地であることもあってなんだか人々にちょっとだけ思い入れがあります。

音楽に合わせて揺れていてカワイイ

二階層はここのジョークを言う二人が印象に残っていて、はじめ何言っているかわからないときはなにわろてんねんってなったんですけど、単語が半分くらい分かった段階で何言っているか大体わかって、完全に理解してからは一緒にガハハって笑ってました。この経験で、ジョークって、共通概念や言葉があることで初めて成立するんだなってのが、実感として得られたのが面白かったですね。

ガハハハ!!!!

三階ではこの二人がゴキゲンで好きでした。何言っているかわからない段階でもまあ楽しいこと言ってんだろうなって大体イメージできたし実際そうだったので、なんか言葉が分からなくてもわかる事ってあるんだな~ってしみじみしました。

俺たち兄弟♪

まとめ

皆で同じ日を見る

あらゆる面で非常によくまとまった、お手本のようなゲームでした。ゲームでほしい栄養素が大体摂取でき、大変ありがたかった。「言語解読」という面白さを、難しくなりすぎず手軽に楽しめるので言語解読に興味がない人にも、あらゆる人にやってほしい。沼に引きずり込みたい。とってもいいゲームでした。製作者の方々に感謝!

あと、製作者の方のインタビューがあったのですが、影響を受けたゲームにOuter WildsとReturn of the Obra Dinnがあり納得。特にeturn of the Obra Dinnは非常~に得られる栄養素が似ているゲームだなと感じていたので。どちらも、知識欲、知りたいという好奇心に純粋に突き動かされるゲームですよね。あと、知らなかったものを知ることでフィールドの情報の解像度が上がっていく楽しさ。このゲームもその好奇心を大いに刺激してくれました。

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